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tabisuki
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年末年始にどこか行きたいなと思っていろいろ考えてみたところ
「ベトナム縦断」
をしてみることにした。休暇は取れても一週間くらいだと思うけれども
ホーチミンからハノイまで縦断してみたい。
ベトナムには行ったことが無いのでいろいろ調べてみよう。

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ベトナムについての基礎知識をほとんど持っていないが年末年始ということでとりあえず飛行機のチケットだけは先にとっておこうと思う。
縦断をするので、ハノイに入ってホーチミンから出るか、ホーチミンに入ってハノイから出るかのどちらかだ。
DeNAのサイトでいろいろ調べたところベトナム航空で

12/28  成田→ハノイ(乗り継ぎ)→ホーチミン
1/4   ホーチミン→羽田

を予約することが出来た。サーチャージ込みで一人約7万円。ちょっと高いけれど年末年始ということで仕方ないか・・・。
航空チケットを抑えることが出来たので、どうやって縦断するか?どこの町に寄るか?などはおいおい調べていこう。

ベトナム統一鉄道には乗りたい。だけれど全区間鉄道も面白くない。滞在日数も限られているため、行きたい都市と日数を考えて寝台列車や寝台バスも利用することにする。


ホーチミン(泊)

 ↓    寝台列車(泊)

ニャチャン(泊)

 ↓    寝台バス(泊)

ホイアン

 ↓    バス

ダナン(泊)

 ↓    列車

フエ

 ↓    寝台列車(泊)

ハノイ(泊)

ということにした。スケジュールも決めたし、宿を予約していこう。
ちなみに、シンカフェに代表されるカフェ系のオープンツアーバスだと安価で縦断できるみたい。安く縦断するのなら全区間バスってのもありだね。
ブラジル旅行の時に不便だったのがwifiがホテルなど限られた場所でしか使えなかった事だ。英語があまり通じないブラジルの旅は不安だったためwifiルーターを借りようと思っていたのだが、ワールドカップということで一般客やメディアが大勢ブラジルに渡るためwifiルーターはどの会社も品切れだった。
今回のベトナム旅行でも途中調べたい事がたくさんあると思うので早めにルーターを手配することにした。イモトのwifiで8日間借りて1万円ちょっと。これで安心が買えるなら安いもんかな。

ネットでいろいろ調べてみるとベトナム統一鉄道のチケットは乗車駅でしか買えないらしい。初日はホーチミンのホテルに宿泊なので到着日にサイゴン駅に行ってまとめて3区間分買おうと思ったけど無理みたい。年末年始のベトナムにどれだけ観光客が行って寝台列車に乗るか分からないがチケットが買えなかったらスケジュールが破綻してしまう・・・。
手数料がかかってしまうが、最初の

サイゴン(ホーチミン)→ニャチャン

だけは旅行代理店に頼んでチケットを買っておくことにした。
現地にある「TNK&APTトラベル」に相談してみる。

http://www.tnkjapan.com/

SE4寝台列車
サイゴン22:00→
ニャチャン04:52

に乗りたいのだが
TNK&APTトラベルの担当者の方に聞くと年末年始は混雑して購入を断られる事もあるそうだ。SE4はもともとサイゴンからハノイに行く目的の列車なのでニャチャンに行きたいのならば

SNT2寝台列車
サイゴン20:30ニャチャン05:30

というのがあるらしくそれを予約してもらった。手数料込みで2人で66ドル。チケットはホーチミンに到着した翌日の朝にオフィスまで受け取りに行くことにした。 
今日乗る飛行機は10時成田空港発のベトナム航空だ。朝5時に家の前からタクシーに乗って最寄りの成田空港行きバス乗り場へ向かう。年末年始を海外に脱出するつもりなのか、まだ暗い夜明け前なのにバス停には結構人が並んでいる。バスのチケットを買おうと思ったら空港行きバスはいつの間にか予約制になっていて焦る・・・。受付の人も「予約してないのですか?」と困惑気味。まだ空きがあってなんとか乗れた。・・・良かった。この時間だと渋滞もなく成田空港には7時頃到着した。



空港の玄関には正月飾りがあった。今回は日本で新年を迎えないボク達にとってはなんか実感が湧かない。毎年大晦日は「紅白歌合戦」を見て、正月は録画した「笑ってはいけない」を酒をたらふく呑みながら見て笑い転げるのがここ何年かの習慣なのだ(笑)







まずベトナム航空のカウンターでチェックインして荷物を預けた。今回もバックパックの旅なのだが貴重品を小さいバックに入れて機内持ち込みにし、バックパックは預けることにした。まぁ着替えなど大したものは入ってないしね。
その後「イモトのwifi」を借り、薬局で風邪薬を買っておく。ベトナムは思ったほど暑くないようだ。



 




搭乗まで時間があるのでラウンジで休憩することにした。Dinarsカードで入れる大韓航空のラウンジに行ってみると・・・アルコールが飲み放題だぁー!嬉しいです。これまで利用していたクレジットカードで入れる空港ラウンジとは雲泥の差だな。しばらく日本食を食べれないと思うのでカップヌードルとオニギリとビールで朝ごはん。高級ウイスキーも飲んでみる。





10時発のベトナム航空エアバスA320に乗ってハノイ到着は現地時間の15時頃だ。今日の最終目的地はホーチミンだが直行便が取れず、ハノイでトランジットする。



 

上空は天気が良く富士山が美しい。しばらく日本とお別れだ。雪化粧をした山々を眺めながら早速ベトナムのビールを呑む。


昼過ぎに機内食が配られる。ビールと赤ワインを呑みながら食べていると後ろの席のおじさんがリクライニングするなと言ってくる。どこの国の人か分からないけれど、少ししか座席を倒していないのに・・・前の座席も倒してくるので自分も倒さないと狭いじゃん!嫌な席に当たってしまったな・・・。





そうこうしているうちにハノイのノイバイ空港に到着。バゲッジクレームで荷物を待つがなかなか出てこなかった。やっと荷物を受け取り、入国審査をした後ホーチミンまで再度荷物を預けて空港ロビーでイモトのwifiルーターのスイッチをONにした。ネットが繋がるというのはやっぱ安心だなぁ・・・。





ベトナムドンを持っていないのでとりあえず2万円をエクスチェンジ。今日のレートで352万ドンだ。何箇所か両替所を見て回ったが同じ空港内でも両替所によって随分レートが違うな・・・。





空港内を散策しているとカプセルホテルみたいなのがあった。これはそんなにスペース必要なさそうだし結構快適な感じがする。日本の空港や駅などにもあればいいのに。





小腹が空いてきたので空港内の食堂でチャーハンとフォーと水を頼んだ。しめて120000ドン。600円ちょっとかな。フォーは美味しかったけれどチャーハンはイマイチだった。唐辛子がすごく辛く水をガブ飲みしてしまった。



国内線の搭乗ゲートに入りカフェでベトナムコーヒー飲んでみた。一杯50000ドンくらい。50万ドン札を崩そうと思ったけれど「小さいお釣りがないから無理」と言われた。ベトナム紙幣は単位がデカイからなかなか使いづらい。デノミすればいいのに・・・。練乳をたっぷり入れるベトナムコーヒーはやっぱり甘いな・・・。





20分遅れの1820ハノイ発ホーチミン行き飛行機に乗る。軽めの機内食を食べているとホーチミンの夜景が見えてきた。2030頃ホーチミンのタンソンニャット空港に到着。南に位置する分、ハノイより蒸し暑いな。





荷物を受け取り空港のタクシー乗り場に出るが、ちゃんとした待合列が無く皆がどんどん勝手に呼び止めて乗っていく。ボク達もなんとかメータータクシーを呼び止め今日の宿があるブイビエン通りに向かう。ブイビエンのエリアはホーチミンの安宿街だ。今日の宿ももちろん安宿(笑)。

 




空港からブイビエン通りまで157000ドンだった。チップを1000ドンプラスして払い今日の宿「サイゴン・イン」を探す。比較的新しいホテルだが通りから奥まっていてとても分かりづらい。Booking.comで予約して約3000円。写真にあるように薄暗い通りを中まで進んで行くのだ。初めてだとちょっと怖い・・・。





部屋に荷物を置き、ブイビエン通りの店でゴハンを食べる。この時間はいろんな店の前に椅子やテーブルが置かれ、道沿いが即席屋台になる。サイゴンビールを呑み、ベトナムフードも食べて、しめて96000ドン。500円ちょっとかな?移動屋台で売っていた30000ドンの焼き栗も買ってみた。塩味が効いていて美味しい。

 
食事の後に路地裏にある店でマンゴージュースを買ってみた。好きなフルーツを選んでジュースにしてくれる。今までの人生で飲んだマンゴージュースの中で一番美味しいかも。これで20000ドンは安い。毎日でも飲みたい!ホント東南アジアはフルーツが美味いよなぁ。

 


東南アジアは食べ物だけではなくマッサージも最高だ。30分で100000ドンと看板に書いてあったマッサージの店でフットマッサージをしてみる。600円くらいか?なんか怪しいネオンの廊下を通り部屋に入って着替える。メチャメチャ気持ちいい。幸せだ〜。
幸せな時間を過ごし支払いをしようと思ったらチップを要求される。アジアなのにマッサージもチップが必要なのか?タイでも道端でやっているマッサージはチップ必要無かったけれど、ちゃんとしたお店だとチップ要求されたもんな・・・。
チップはマッサージ料金と同額の100000ドンも要求された・・・そんなに払うわけないじゃん!20000ドンしか持って無い!と言ってそれだけチップを払った。チップって満足した客が誠意で払うものじゃないのか?日本人に馴染みの少ないチップ文化はホント無くなって欲しいよ・・・。

明日に続く。
 

朝ゴハンを食べに行くことにした。昨日は暗くなってからこの路地を入ってホテルに到着したので不安以外の何ものでもなかったのだけれど、この狭い路地は風情があってなかなか良いじゃん。また、迷路のように歩き回って表通りからホテルまで辿り着くこの狭い路地には、平気でバイクが中まで入って来てすれ違っていく。





路地を出た表通りの場所にも屋台がありフォーを食べる事にした。この屋台は麺やスープがインスタントだったけれどパクチーやモヤシがたくさん入っていてすごく美味かった。一杯25000ドン。満足満足。

フォーを食べたあと、通りを歩いているとココナッツのお菓子を売っているおばちゃんがちょっこり道端に座っていた。せっかくなので1つ食べてみる。10000ドンなので50円ちょっとかな。美味しい。





何やらTVで見たことがある顔の日本人がいたのでよく見てみたら庄司ディレクターだった。CXの「世界行ってみたらホントはこんなトコだった!?」の名物ディレクターだ。ボクはこの番組が大好きでよく見ている。世界中のいろいろなトコを知ることが出来、ボクの「死ぬまでに行ってみたい所リスト」にどんどん新たな場所が追加されていく・・・。今回、たまたまベトナムでのロケ現場に遭遇したのだ。「いつも見ています!頑張ってください!」と言って握手をしてもらった。
(注)セカホンの部分はオンエア後に追記しました



 

タイのバンコクと違ってベトナムのホーチミンは路地裏が面白いなと思った。狭い通り沿いにフォーの屋台もたくさんあるし、生肉や生魚を売っている店、八百屋、散髪屋・・・いろいろあって楽しい。

 


昨晩マンゴージュースがメチャメチャ美味かったジュースの屋台に行って、今度はドラゴンフルーツのジュースを買ってみた。20000ドン。マンゴーも美味しかったけれど、ドラゴンフルーツも美味い。日本ではなかなか飲めないよなぁ。



デタム通りにあるTNK&APTトラベルに行って、日本から予約しておいたサイゴン→ニャチャンの寝台列車の切符を受け取った。ここはバックパッカーエリアにあり今回のホテルからも近くて便利だ。



担当の柳澤さんから、ベトナムでナメられないよう現地の言葉も教えてもらった。何かあればこの言葉を言うと大丈夫・・・と。また、よく食事に行く美味しいお店も教えてもらった。とても親切にして頂いたので今度ホーチミンに来た時にはまたお世話になろうと思う。


一旦ホテルに戻ってチェックアウトをすることにした。途中、大音量の歌声が後ろから聞こえて来たので振り向くと、カラオケ屋台?のお兄さんが歌いながら歩いていた。公園には健康器具が置いてあり、若い人からお年寄りまで運動して汗を流していた。
ホテルのフロントのおばちゃんにチェックアウトを頼むと「支払いがまだだよ」と言われた。支払い済みのはずなので、予約したBooking.comのサポートに電話して確認してみたが、何故か払われていなかったようで、フロントで再度クレジットカードで支払った。ブラジルの時にはIP電話を登録していなくて日本へかかける電話に困ったという苦い経験があり、今回は旅行前にSMARTALKを登録しておいた。wifiが使えれば日本の電話番号にもかけることができ、電話代についても国内通話と同額で安心だ。



 

 



 

ホーチミン最大のベンタイン市場に行ってみた。ボクはどこの国に行っても市場や地元のスーパーには行くようにしている。観光客相手の店ももちろんだけれども、現地の人の生活をちゃんと見てみたいのだ。市場で値切り交渉をするのも楽しいしね。



観光地なのでTシャツもたくさん売っていて、アップル風やスタバ風(あくまで風ね・・・)の良さそうなTシャツを買ってみた。97000ドン。後で気づいたのだけれどこの店は市場の入り口近くのエリアにあり「FIXED PRICE」という看板を掲げてあってちっとも安くならなかった。同じデザインのものが別のエリアだと53000ドンだった。しまった・・・。買うのならば「FIXED PRICE」エリア以外だな・・・。



ベトナムと言えばコーヒーも有名なので、自宅用とお土産にベトナムコーヒーを買ってみた。豆が200グラムで専用ポットがついているものを2つで220000ドン。美人のお姉さんに安くしてもらった。




今回の旅行ではサンダルを持って来ていなかったので靴屋に行ってサンダルを買った。東南アジアによくある「どう見てもパチモノでしょ!」と思われるブランド靴が所狭しと並べられた店でコンバースの茶色のサンダルを買った。なかなか履き心地がいいな。









ホーチミンは海に面しているので魚介類も豊富だ。ベンタイン市場にも魚介類がたくさん売っていた。写真にあるようなカニの山盛りを「パクッ」と食べてみたいな。





市場の食堂でランチにエビとビールを注文した。合わせて160000ドン。見た目は美味しそうだったのだけれど、ちょっとこの店はハズレだった。エビがなんか砂の味がして美味しくなかった。市場の中には他にもたくさん食堂があるので今回はたまたまハズレだったのかも。





海を見ようと港を歩いていると「サイゴン湾のクルーズしない?」と呼び止められ、ちょっと面白そうだったから乗ってみることにした。水上マーケットもあるらしい。






ボク達だけを乗せたボロ船は港を出航しドス黒い湾の上を進んでいく。船頭のおじさんはなんか怪しい。埠頭に見えるコンテナ貨物やいかにも怪しそうなオトコたち・・・ボクたちは社会主義国に来ているんだという実感が湧いてくる。このまま拉致されないだろうか・・・?






水上マーケットだか水上生活者の家なのだかよく分からないエリアを通り過ぎ、社会主義国の象徴である赤い旗がど〜んと描かれている大型船の横を通りすぎ・・・どこに連れて行かれるのだろうか?と不安になっていたところ・・・



恐怖に怯えながら、ダルそうに足先で舵をきっていたおじさんを見ていると、出航地点に近づいてきた。





なぜか水上マーケットには連れて行ってもらえなかったけれど、無事に陸地に上がることが出来てやっと安堵したのである。もともと計画になかったサイゴン湾のクルーズ・・・近代的な街に生まれ変わる途上のホーチミンを湾の上から眺めることが出来て良い経験ではあった。











夕暮れの街を歩いていると西洋建築の建物もいろいろあった。フランスの植民地のなごりかな。そんな中、工事現場に日の丸が・・・日本の援助(ODA?)で地下鉄を建設しているみたいだ。便利になるのだろうけれど、あんまり近代的になりすぎるとちょっと寂しいな・・・。








トイレに行きたくなったのでコーヒーショップに入ることにした。スタバの目の前にあった地元(?)のコーヒーショップ「MY LIFE COFFEE」にあえて入ってみた。そこでエアコンに涼みながらしばらくノンビリした。コーヒーは一杯42000ドン。

 




仕事の帰宅時間になってきたのか、道路にバイクが溢れかえってきた。TVでやっていたけれどベトナムでは車を買おうとすると税金などが高くて例えば100万円の車だと300万円になり、庶民には到底手が出ないらしい。それでバイクが街に溢れかえっているのだけれど、今後、国民所得が増え、地下鉄など公共交通機関が発達すると、バイクが溢れているベトナムのおなじみの風景もだんだん見れなくなってくるのだろうな・・・。

 

バインミーを屋台で購入。20000ドン。フランスの植民地だった名残でバケットが超美味しい。日本のバケットは硬いのが多いけれどベトナムのはそんなに固くなかった。



 

夕飯はTNK&APTトラベルの柳澤さんに教えて頂いたお店に行ってみることにした。サイゴン駅から20:30に出発する寝台列車に乗るためあまり時間はない。デタム26にあるというそのお店を探して随分歩いてやっと到着。急いでビールとエビとかた焼きそばを頼んで食べる。合計で172000ドン。オススメだけあって美味しかった。






ゆっくり食事をしたかったのだけれど急いでホテルに戻り、預けていた荷物を受け取ってタクシーに乗り込んだ。「ガーサイゴン〜!」と運転手に伝え夜のホーチミンの街を急いだ。駅は想像していたものより小さかったが年末だからか人はたくさんいた。




サイゴン駅の売店で水とビールを買った。夕飯はすでに食べているしニャチャンには早朝に到着するので食べ物は買わなかった。名探偵コナンやドラえもん、クレヨンしんちゃんの漫画も売っていて、日本の漫画文化はベトナムでも読まれているんだなぁとなんか嬉しかった。








20:30出発のSNT2はすでにホームにいた。重いバックパックを担いで列車に乗り込む。今日の列車の寝台は2段ソフトシーツの上段だ。2段なので空間が広い。下段にはベトナム人カップルたちがいた。「where are you from ?」と聞かれたので「japan」と答えた。



ベッドに寝袋を広げて自分の居場所を作り、貴重品なども寝袋の中に入れた。列車の係員がやってきてペットボトルのお茶をくれたので「フリー?」って聞くと「そうだ」と。
明日の朝は早いのでビールを呑んで早めに寝ることにする。

明日に続く。

#誰かの役に立つかもしれないので、サイゴン駅で撮った時刻表を載せておきます。

 

 

05:10ころベトナム音楽の車内放送で目が覚める。久しぶりの寝台列車だったのだけれどもとてもよく眠れた。寝袋をたたみ荷物を片付け、降りる支度をする。ニャチャン到着は05:30だ。






列車が止まり人々が降りていく。この列車はニャチャン終点なので全員降りるはずだ。駅を出ると駅前には寝台列車の到着に合わせてすでにタクシーがたくさん待機している。その中の一台に乗ってビーチ沿いの今日の宿まで行ってもらう。駅から宿までは2.5kmくらいの距離なのだが、ぼったくりで100000ドン。タクシーの運ちゃんも朝早くから起きて頑張っているのでまぁいいか。薄暗いうちにホテルに到着。今日のホテルは1泊約3000円。








チェックインはまだ出来ないので、ホテルに荷物を預け、トイレで歯磨きをした。
明日の夜、ニャチャンからホイアンまではスリーピングバス(寝台バス)に乗るつもりだ。ベトナムはシンツーリストなどカフェ系の旅行会社がたくさんオープンツアーバスなどを運行していて、ここニャチャンからも出ていると思う。日本でニャチャンのシンツーリストの情報をネットで調べたのだけれどもよく分からなかった。まぁ現地で探せばなんとかなるかなとは思っていたのだけれど・・・。フロントのお姉さんが「たぶんあっちよ」と教えてくれたので歩いてみることにした。早朝の街はいかにも「朝の風景」という感じだ。






ビーチ沿いの大通りから1本中に入ったところにシンツーリストを発見。到着したばかりのツアーバスがいた。オフィスに入りホイアン行きのスリーピングバスのチケットを買った。一人229000ドンでクレジットカード支払だと二人で471000ドンだった。手数料込みみたい。出発が大晦日なのでチケットが取れるかどうか不安ではあったけれど明日の19時出発、翌朝6時ホイアン着のバスチケットを無事にゲットできた。







日本で今回の旅行プランを立てている時には、リゾートにも行きたい!と思ってビーチリゾートであるニャチャンにも寄ることにしたのだけれども、この時期は結構寒くて泳げないことが分かったので水着を持ってこなかったのだ。しかし、せめてビーチの風を感じたいと思い早朝の海辺を散歩した。









街を歩いているとあちこちでホテルを建設している。ニャチャンは急激に経済が発展しているベトナムの大きな観光都市になっていくのだろうな。
ビーチ前にはホーチミンと同じく健康器具がたくさん置いてあり老若男女、多くの人が体を動かしていた。日本には病院はたくさんあるけれども街中にはこういった設備はほとんど無い。病気になってからの治療ではなく、病気にならない体づくりをするためにも、日本にもこういうのを見習ってほしい。・・・いろいろ利権があって難しいのかね・・・。

 






道端の屋台で朝ごはんにフォーを食べようと思って歩いていたのだけれども、ニャチャンはサンドイッチの屋台ばかりでフォーの屋台を見つけることが出来なかった。どうしてもフォーを食べたかったのでお店に入ってみることにした。この店は麺の種類や具材もいろいろ選べて一人15000ドン。早朝に食べるフォーは胃に染みるねぇ・・・。安くて美味い。






お腹が満たされた後は海沿いの通りからタクシーに乗る。「タップバースパ」に行くのだ。日本のTVで紹介していて行ったみたいと思っていたMUD BATH(泥風呂)がある温泉だ。タクシーの運転手には「THAP BA SPA」と言ったのに、別の高級スパのパンフレットを見せて「ここだよね?」とわざと遠いスパの名前を言われた。途中で気づいて「No!」と言うと運転手はしぶしぶ「OK、OK」と。危ない危ない・・・。ビーチからはタクシー代が92000ドン。スパ代は二人で1100000ドンのコースにした 。6000円ちょっとかな。V.I.P SPAは高すぎて・・・。

敷地内はいろいろ設備を作っているところだった。明日は大晦日。日本ではもう休みモードなのにね。次にここに来た時にはもっと立派な施設になっているのだなぁ。楽しみ。ちなみに今回のコースは泥風呂、フットマッサージ、温水プール、軽めのランチ、水着やタオルのレンタル込みだ。










美しい池のほとりを進んで行くとスパ用のフロントがある。そこで財布などの貴重品を預けて更衣室で着替える。日本の温泉とは違って専用の水着みたいな服を着るのだ。








階段を登っていくとMUD BATHのゾーンがある。まずシャワーを浴びてから泥が詰まった浴槽に浸かる。ここでちょっくらトラブル発生だ。ボクはギックリ腰によくなるのだが先ほど立ち上がるときに「ギクっ!」とやらかしてしまった。なんとなく重症なギックリに比べると30%くらいのギックリな感じがする。それでもちょっと痛い・・・。このベトナム縦断弾丸ツアーは今後大丈夫なのか?温泉に浸かって症状を軽くできれば・・・と祈るのだった。
泥風呂自体は比重の違いなのか、体がプカプカ浮きまくる。ミネラルたっぷりで肌もツルツルだ。朝早いからか、隣のドイツ人だかロシア人だかの老夫婦とボク達しかお客はいなかった。
昨日は寝台列車の移動でお風呂にも入れなかったので泥風呂は最高だった。30分くらいプカプカしながらノンビリ森の緑を眺めて気分がとても癒されたのだった。





泥風呂の後は、ミネラルハーブスパが45分。トウモロコシジュースとフルーツを食べながらハーブの香りのお湯に癒される。
その後はベトナムガールによるフットマッサージだ。至極の時間・・・。フットマッサージ自体はすぐに終わったのだが、別途150000ドンを彼女たちに直接払うと全身マッサージをしてくれる。たぶんこれらはスパが黙認している彼女たちの別稼ぎなんだろうな。マッサージはすごく気持ちいい。ギックリが痛いので腰を重点的に揉んでもらった。




マッサージの後は池のほとりにあるピザ屋でランチ。最初にもらったランチクーポンでピザかパスタを注文出来る。ちなみに333ビールは別料金だ。クーポンのピザはあまり美味しくないな・・・。




プールもあるのだが水着を持ってきていないし腰も痛いので入らなかった。







 




スパの後はポー・ナガル塔に行くことに。スパまでの行きのタクシーで見たローカルな雰囲気を味わいたかったのと、足腰を使うことでギックリの症状を重くしないため塔までの2.5kmを歩くことにした。



 

 

ポー・ナガル塔の入場料は一人22000ドン。入り口を入るとニャチャンへ新婚旅行に来ている日本人夫婦がいたので声をかけて記念撮影をしてもらった。「ホンチョン岬も良かったですよ〜」と教えてもらったので明日行ってみようかな。
寺院の中には女神像があって、とても神秘的だったのだけれども写真はNGぽかったので撮影しなかった。




寺院の高台から見下ろすと、河口に停泊する漁船の中にベトナム名物の手漕ぎ船を発見!ん〜ベトナムっぽい(笑)。
ポー・ナガル塔見学の後はタクシーで一旦ホテルまで戻った。念のために日本から持ってきておいた湿布を腰に貼り、コルセットで腰を固定して夕方まで部屋で安静にしておいた。











 

日が暮れてナイトマーケットに行ってみることにした。たくさんの店や屋台が出ておりとても賑やかだ。観光客もいっぱいいるのだが、聞こえてくる声はロシア語ばかりだ。社会主義国ということでロシアからの観光客も多いのだろう。ホーチミンではあまり感じなかったのだが、ニャチャンではロシア語表記の看板も多かった。



 


ナイトマーケットの屋台街を通るとイキのいいお兄ちゃん達が「ウチの店で食べてよぉ〜」と客引きをしてくる。あるお兄ちゃんに呼びとめられたが、明らかに隣の店の方が混んでいたので「ごめんね〜」と言って隣の店の席に座った。このお店でお腹いっぱい食べて飲んで190000ドン。隣の女性二人男性一人のグループはたぶんモンゴル系の人だと思うけれども、ボク達には食べきれないほどのすごい量を食べていた。

ナイトマーケットを出てすぐ近くにある果物屋でバナナパッションフルーツガバジュースを買ってみた。30000ドン。ホント果物美味しいなぁ。ちなみにこの果物屋でもメニューはベトナム語とロシア語表記だった。


ナイトマーケットを満喫してホテルに歩いて戻る途中、路上に人だかりがあったので何かと思ったら道端でおばちゃんがエビやカニを焼いてた。すごく美味しそうで周りの人たちも見ているのだけれども誰も買わない・・・。

いよいよ明日は大晦日。スリーピングバスの中で年を越します。
明日に続く。
 



昨日やってしまったギックリは朝起きてもあまり改善していなかった。少し痛い・・・。
でもホテルで安静にしてるのも勿体ないので、湿布を貼ってコルセットを強く巻いてニャチャンの朝の街に出てみた。今日は大晦日なのだ。
道端で将棋?を指しているおじちゃんたち、朝から大きな荷物を運んでるおばちゃん、日本の大晦日のような慌ただしさは見当たらない。






今日の朝食はサンドイッチにしてみる。値段は昨日食べたフォーと同じ20000ドン。スプライトを買って道端に座って朝食。
ベトナムドンの手持ちが少なくなってきたので両替をしようと思いシンカフェに行ってみたがホーチミンの空港よりもレートが悪かった。1円が155ドン・・・。近くにあるパームビーチホテルでレートを聞いてみると1円が170ドン。こっちの方が少し良いので2万円を両替した。





今日の夜は19時のスリーピングバスに乗ってホイアンに向かう。それまで観光をするのだが海水浴をするほどは暖かくないので自転車を借りて近場を巡ってみることにした。ギックリは痛いけれど跨ってしまえばペダルを漕ぐのは大丈夫だと思う。出かけることにしたのでホテルをチェックアウトし夕方まで荷物を預かってもらうことにした。
ホテルから歩いて5分の距離にあるシンツーリストに行ってレンタサイクルを聞いてみると1台70000ドンだそうだ。2台借りることにしてデポジット(600000ドン)の代わりにパスポートを預けた。10分程すると、どこからか自転車が運ばれてきた。見事にママチャリで結構ボロい・・・。




自転車を押して乗ろうとしたのだがやはりギックリが痛い。腰に負担をかけると激痛が走る。そこを我慢してなんとか乗って漕ぎ出すと腰への負担もなくなりうまく漕ぐことが出来る。海沿いのメインロードを風を受けながら走るのは気持ちが良い。一度止まると再び漕ぎ出す時に腰に負担がかかって痛いのでなるべく止まらないように進んだ。

 



最初の目的地は市の中心部から3.5km北にあるホンチョン岬だ。昨日ポー・ナガル塔で出会った新婚さんに教えてもらった観光地だ。結構距離があるけれども自転車なら行けない距離でもないし、ペダルを漕いでいると腰のリハビリになるかなと思う。途中でビーチの側を通ると日差しも強くないのに欧米人は元気に泳いでいた。海の沖に浮かぶ島にある一軒家や、海の真上に建っている家など、周りの景色を眺めながらノンビリ走っていった。






緩やかだけれども長い登り坂を越え、次に下り坂をペダルを漕がずに下りきったところを右に曲がるとホンチョン岬の入り口だ。そこから料金所がある入場口までは急な登り坂で自転車を漕いで登るには腰に負担がかかりすぎて無理だ。仕方なくギックリを庇いながら自転車を押して登った。
22000ドンのチケットを買って中国風の門をくぐった。







庭園を通り過ぎると海が開けていた。そして巨大な岩が見えてくる。これがホンチョン岬だ。
岬にある巨大な岩まで行ってみたいのだが、そこまで足元の悪い岩だらけの道をギックリの腰で岩を乗り越えながら歩いて行くのは不可能だと判断し、ボクは岬の入り口で待っていることにした。









一人でノンビリ空と海を眺めていると、先まで行っていた彼女が戻ってきて「岩を乗り越えなくても歩ける道があったから先まで行ってみない?」と言うので行ってみることにした。
岩と岩の間にある砂の道を歩いて行くと巨大な岩まで無事に辿り着けた。なかなかニャチャンに来る機会もないだろうから、今回岬の先まで行けて良かった。



岬の岩を眺めることが出来るカフェで休憩することにした。ビールと飲もうと思ってメニューを見るとハイネケンとタイガービールしか無かった。何故ベトナムビールが無いのだ・・・?








せっかくニャチャンに来ているのでランチは海の近くの店で海の幸を食べることにした。自転車で走りながら何件かの店を見て地元の人が何人か食べている店に決めた。店先にはいろんな生物がタライに入れられており、なんとカブトガニまでいた。日本では天然記念物のカブトガニ・・・ボクの子供の頃は近くの港にたくさんいたけど最近は見ないなぁ。・・・美味しいのか?

 

せっかくなので伊勢海老だかロブスターだか分からないけれど大きな海老を食べることにした。1
キロあたり800000ドン。1匹は焼いて1匹は茹でてもらった。2匹合わせて550gで474000ドン。2600円くらいかな。う〜ん・・・ベトナムにしてはちょっと高いか?




隣のテーブルには中学生くらいの地元の子供達がいた。いろいろ話しをして仲良くなって「向日葵の種」をボク達にくれた。海老を食べ終わって口が寂しくなっていたので、このヒマワリをビールのおつまみにした。周りを見回すと、種の殻や食べかすなどを地元の人は床に落としている。そして客が帰ると店の人が掃除をしていく。日本では考えられないけれどそういう文化なんだろうね。店を出るときには、もう会うことも無いであろうその中学生たちと記念撮影をした。

今度は自転車をこいで4kmくらい南に下った。沖に浮かぶチェー島まで繋がっているケーブルカーを見に行くことに。自転車を乗ってる間はギックリは気にならないが、止まって再びこぎ出す時などは腰に力が入って痛い・・・。途中で遊園地や港の風景を眺めながらケーブルカー乗り場まで辿り着いた。







広い駐車場には車が止まっていなく、駐輪場には見たこともない数のバイクが停まっている。ホント、ベトナムはバイク大国だよな・・・。ボクたちは乗ってきた自転車を駐輪場に停めた。2000ドンなので12円くらいか?



対岸のチェー島にはヴィンパールランドという大型アミューズメント施設があり大きな水族館もあるそうだ。行ってみたいけれど今回は時間が無いので諦めることにした。地元の中学生たちが「いま何時ですか?」と聞いてきたので答えて、そのあといろいろ話をしてせっかくなので記念撮影をした。







帰りの道端でバナナ揚げをオバちゃんたちが売っていた。揚げたてで美味しそうだったので買ってみることにした。ひとつ2000ドン。海岸近くに自転車を停めて食べてみる。美味しい。

シンカフェに自転車を返却し、軽い夕飯を食べるために通りをブラブラと歩く。奥に学校っぽい建物が見えたので近づいてみると空軍の施設だった。門の奥に戦闘機が飾ってある。ベトナムは社会主義国なのでロシアの戦闘機なのかな・・・?
銃を持っている門兵に「入っていい?」と聞くとNO!、「写真撮っていい?」と聞いてもNO!。残念。









近くの食堂でぶっかけご飯を食べてみる。好みのいろんな 野菜や揚げ物を載せて少し甘いタレをかける。ボトルに入っている飲料水は美味しくないがご飯は美味い。こういうの好きだな。20000ドン。

預けておいた荷物をホテルで受け取り、シンツーリストに行く。今日はココからスリーピングバスに乗ってホアインに向かう。店の前からバスに乗れるので便利だ。ベトナムはバスを使えば安価に旅することが出来るので嬉しい。








昨日買っておいたバスのチケットをカウンターに渡してチェックインすると水とオシボリをくれた。19時出発予定だが随分遅れて19時40分にバスが出発。座席がリクライニングになっている日本の深夜バスと違い2段になっていて横になれるのが快適だ。少し寒いので寝袋と貴重品だけ持ち込んで大きな荷物は車の荷物入れに入れてもらった。



バスが出発し、窓の外を眺めるとビーチ沿いの通りは年越しイベントで盛り上がってる。今日は大晦日。日本にいると紅白見ながらお酒呑んで盛り上がってるのかな・・・。
楽しそうな人たちを見てるとニャチャンにもう一泊すれば良かったかも・・・と思ってしまう。スケジュールの関係でさっさと北上しないといけないんだけど寝台バスで年越しか・・・年越し蕎麦食べたい(笑)。



市街地を抜けると電波を拾えなくなってwifiも使えない。寝るしかないかな・・・。
22時前、道路沿いの寂しい場所でトイレ休憩。車内にトイレがないのでココで約10分のトイレ休憩の後、再び出発だ。そして・・・バスの中で日本の新年を迎える。日本では大騒ぎなんだろうな。コッチは時差の関係でまだ22時。

することが無いので再び寝る。続きは明日。
ベトナムでも年が明けた。明けましておめでとうございます!





夜中に何度かトイレ休憩があった。到着予定時刻の6時になってもホアインまでまだ100キロくらいある。ニャチャンからホイアンまでは500キロちょっとの距離だが横になれたので熟睡できた。
明るくなってきて辺りを見ると田んぼで沢山の人が働いている。ベトナム人は正月から働き者だな。




予定より3時間近く遅れて9時前にホイアンのシンツーリストに到着。昨晩はシャワーを浴びれなかったのでオフィスの奥で着替える。今日はホアインを観光したあと、午後からはダナンに向かう。時間があればホアインにも泊まりたかったのだが、今度またゆっくり来よう。
シンツーリストの人に「腰が悪いから2時間くらい荷物置かせて〜」とお願いし、身軽になって出発した。






まずは腹ごしらえということで屋台でフォー。一杯25000ドン。ベトナムの国民食であるフォーは寝起きの胃にも優しい。





 

世界遺産であるホイアンの古い町並みは入場料がチケット5枚綴りで120000ドンだった。町並みのエリアに入ったあと、いくつかの有料の建物に入るにはこのチケットをちぎって渡すみたいだ。











このエリア一帯がディズニーランドのようなアトラクションみたいな感じだ。想像していたよりも観光地化している。観光客がたくさんいるしお土産物屋もたくさんある。この日はTVの取材もしていた。






まずは通称「日本橋」に行ってみる。1593年に作られた屋根付きの橋で当時ホイアンに住んでいた日本人がつくったそうだ。ボクは日本で見たTV番組でこの橋の事を知り行ってみたかったのだ。

 










他にも「地球の歩き方」を参考にしていくつかの建物を見学する。
子供の頃には寺院などは全く興味がなかったけれども、大人になった今はこういう場所はなんか落ち着くな。







 


お腹が空いたのでエリア内の市場でランチ。どこの国に行っても市場には行くようにしている。高級レストランで食事するよりも地元の人も行く屋台や市場の方が安くて美味い。
市場の中を歩きながら店を物色し、お客さんも多くて美味しそうな店で、ぶっかけご飯(50000
ドン)とエビ焼きそば(30000ドン)を注文。美味かった






 


ランチのあとも、いくつか建物やお土産屋を廻ってみた。すごく広いので丸一日かけてゆっくり見てみたいのだけれど今回はそんなに時間が無い。



若者が仏像などの木彫りをつくっている店があった。聞いてみると10代だとか・・・。ノミで掘っていく姿はまさしく「職人」だ。すごい。
そろそろゆっくり見る時間がなくなってきた。ダナンに行くためのバス乗り場の場所を探さなくてはならない。ホイアンのエリア内にあるAPTトラベルで日本の方にバス停の場所を聞いてみた。ココから少し離れた場所にあるようだ。





荷物を預けていたシンカフェに一旦戻り、バックパックを背負ってバス停まで歩く。わからなかったので途中途中でネットカフェでゲームしている子供やガゾリンスタンドのお兄さんにバス停の場所を聞く。
バス乗り場を発見するとすでに黄色いバスがいたので走って飛び乗る。バスは一人で50000ドン。事前に調べていた価格よりかなり高い。ネットの情報にも書いてあったがこれは外国人価格だ。地元価格表を指差して「こっちの価格にしてよ」と言ったけれどダメだった。外国人観光客だからと足元みとるな・・・。
その後別の乗員のお兄さんが20000ドンずつこっそり返してくれた。優しいね。
ホイアンを抜けるまでは時速10km/hも出ていないのでは?と思われるほど超ゆっくり走っていて、道端を歩いている人たちに何人も追い抜かれた。このバス壊れてるのか?と思ったが、中心地を抜けるとスピードが出てきたので安心。

ダナンに行く途中にある「五行山」という山に立ち寄る事にした。通称「マーブルマウンテン」。大理石で出来た山だそうだ。洞窟もいくつかあるみたいで、洞窟好きのボクとしてはぜひ見てみたい。
バスの乗員に「マーブルマウンテンに行くから途中で降ろしてくれ」とあらかじめ言っていたのだが、ノンビリ揺られていたボクたちに急に「ここで飛び降りろ!」とどなり、ビックリしながら走っているバスから飛び降りた。あのぉ、ボクはギックリ腰なんですけど・・・(涙)

 








五行山の入山料は一人15000ドン。ペプシと水も買って全部で55000ドン。ギックリ腰が痛いのでバックパックを売店にお願いして預けて登る。売店のおばちゃんには「16時に店閉めるからそれまでには戻ってきてね〜」と言われた。あと1時間しかないな・・・。
石の階段は傾斜がキツかったが展望台からの景色は良く、周りの景色も遠くまで良く見えた。山腹にある古い寺院も趣があった。

 

 



 

洞窟の入り口を入ってみると中には広い空間があり、とても冷んやりしていた。仏像を照らす赤い光と、天井から降り注ぐ太陽の光がミックスしてとても幻想的であった。








今度は別の洞窟に入ってみた。上部へ続く細い穴をくぐると山頂近くまで行くことが出来る。そこからは360度の絶景が広がる。
もう一つ洞窟があるみたいだけれど荷物を預けてる売店のおばちゃんと約束した時間になるので降りることにした。





五行山のタクシー乗り場からにダナンへ向かった。途中パチもんらしき黒ネズミちゃんにを見かけた。そしてホテルに到着。今日のホテルは今回の旅で一番良いホテルだ。
五行山からダナンのホテルまでのタクシー料金は97000ドンだったので100000ドンほど渡す。残りはチップさ!








ホテルにチェックインして部屋に入る。全く知らなかったのだが、今回の宿泊にはなんと30分マッサージがついてるとか・・・。そんなに高くない部屋なのになんかラッキーだ。
とりあえずシャワーを浴びてマッサージを受けてくる。ギックリ腰だから、腰、肩、首・・・丹念に揉んでもらう。極楽極楽ww。






体が軽くなったところで、夕飯を食べるためにナイトマーケットに行くことにした。「地球の歩き方」を見ながら小雨が降る中をずいぶん歩いたけれども見つからなかった。
結局ナイトマーケットには行けなかったけれども、途中の屋台のチキンライスが美味しそうだったので頼んでみた。20000ドン。シンガポールやマレーシア、タイなどのチキンライスのように蒸し鶏ではなく焼いた鳥でとても香ばしく美味しかった。


その後、暗い夜道を再び歩き回り、美味しいのか美味しくないのかよくわからない店で焼き鳥とオムレツを注文。アルコールは無かったのでコーラを注文してさっさと食べてすぐに出てきた。36000ドン。





その後、川沿いの道を散歩した。今回ダナンに立ち寄った理由の一つに、以前TVで見たベトナム紹介番組でのダナンの「ロン橋(龍)」のライトアップがとても綺麗だったので見たかったのだ。いろんな色に変化しながら夜の川面を照らしている。
ずいぶん歩いて橋まで到着したのだが、なんと龍の顔は遥か遠くにある反対側の岸だった・・・。ギックリ腰のボクは尻尾の方を見ただけで、顔を見るのは諦めてしまったのだ。



最後にホテル近くの屋台でフォーとハイネケンを注文。
そろそろフォーも飽きてきたので食べるつもりはなかったのだが、ラーメンっぽかったので食べているベトナム人カップルに「美味しい?」と英語で聞いたら、「美味しいよ」と日本語で返答。
いきなり日本語を聞いてビックリ・・・。

元旦もそろそろ終わる。続きは明日。

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