いよいよ今日はブラジル最後の日だ!リオでは教会など古い建築物をいろいろ見て回りたかったけれど、なかなか時間が取れなかった。今日は「サン・ベント修道院」に行ってみることにした。地図を見るとホテルからはそんなに遠くなく、歩いて行ける距離だ。途中のお店で買ったポンデケージョを食べながら歩いていく。温かくて美味しい。
ポルトガルの植民地だったこの教会は1671年に完成したそうだ。壁などはすべて金箔で塗られていた豪華な教会だったらしい。修復中か何かで足場が組んであったが、それでもとても幻想的だった。日本の古いお寺や神社に行くと感じる神聖な感じとはまた違う西洋の幻想的な雰囲気だ。
教会を見た後は駅の近くのお土産屋さんが密集するエリアに行ってブラジルカラーのボールやTシャツなどを買った。値切り交渉をしたけれども東南アジアのようにはまけてはくれなかった。ワールドカップ期間中で観光客が多いから強気なのかなぁ・・・。
ホテルに戻る途中、カリオカ駅そばの「サント・アントニオ教会」を見ようと思って入り口を探したがどこも開いていなくて入れなかった。修復工事か何かでしばらく閉まっているらしい。中を見たかったのに残念・・・。ホテルの近くのスーパーで日本で飲むためのビールを何本か買った。ブラジルのビールは日本では売っている店がなかなか無いと思うのでとても貴重だ。
このあと夜中の2時過ぎの便でブラジルを発つ。そのため、ホテルに戻って帰り支度をした。お土産が増えた分、日本から持ってきていた衣類を少し処分した。そうしないとバックパックに荷物が入りきらないのだ。フロントに荷物を預けてチェックアウトをして再びコパカバーナに向かう。
今日はブラジルvsチリの試合があるのだ。スタジアムでは見ることが出来ないがきっとファンフェスタが開かれるコパカバーナの会場は大盛り上がりになるだろう。早速ブラジルのユニフォームを着て出発だ。駅を降りるとまだ街は閑散としている。ブラジルでは代表チームの試合がある日は国民の休日になると何かの本かネットで見た気がする。ましてワールドカップでブラジルの決勝トーナメント1回戦で同じ南米対決。国民は見たくないハズは無いだろう。スーパーも旅行代理店も閉まっている。そろそろレアルの現金が底をついて何も買えない。先日両替をした店も閉まっていた。う〜ん、どうしよう・・・困って近くのホテルに行ったらフロントで両替してくれた。良かった〜。
ファンフェスタ会場まで来ると・・・人で会場が溢れかえっている。ブラジルの黄色のユニフォームやチリのユニフォームを着た人たちもさくさんいる。暑いビーチで冷たいビールを呑みながら観戦。ブラジルに勝ってほしいな。前半は1-1の同点で終了だ。ハーフタイムの間にランチに行くかな。
同じように考えた人も多かったみたいで民族大移動がはじまった。軍隊も出ていてかえって安心だ。ブラジルがもし負けたりしたら大変な騒ぎになるのかな・・・。
ビーチ沿いのオープンカフェはどこも満席で無理だったのでちょっと奥に入ったイタ飯屋に行ってみた。少し待つとすんなり入れてテレビが見える場所に座ることが出来た。パスタとリゾットを注文したがすごく量が多くて食べきれなかった。後半はエアコンが効いたレストランの中でこのまま観戦したのだ。他のお客さんも選手たちの動きに一喜一憂していた。
後半は点が入らず1-1のまま延長戦になったのでビーチに戻ってみる。延長戦でも決まらずPK戦に突入した。両チーム2点ずつ入れてブラジル5人めのキッカーはネイマール!すごい重圧の中バッチリ決めた。流石だね。その後チリが外して試合終了。
今回の旅ではスタジアムだけでなく、こんなにたくさんの人たちが盛り上がるファンフェスタ会場に行けてとても楽しかった。ブラジルに来る前はファンフェスタ会場というものがあること自体知らなかったけれど南米の楽しい雰囲気を満喫できた。
試合が終わってもそこらじゅうで盛り上がってなかなか人が減らない。ボクたちもいろんな人達と記念撮影をして良い記念になった。一緒に写真を撮った人たちも「このブラジルのユニフォームを着たジャポネーゼと盛り上がったぜ〜」と後で写真を見ながら思い出してくれるといいな。
試合前には閉まっていたスーパーも試合が終わって開くみたいで、入り口の前でお客さんがたくさん待っていた。ボクたちもココでお土産を買うことにした。たくさんの人にお土産を渡すのだが機内預けをするバックパックに入る量に収めなければならない。そこで「ブラジル」といったらやっぱり「コーヒー!」と思ってコーヒー売り場に行ってみた。お手頃価格でたくさん種類がありどれがいいのか分からないので「コッチとコッチ、どっちが美味しい?」という感じで地元のおばさんに聞いてみた。もちろんポルトガル語は分からないのでボディランゲージなのだが、おばちゃんは「コッチが美味しいわよ」と指差してくれた。
駅を降りると軍人や警官などすごい警備だ。TV局の中継車もたくさんいる。明るく輝くこのスタジアムがエスタジオ・ド・マラカナン。世界最大級のサッカー専用スタジアムだ。1950年のブラジルワールドカップの決勝戦ではブラジルはウルグアイに負けて「マラカナンの悲劇」と言われている。今回のワールドカップの決勝戦もこのマラカナンでおこなわれる。憧れのマラカナンの中まで入りたかったけれど今回は無理。せめて近くまで行って写真を撮りたかったがチケットが無いので近くまで行くことも出来なかった。ボクたちと同じようにこの場所まで来ていたインドネシア人の若者に「写真を撮ってください」と言われマラカナンを奥に記念撮影をしてあげた。インドネシアはワールドカップに出ていないのにわざわざブラジルまで来るなんて相当のサッカーファンなんだろうな。後で調べるとインドネシアはアジアから初めてワールドカップに出場した国だそうだ。
マラカナンを見て感動した後、宿に戻って荷物を受け取り服を着替えた。今日は朝早くから教会に行ったりビーチに行ったりたくさん動いたので汗もたくさんかいたのだ。ホテルのトイレで着替えて古いTシャツは捨ててきた。空港行きのバス乗り場を地元の女の子や警察官に聞
夕飯は空港の「Bobs」でハンバーガー。他に選択肢は無かった。肉っぽいものをあまり食べたくなかったので野菜たっぷりのサンドイッチにした。
この後いよいよドバイ経由で帰国するのだ。明日に続く。
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