ボクにとっては初めての台湾。嫁ちゃんと一緒に温泉巡りながら列車で一周してみたい。新幹線を使わずに在来線だけで一周したい。そう決めていろいろ調べ始めた。
まずは航空券の予約をする。DeNAトラベルのサイトを見てたらピーチアビエーションのチケットが安くて良さそうなので予約した。2人で往復58320円。結構安いんだね。そう思って決済したのだけど、後で直接ピーチのサイトを見たらもっと安かった・・・。DeNAのサイトは手数料分6480円余分にかかってしまった。ちゃんと調べずに即決してちょっと反省・・・。
飛行機のチケットを買ったので、これからいろいろ調べることにする。
台北ナビ
http://www.taipeinavi.com/
http://blog.livedoor.jp/gakusan55/archives/52051537.html
このページを参考にしながらチケットを買うことにした。とても分かり易かった。
今回買ったチケットは
①台北→花蓮(自強 880元)
②花蓮→知本(自強 738元)
③知本→高雄(莒光 518元)
④高雄→台南(自強 212元)
⑤台南→嘉義(自強 278元)
⑥嘉義→台中(自強 448元)
⑦台中→台北(自強 750元)
の7区間だ。値段は2人分で、この時のレートで合計13,256円だった。
下の地図はskygateの地図に番号をつけたもの。
時刻表を見ながら、乗る列車を決めて行き全区間予約した。
そして決済画面のキャプチャと受取票を印刷し、これを台湾に持っていくことにする。受け取り表を駅の窓口で見せれば切符をもらえるらしい。
http://www.taipeinavi.com/miru/91/
太魯閣は花蓮駅が最寄駅だが、駅から離れておりタクシーなどでいく人が多いようだ。
しかしボクたちはせっかくなのでバイクで行ってみようと思う。ネットで調べるとレンタルバイクで花蓮駅から太魯閣まで行っている人もいるようだ。
台湾でバイクを運転するには、日本の運転免許証と、中国語翻訳文というものが必要だそうだ。これはJAFで発行してくれる。費用は3,394円だ。
さっそく港区にあるJAFに行って発行してもらった。台湾ではボクが運転し、嫁ちゃんと2人乗りをするので1人分だけ申請した。
さっきまで会社で仕事をしていた。その後、品川駅経由で羽田空港の国際線ターミナルに到着。
いつものようにイモトのWi-Fiを借りる。
荷物を持ってピーチのカウンターに行ったけれど03:20にならないとチェックインができないそうだ。出発は05:50。夜中の羽田空港はシーンとしているなぁ。
時間をつぶすために江戸小路に行ってみる。24時間営業の居酒屋もあったけれどタバコ臭かったのでおでん屋に入った。
美味しかったけれどもちょっと高いな。のんびり寛ぎたかったのだけれど00:30ラストオーダーで1時閉店。
出発ロビーも到着ロビーもソファはどこも寝ている人だらけで寛ぐ場所がなかった。深夜到着や、早朝出発をする人は、電車やバスも動いていないこの時間、空港内で寝て待ってたりするみたいだ。結構な人数の人たちが寝ている。ボクたちは少し離れた場所に席を見つけて03:10まで仮眠した。
目を覚まし、ピーチのカウンターへ向かった。ピーチの場合、機内持ち込み手荷物は2個で10kgまでだ。今回の旅は移動も考えてバックッパックにし、すべて機内持ち込みにした。重さを量るとギリギリセーフだった。
出国手続きをしたあとはカードラウンジへ行って1時間ほど時間をつぶし、搭乗口へ向かう。機内はほぼ満席だ。やはり値段の安いLCCだし、台湾は人気もあるので早朝便にもかかわらず人が多いな。
06:07に羽田空港を離陸し、08:50に台湾桃園国際空港に着陸した。2時間40分ほどで台湾に行けるんだね。国内旅行感覚だな。
台湾桃園国際空港はとても綺麗。清潔感があるね。
台湾の現金を持っていないので、まずは空港内で3万円を8430元に両替した。そして、空港内のツーリストサービスセンターに行き、外国人旅行者用の無料Wi-Fiサービス、iTaiwanのアクティベートをしてもらった。旅行者には便利だね。
今回はイモトのWi-Fiも借りているけれど容量制限もあるし、フリーなのでiTaiwanはぜひ使ってみるといいと思う。
エスカレーターを降りてバス乗り場に向かう。自動販売機で台北駅までのチケット(大人125元)を買い、「国光客運1819」と買いてある乗り場でバスに乗った。
今日のホテルは台北駅のすぐ近くにある「清翼居采風館」というホテルだ。Booking.comで予約して1714元を現地で払う。日本円で6000円くらい。チェックインはまだ出来ないので荷物を預けて台北駅に行く。
台北駅はとても大きく立派な建物だったが工事中のようだった。中のロビーにはなぜか大勢のイスラム教徒の女性たちが。何かあるのかな。
台北駅に来たのは時間のあるうちに明日の朝の電車のチケットを交換しておくためだ。初めての台湾の列車に乗るのに、いろいろ戸惑って乗り遅れるのが怖いので前日に変えておくことにしたのだ。日本で印刷しておいた受取票を窓口で渡して、花蓮までの切符をもらう。
MRTに乗るための悠々カードを買おうと思ったのだけれど台北駅のどこで買えば良いのかまったく分からず、駅の外のセブンイレブンで買った。これにチャージして使うらしい。
ちょうどお昼時なのであらかじめ調べておいた店に行ってみることにした。地図を頼りに、公園の中を通り、周りの景色を見ながら散歩がてら歩いて行く。
せっかく台湾に来たからには食べ歩くのだ。まずは魯肉飯(ルーローハン)の人気店「金峰」だ。店の外まですごい人数が並んでいる。美味いに違いない。
人気店だけあって観光客だけでなく地元の人も多いみたいだ。いろいろ食べ歩くためこの店でお腹いっぱいにはしたくない。中盛りを頼んで40元。美味い。
続いて「蘇坑點心」で台湾ビールと小籠包を1人前。最近店が新しくなったようだ。小綺麗な内装なのがちょっと残念。小汚いほうが美味く感じるのは何故だろう。
3軒目は「盛園糸瓜小籠湯包」でヘチマの小籠包を食べる。お店は全て嫁ちゃんがリサーチしてくれてる。美味い。
4軒目は「杭州小籠湯包」で蟹黄湯包を食べる。ここも外でたくさん並んでいる。美味い。
ボクは、同じ日に何件もハシゴしながら食べ歩くってのは初めてだ。店によって味も違うもんだね。
たくさん食べてお腹いっぱいになったので、セブンイレブンに寄ってビールと水を買ってホテルにもどった。チェックインをしてから部屋に入り、疲れてるのと睡眠不足なので少し眠る。
夕方、士林夜市に行くために台北駅からMRTの淡水信義線に乗って剣潭駅で降りる。
駅を降りると小雨が降っていたが人の流れに身を任せて歩くと士林夜市に辿り着いた。夜市の外側は、昔の日本のお祭りでの出店のような雰囲気で、とても懐かしい気持ちになった。
士林夜市の中は、食べ物をはじめいろんなお店が連なっていて、見て回るだけでも楽しい。地下のフードコートで名物の「大腸包小腸」を食べる。熱々で美味しい。50元。
観光客向けの夜市なんだろうけれど、いろんな店があってホント楽しい。あれもこれも食べたい!と思ってしまう。金魚釣りではなく、エビ釣りまであった(笑)
夜市にはお寺もあったので入ってみた。いかにも中国っぽいお寺で、龍もたくさんいたり提灯がたくさんぶら下がっていたりと、派手派手だった。
そのあとMRTに乗り西門駅で降りた。なんとなく街の雰囲気が渋谷に似ていると感じた。センター街を歩いている気になる。
最後に「阿宗麺線」という店で煮麺を食べた。いや〜、今日はすごくたくさん食べた食べた。
明日は早いのでホテルに戻って早寝します。
今日は5時前に起床。ホテルをチェックアウトして台北駅に向かった。あたりはまだ真っ暗で地下道への入り口も閉まっている。今日の目的地は「太魯閣峡谷」と「文山温泉」だ。そのために花蓮駅まで列車に乗って行く。06:10発の普悠瑪号202に乗る。1人440元。
台北駅で台湾名物の駅弁を買おうと思っていたのだが、まだ時間が早すぎて駅弁の店が開いてなかった。改札を通るとセブンイレブンがあったのでそこでオニギリとお茶を購入した。ボリュームもあって美味そうだ。ビールも飲みたかったのだが、このあとバイクを運転する予定なので我慢してお茶にした。
08:20に花蓮駅に到着した。天気は曇っている。まず、駅の窓口で明日の知本行きのチケットを先に受け取っておく。そして花蓮駅の行李房に大きな荷物を預けておく(S30元、M50元、L70元)。台湾では多くの駅で「行李房」という場所があり、荷物を預かってくれるそうだ。コインロッカーだと開いてなかったりすると困るので、こういう場所があるのは便利だ。
大きな荷物を預けたボクたちは、がら〜んとした駅前を歩き、いくつかあるレンタルバイク屋を覗いた。その中の一軒の愛想の良いおっちゃんの店でレンタルバイクを1台借りた。ヤマハのスクーターだ。レンタル料金は650元ということだったが500元にオマケしてもらった。
このバイクにヘルメットをかぶり、2人乗りをして太魯閣に向けて出発だ。片道20km以上あるのでまずはガソリンスタンドで満タンだ。90元。
国道9号線を北上し、途中で曲がって山の方に向かう。天気が良くないのが残念だけれど時折バイクを停めながら絶景を眺める。さすが観光地なのか、結構車の量も多い。途中のトンネルの中でボクたちは車の渋滞の脇をバイクですり抜けていると、すごく大きな声で怒鳴りつけられた。台湾語だから分からなかったけれど、怒っていたので「抜かすな!」って事なのかなぁ。道幅もあるのにバイクのすり抜けするのは良くないのかなぁ。チケットを買う順番を割り込んでいるのではないのにな。
太魯閣の入り口をくぐってしばらく走ると、道路が時間で封鎖していて通れなくなっていた。
通れるようになるまで時間をつぶす必要があるため、少し戻って山小屋みたいな場所で軽い食事&トイレ休憩をすることにした。コーヒーとちまきを注文して一休み。
再びバイクに乗って文山温泉の入り口まで来た。トンネルの前の広くなっている場所にバイクを停めて文山温泉の案内板を見ると落石注意と書いてあったので、バイクのヘルメットをかぶったまま険しい階段を降りて行った。階段が濡れているので慎重に歩いていると途中で地元の人が来て「温泉はこっちだよ」と連れて行ってくれた。
河原まで降りて上を見上げると、先ほどまでいた吊り橋がすごく高い。
温泉に入るためにボクたちは岩の陰で水着に着替えた。温泉には誰もいなく、地元のおじさんとボクたちだけだった。地元のおじさんが、岩に囲まれた温泉の方ではなく、2mくらいの岩を降りて流れの速い川の中に入って行った。もちろん川の真ん中ではなく、流れが弱い岸のすぐそばだけれどここにも温泉が湧いているらしい。そんなこと、地元に人がいないと分からないな(笑)。その後、大きな浴槽のようになっている温泉にゆっくりつかり、台湾のおじさんとカタコトの英語でおしゃべりをした。この温泉は、行くのにちょっと大変だけれどとても気持ちが良かった。
再びバイクに乗り、天祥まで行った。霧がかかった景色が風情を感じて素晴らしい。バイクを駐車場に停めて食事をすることにした。ビーフンと肉団子スープとコーラを注文。雨足が強くなって来たのでゆっくり食事をすることにした。
帰りの道は17時までゲートが開かないらしい。まだ2時間半も待たなくてはいけない。食事も終わり、この店でずっと時間をつぶすのも気まずいのですぐそばにあるホテルに行って、「お茶できますか?」と聞いたけれど、「宿泊者しかダメだ」と言われた。
仕方がないので、近くの売店で温かい肉まんとコーヒー牛乳を買って時間が過ぎるのを待っていた。温かいコーヒー牛乳が胃に染みるね。
雨は止まない・・・。売店でカッパを買って帰ることにした。なんか質の悪いゴミ袋のような薄さで不安になる。こんなことなら日本の100均でポンチョでも買っておけばよかった。
17時にゲートが開くので、16:45にカッパを着てバイクに乗る。渋滞をすり抜けながら山を降る。途中濡れた砂利道ですべって車にぶつかりそうになった。後ろに嫁ちゃんを乗せているのに危ない危ない。
小雨の中、スピードを出さずにゆっくり帰って18:15にバイク屋に到着した。バイクを返却して、タクシーに乗って今日の宿に向かった。今日の宿は「Cave Hostel」という新しいドミトリーだ。ダブルベッドのドミトリーで800元。簡単な朝食付きだ。ボクたちは上の段で、下の段は外国人のカップルだった。少し話をして、今日行った文山温泉の写真を見せながら「良い温泉だよ〜」と教えてあげた。
いつもボクたちの旅では、移動手段などのリサーチはボクの役目、食事と温泉のリサーチは嫁ちゃんの役目だ。嫁ちゃんは食事に対する野生の嗅覚がとても鋭い。ほとんどハズレがない。日本であらかじめ調べておいた「液香扁食店」に行った。ワンタンが絶品らしい。でも行くのが遅すぎたのか、もう終わっていた。残念。
次にこれも調べておいた「順富裕」に行き刀削麺を食べた。美味しかったのだが雨に濡れたせいで若干具合が悪いので、宿に戻って早めに寝る。
06:40に起床。今日は知本で温泉に入って、高雄まで移動だ。ドミトリーの上段ベッドでコソコソと静かに着替え、荷物を整理して支度した。下のカップルを起こさないようにそっと二段ベッドの階段を降り、ロビーに向かう。フロントにはまだ誰もいない。朝食の準備もしてないので何も食べられない。昨晩、フロントに頼んでおいたタクシーも来ない。朝方にチェックアウトするって言ってたのだから、宿の人、誰かいてくれよ〜。
列車の時間に間に合うかどうか心配していたら、やっとタクシーが来て駅に向かう。
花蓮駅の構内にはセブンイレブンの駅弁しか売っていなかったので駅周辺を急いで散策した。列車の時間が迫っているがどうしても台湾の駅弁を食べてみたい。まだ多くの店が閉まっているが、偶然「便當」の文字を発見した。中に入って身振り手振りでおばちゃんに急いで作ってもらった。できたてホカホカだ。隣のお土産屋でビールも買い、駅に急ぐ。
列車は08:23発の太魯閣号402で、知本まで行く。1人369元だ。列車の中は綺麗で、日本の特急列車と変わらない。先ほど買った駅弁を食べながら景色を眺めていると10:05に知本駅に着いた。
知本駅は大きくもない田舎の駅だ。知本での目的は温泉だ。さっそく駅に荷物を預けて出発する。
最初の温泉は知本温泉の入り口ちかくにある「忠義堂」だ。知本駅からタクシーに乗って200元。この「忠義堂」は地元の公衆浴場で観光客は滅多にいないみたいだけれど、日本のTV番組で紹介していたのを見て、ぜひ行きたかったのだ。
この公衆浴場は個室が並んでいて空いていたら誰でも入れる。自分でお湯を入れて、使い終わったら自分でお湯を捨てて次の人に渡す。ウチの嫁ちゃんは、施設の豪華さよりも「泉質」を求める人なので、こういうちょっとボロっちいお風呂でもへっちゃらだ。
お湯はすこぶる気持ち良かった。出るときは寄付箱に20元ほど寄付した。体が熱々なので、自動販売機で台湾のスポーツ飲料を買って飲んだ。自動販売機には日本語が書いてあったので、日本の中古品なのかもね。
次に、山の上の方にある温泉に行くのだが、バスに目の前で置いていかれて仕方なく歩いて行くことに。日本の寂れた温泉街のような通りや、山道を歩いて30分、やっと「Y-Y旺温泉渡假村」に到着した。坂道、マジで疲れた〜。
1人150元の入浴料と帽子代50元払う。温泉というより日本の健康ランドみたいな感じだ。プールもあるが暑い時期ではないのでそっちは閉まっている。水着を着て入るのだが、めちゃめちゃ良い泉質だ。今まで日本で入ったことのあるアルカリ泉と比べても、ココの方がスベスベする。最高に気持ちが良い。蒸し風呂などもあって、日本語の話せるお爺ちゃんとも仲良くなったが、施設が地味だからなのか、ボクたち以外の日本人は見当たらなかった。
お湯にとても満足したボクたちは2時間くらいず〜と浸かって満喫した。ココはまた来たい温泉だ。お風呂をあがり、施設内にある脱水機で水着を脱水したあと、近くのバス停まで行った。「泓泉飯店」から「台東」行きのバスに乗り、途中の「知本火車站(知本駅)」で降りる。
バス停の待合場所でバスを待っていると日本語が話せるお婆ちゃんに話しかけられて少しおしゃべりをした。先ほどの温泉のお爺さんといい、やはり台湾には日本語を話せるご老人が多いな。バスが来たので悠々カードで乗車した。「知本火車站」に着くと、先ほどのお婆ちゃんにバイバイを言ってボクたちはバスを降りた。
お昼ご飯も何も食べていないのだけれど、知本駅の周りには店がないので駅の売店でビールとカッパえびせんを買った。屋台とかあれば嬉しいのになぁ。出発する列車までまだ時間があるので1時間前の自強号に変更してもらおうと思って窓口で聞いてみたのだけれど空席がないと。待つしかないのか、トホホです。
ビールを飲みながら列車を待った。ホームにボロいディーゼル車が入ってきたが、これじゃないだろうと思ったらこれだった。16:06発の莒光号754で高雄まで1人259元だ。3時間の旅なのでバックパックから寝袋をだしてブランケットのように体にかけた。外の景色を見ながらウトウト。途中で海に沈みそうな夕日を見る事ができた。
高雄駅について、まずは明日のチケットを受け取った。その後、MRTに乗って今日のホテルまで荷物を置きに行く。持っていた台北の悠々カードは使えないので高雄用のiPASSを購入した。
ホテルにチェックインして荷物を置いて、今回の旅の目的の1つである「蟹おこわ」を食べに「紅毛港海鮮餐廳」行った。ココも以前TVを見てぜひ食べたかった店だ。ネットで事前にラストオーダーを調べていた(21時と書いてあった)のだが店に着くとラストオーダーは20:30らしく、10分過ぎているのでもうダメだと言われた。せっかく日本から来たのでぜひ食べたいとお願いしたのだけれど、「料理人がもう帰ったから無理だ。」と言われた。嘘つくなよ・・・。ラストオーダー過ぎているのなら仕方がないけれども、断り方がちょっと嫌な感じだった。
仕方がないので六号夜市に行って夕飯。台湾の夜市は賑やかで楽しいね。「度小月」の屋台で「担仔麺」を食べ、他の屋台でもいろいろ食べた。美味いです。
嫁ちゃんの体調があまり良くないのでホテルに戻って早めに就寝。
今日は3回列車に乗る忙しい日だ。06:15に起きて支度をする。宿に朝食がついてるみたいだけれど食べずにチェックアウト。今回は「温泉と食の旅」なので美味いものを求めて「興隆居」へ。この店は朝の4-11時までしか開いてないらしい。すごく混んでいたがテイクアウトが多く回転が早い。湯包(小籠包みたいなスープの入った肉まん)はジューシーでとても美味しい。
その後MRTに乗って高雄駅に到着した。構内のセブンイレブンでホットコーヒーを買う。久しぶりにあったかいコーヒーを飲んだなぁ。
これから08:00出発の自強号114に乗ってすぐ近くの台南まで行く。1人106元だ。
30分ほどで台南駅に到着した。高雄の都会的な雰囲気とは違って台南は感じの良い街だと感じる。このあと10:36発の列車に乗るために、台南での時間は2時間しかない。ボクたちはバックパックを背負ったまま、ある店に向かった。
1キロほど歩いてたどり着いた店は100年続くちまきの店「再發號 百年肉粽」。ここの絶品ちまきを食べるためだけに台南に寄ったのだ。8品ほどの具材が入った特製ちまき(150元)とハマグリスープ(40元)を注文。絶品。
時間も無いので食べたらすぐに台南駅まで戻り、10:36発の自強号118で嘉義に向かった。1人139元。嘉義には40分ほどで到着。
嘉義駅に着くとまずは行李房に荷物を預ける。台湾の行李房システムはほんと便利だ。空いているコインロッカーを探す手間もないし、大きな荷物も預かってくれる。ボクたちバックパッカーにはとても助かる。
嘉義駅から歩いて5分のところに「嘉義客運」のバスターミナルがある。そこで12時発の関子嶺行きのバス(7214路)を待つ。ここから終点の関子嶺まで2人で170元。バスの中で200元渡したら「釣りがない!」と言われて、仕方なくバスを降りて受付で両替してもらった。この運転手、感じ悪い。
1時間くらいバスに揺られて終点の関子嶺に到着。ここで一緒に降りた日本人のお爺さんが、「あの運転手感じ悪かったね」と言っていた。気を取り直して温泉に入るのだ!
まずは「静楽館」。1902年に日本の警察官が創立した「吉田屋」というのが前進で関子嶺温泉で最初の温泉旅館らしい。ココには個室の貸切温泉があり、泥温泉だ。脱衣所は無いので個室に入ってスノコの上で服を脱いだり着たりする。泥湯はスベスベでとても気持ちが良かった。
支払いの時に2人で40元だと思ってコインを渡したら400元だよ、とおばちゃんに笑われた。1人で200元だと。庶民のお風呂なのにそんなに安くはないなあ。
続いて、山を登ったところにある「儷景温泉会館」の露天風呂に入ろうと思って、264段もある階段をハーハー言いながら登った。せっかく泥湯でサッパリしてたのに、汗もかくしヘロヘロだ。しかし、雨が降り出したので結局露天風呂には入らなかった。早めに嘉義駅まで戻ってご飯を食べようかと、帰りのバス停を探したのだがなかなか見つからなかった。お店の人に聞いたら、公園の中にバス停があった。雨が強くなったので予定より1本早いバスに飛び乗った。座席で安心していると更に雨が強くなってきた。
嘉義駅についたら、すでに買っていた列車の切符を1本前の自強号に変更してもらった。紙に列車の時間と「交換可能?」と書いて切符を渡したら通じた。漢字文化の国はいいねぇ。そして、昼から何も食べていなかったのでビールと駅弁を買う。今回の旅で初めて台鉄のオフィシャル弁当を買うことが出来たな。駅弁を食べながらボクたちは台中に向かった。1人224元。
19時頃、台中駅に着いた。もう辺りは暗く、大雨が降っているのでホテルまでタクシーに乗った。帰宅ラッシュと重なり、30分くらいかかった。値段は215元。台中にはまだMRTは無いみたい。
今日のホテルは「GreenHotel」。緑色で統一されたオシャレなホテルだ。食事なしで1600元。だけど部屋が少しカビ臭かった。
小雨はまだ降っていたが、ホテルのすぐ近くにある「逢甲国際観光夜市」に行ってみた。雨が降っているからなのかもしれないけれど、台湾の他の夜市みたいに、食べる座席とかほとんど無くて商店街を歩いている感じがした。
お腹も空いているので、行列ができていた胡椒餅と、「炒飯達人」という店で炒飯を食べた。
その後は雨が強くなってきたのでセブンイレブンに寄って早めにホテルに帰り就寝。
今朝は久しぶりにたくさん寝ることができた。8時間くらいは寝たかな。体力回復!
09:50にホテルをチェックアウトし、タクシーに乗って「彩虹眷村」へ向かう。ホテルから15分くらいで到着した。245元。小雨が降っているのですぐ近くの「HONG YA」という店で朝ごはんを食べる。ピザトーストみたいなのとコーヒーを注文。
今回の旅でどうしても「彩虹眷村」に来たかったのだ。黄おじいさんが当時86歳の時から描き始めたというポップなアートの村。「クレージージャーニー」を見て初めて知って絶対行きたいと思っていた場所だ。ちょっぴり「さくらももこ」っぽいアートが村中に描かれている。実にカラフルでポップでとても楽しかった。黄おじいさん恐るべし。
お土産屋でマグカップを買ったら、快く記念写真も撮ってもらいました。うれし〜。
1時間くらいアートを見てタクシーを捕まえた。すぐに見つかり第2市場へ行った。280元。市場には地元の人がいっぱいで、いろんなものを売っていた。カエル・・・。
多くの人が行列していた店の「魯肉飯」はとても美味しかった。やっぱり地元の人が並んでる店は美味いね。ボクたちは、海外に行くといろんなモノを少しずつ食べたいので、最低限の量を注文して、それを2人で分けて食べる。そして、また別の美味いものを探す。
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またまた混んでいる店を発見!まぜそばと団子スープのセットを注文。激ウマでした。
第2市場から台中駅まではそんなに遠くないので歩く。ビールを買ってさっそく乗車。これからスタート地点であった「台北」に向かうのだ。この列車を降りると台湾一周の目的は一先ず達成だ。いろいろ物思いにふけっていたのだけれど、このビールまずい・・・。ボクにはこの味は無理やわ。
台中から台北へは13:33発の自強号172で2時間20分くらい。1人375元。
台北駅に到着してすぐにホテルにチェックイン。今日の宿は「ルックホテルタイペイ」。朝食付きで1687元だ。
荷物を置いてからバスに乗って「鼎泰豊」まで行く。鼎泰豊すごく行列ができている。さすが有名店だ。日本にもあるので、わざわざ有名店に行きたい訳では無いけれど、今回の旅で小籠包をたくさん食べてるし、やはり台湾の鼎泰豊にも一度行って見ておこうかと思っている。整理券をもらってまずは列から離脱した。
辺りを散歩したあと、やっと順番が来て小籠包とカニ小籠包、ほうれん草炒め、蟹ワンタンとビールを注文。まぁ、有名店だけあって美味いね。
寧夏夜市にも行ってみたが、あまりビビっとくるものがなかった。そこで、以前モヤさまで紹介していた「金春發牛肉店」に行き、スープとカレー焼きそばを食べた。
その後は歩いてホテルに戻って就寝。
ホテルで朝食後、チェックアウトして外に出た。小雨が降っている。先週台湾に行った知り合いが「1週間ずっと雨だった」と言っていた。ボクたちの旅では「1週間全てではないけれど、結構雨が多かった。」そういう時期なのかね。
嫁ちゃんが自分用にお茶用のボトルを買った。台湾緑茶を飲むのに便利だそうで、日本ではなかなか売っていないみたい。
裏路地にいかにも美味そうな屋台通りを発見したが、ホテルで朝食を食べてしまったので諦める。知っていたらホテルの朝食を食べなかったのにな。
台北駅からMRT淡水線に乗り「忠孝復興駅」で降りる。今日はこれから「千と千尋の神隠し」の舞台やモデルとなった?と言われている「九份」に行くのだ。日本で一番有名な台湾の観光地ではないだろうか。
残額が無くなった悠々カードに100元ほどチャージして九份行きのバス停まで歩く。ガイドブックに載っている1062のバス停(九份行き)は工事中で、「バス停はこの先に移動したよ」と看板があったのでもう少し歩く。人がたくさん並んでいたのですぐに分かった。
バスはすぐに来たので、小雨の中あまり待たずに済んだ。バスに乗り込み、悠々カードをかざそうとすると、「キャッシュオンリー」と運転手に言われて渋々1人100元を払った。せっかくチャージしたのになぁ。ネットには悠遊カードを利用すれば割引きになると書いてあったのになぜ?。
車内には観光客がたくさんいた。12時に出発して13:20に「九份老街」バス停に到着。バス停から少しだけ坂を登るとセブンイレブンがあり、その脇の道が入り口だ。九份老街の中にある「九重町客棧」というところが本日の宿だ。1階がレストランになっており、1部屋5500元とちょっとお高いが、台湾最後の夜なので奮発してみた。チェックインは15時からなので荷物を預けて、千と千尋の世界を散策してみることにする。
アーケードを通ると、下まで続く階段が何本もある。人が賑やかな通りや、ほとんど観光客が通らない寂しい裏通りまで、たくさんの階段がある。ボクたちは、風情のある「九份老街」を練り歩いた。
「千と千尋の神隠し」の湯婆婆の湯屋のモデルになったと言われる「阿妹茶酒館」。台湾旅行のパンフレットにも必ず載っているアングルで写真を撮ってみる。実際行ってみたら、ほぼこのアングルでしか撮ることが出来ないことが分かった。たくさんの観光客が皆同じ場所から写真を撮っている。今日は九份に泊まるので、暗くなったらまた来てみよう。
九份のアーケードのお店も散策して、ピーナッツ巻のアイスや芋汁などを食べ歩きする。芋汁のお店は奥に食べるエリアがあって、高台から景色を眺めることができた。台湾のカップルが窓のすぐ側の席を譲ってくれたので遠くまで景色を眺めることが出来た。晴れていたら海も空も綺麗なんだろうな。
九份は有名な観光地なので中国語以外にも日本語や韓国語の表記もいっぱいある。海外で日本語をみると一気に「外国感」が減っちゃうんだよな。
ホテルに一旦戻り、暗くなって再び出てみる。「阿妹茶酒館」もライトアップされていて幻想的だ。ただ、雨が降っていたため「阿妹茶酒館」に行く階段は傘をさした人たちで溢れており、すれ違うのにも大変だった。
また、夜景を見てすぐに帰る団体客が多いのか、まだ19時なのにアーケードの店はどんどん閉まっていき、今晩ココに泊まるボクたちとしては寂しい。夕飯を食べようと思っても店が限られる。
選択肢が少ない中で、雰囲気の良さそうな「古早丸」で夕飯を食べた。もっとゆっくり夜遅くまで食べ歩きしたり、お酒を飲みたかったなぁ。
仕方がないので、早めにホテルに戻って就寝。
8時に起床。台湾に来て初めて晴れた空を見た気がする。ホテルで朝食。タマゴやサラダも食べたが、朝から食べる魯肉飯が美味かった。
帰り仕度をして荷物を宿に預け、朝の散歩をする。九份を去る前にもう一度「阿妹茶酒館」を見ておく。昨日撮影した場所の奥の別の店の階段の上で観光客たちが写真を撮っていたので、ボクも階段に上がってパシャり。この店で食べていないのにごめんね〜。
アーケードを歩いていると「杏仁茶」というものを発見。35元。飲んでみたけれど薄いな。
ホテルをチェックアウトしバス停へ向かう。昨日降りたバス停より少し坂の上にある。みんな帰る時間が一緒なのか、バスに乗るのに長蛇の列だ。なんとかギュウギュウ詰めのバスに乗って瑞芳駅に向かう。今日は十分(じゅっぷん)に行くのだ。瑞芳駅から十分駅まで列車で行く。まずは、いつものように駅の行李房に荷物を預ける。1つ50元。
十分行きの列車に乗る。1人19元だ。列車にはどこかで見たことのあるようなキャラクターが描かれていた。
30分ほどで十分駅に到着。線路の両側にはたくさんのお土産屋や食べ物を売っているお店がある。そして灯篭。十分では線路の上で灯篭を飛ばすことが出来るのだ。カップルや家族づれなど多くの人が願い事を書いて飛ばしていた。
ボクたちもやってみる事にした。灯篭の色にはいろいろ意味があるようで日本語での説明書きがあった。単色と4色を選べて、ボクたちは4色の灯篭に願い事を書いて飛ばした。200元。スマホをお店の人に渡すと写真を撮ってくれるので良い記念になる。
灯篭はどんどん空高く上がっていったけれど、どこかで燃え出して山火事などがおきないのだろうか?
まだ時間があるので1.5キロほど離れた場所にある「十分瀑布」まで行ってみる事にした。歩いて15〜20分くらい。横長で結構大きな滝だった。マイナスイオンが気持ちイイ。天気が良かったので観光客もたくさんいた。
滝を見終わった後、再び十分駅に戻る途中の通りで美味しそうな店を見つけた。
もう14時を過ぎているのでお腹もすいた。美味しそうな麺と台湾ビールでランチにする。美味い。
2人で1杯の麺を食べた後、道端でおばあちゃんが揚げていた揚饅頭を食べる。1個30元。
十分駅に戻ると、相変わらずたくさんの観光客達がいる。ボクたちはゆっくり観光する時間はもう無いので瑞芳駅行きの列車に乗った。瑞芳駅に着くといったん改札を出て、預けていた荷物を行李房で受け取った。そして、台北駅までのローカル線の切符を買って再び列車に乗った。
夕方の17時前に台北駅まで戻って来た。駅から少し離れた東のタクシー乗り場のそばに台北駅の行李房があった。結構分かりづらい場所だった。今晩の飛行機で帰国するため、お土産を買わないといけない。ボクたちは手ぶらになるため、バックパックを1個50元で預けた。「夜遅くなると閉まっちゃうからね〜」と行李房のおじさんに念を押された。閉まるまでには戻ってくるよ。
空港までは来た時と同様、「國光客運」の空港バスに乗って行く。これからお土産を買うのと夕飯を食べるので、バスの出発時間までギリギリになってしまうかもしれない。そこで行李房と逆側ではあるが、事前に「國光客運」のバス乗り場を確認しておいた。これで一安心なので、お土産を買いに台北駅から一番近いスーパーを探す。歩いていると通りの奥に「台北101」が見える。今回、台北での滞在時間が短いので有名な「台北101」には行けなかった。まぁ、そんなに行きたいとは思わないのだけどね。
お土産用にスーパーで台湾の食料などをたくさん買って、両手がいっぱいになってしまった。
夕飯は「濟南鮮湯包」に行った。ジャコ炒飯が美味しいらしく、嫁ちゃんがリサーチしておいてくれた。店に着くと何組か並んでいて日本人観光客もいた。台湾の旅の最後の夕飯はとても満足。美味しかったです。
食事のあと行李房で荷物を受け取り、「國光客運」のバスセンターに行き桃園空港までのチケットを買って1819乗り場からバスに乗り込んだ。
バスは1時間もかからずに桃園空港に到着した。まだチェックインの時間まで1時間20分くらいあるため、フードコートに行きビールとコーヒーを注文。ボクは冷たいビールで喉を潤した。
チェックインの時間になり、搭乗手続きをすませ検査場に進んだ。0:40桃園国際空港発のピーチアビエーションの飛行機で、羽田には04:30過ぎに到着した。そして6時過ぎのバスを待って帰宅した。
台湾は日本から近い。そしてピーチなどLCCがたくさん飛んでいてリーズナブルに行くことが出来る。また、何しろ食べ物が安くて美味いのが魅力的だ。食べ物が美味いのはボクたち日本人にとってとても重要な要素だと思う。今回の旅では、安く鉄道で台湾を一周しながら、いろんな街で美味しいものを食べたり、気持ち良い温泉で温まったりと、とてもハッピーな日々を過ごすことが出来た。なんとなく土地勘も出来たし、台湾に愛着が湧いたので、ぜひまた行ってみようと思う!
我愛台灣!
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