ホテルで朝食後、チェックアウトして外に出た。小雨が降っている。先週台湾に行った知り合いが「1週間ずっと雨だった」と言っていた。ボクたちの旅では「1週間全てではないけれど、結構雨が多かった。」そういう時期なのかね。
嫁ちゃんが自分用にお茶用のボトルを買った。台湾緑茶を飲むのに便利だそうで、日本ではなかなか売っていないみたい。
裏路地にいかにも美味そうな屋台通りを発見したが、ホテルで朝食を食べてしまったので諦める。知っていたらホテルの朝食を食べなかったのにな。
台北駅からMRT淡水線に乗り「忠孝復興駅」で降りる。今日はこれから「千と千尋の神隠し」の舞台やモデルとなった?と言われている「九份」に行くのだ。日本で一番有名な台湾の観光地ではないだろうか。
残額が無くなった悠々カードに100元ほどチャージして九份行きのバス停まで歩く。ガイドブックに載っている1062のバス停(九份行き)は工事中で、「バス停はこの先に移動したよ」と看板があったのでもう少し歩く。人がたくさん並んでいたのですぐに分かった。
バスはすぐに来たので、小雨の中あまり待たずに済んだ。バスに乗り込み、悠々カードをかざそうとすると、「キャッシュオンリー」と運転手に言われて渋々1人100元を払った。せっかくチャージしたのになぁ。ネットには悠遊カードを利用すれば割引きになると書いてあったのになぜ?。
車内には観光客がたくさんいた。12時に出発して13:20に「九份老街」バス停に到着。バス停から少しだけ坂を登るとセブンイレブンがあり、その脇の道が入り口だ。九份老街の中にある「九重町客棧」というところが本日の宿だ。1階がレストランになっており、1部屋5500元とちょっとお高いが、台湾最後の夜なので奮発してみた。チェックインは15時からなので荷物を預けて、千と千尋の世界を散策してみることにする。
アーケードを通ると、下まで続く階段が何本もある。人が賑やかな通りや、ほとんど観光客が通らない寂しい裏通りまで、たくさんの階段がある。ボクたちは、風情のある「九份老街」を練り歩いた。
「千と千尋の神隠し」の湯婆婆の湯屋のモデルになったと言われる「阿妹茶酒館」。台湾旅行のパンフレットにも必ず載っているアングルで写真を撮ってみる。実際行ってみたら、ほぼこのアングルでしか撮ることが出来ないことが分かった。たくさんの観光客が皆同じ場所から写真を撮っている。今日は九份に泊まるので、暗くなったらまた来てみよう。
九份のアーケードのお店も散策して、ピーナッツ巻のアイスや芋汁などを食べ歩きする。芋汁のお店は奥に食べるエリアがあって、高台から景色を眺めることができた。台湾のカップルが窓のすぐ側の席を譲ってくれたので遠くまで景色を眺めることが出来た。晴れていたら海も空も綺麗なんだろうな。
九份は有名な観光地なので中国語以外にも日本語や韓国語の表記もいっぱいある。海外で日本語をみると一気に「外国感」が減っちゃうんだよな。
ホテルに一旦戻り、暗くなって再び出てみる。「阿妹茶酒館」もライトアップされていて幻想的だ。ただ、雨が降っていたため「阿妹茶酒館」に行く階段は傘をさした人たちで溢れており、すれ違うのにも大変だった。
また、夜景を見てすぐに帰る団体客が多いのか、まだ19時なのにアーケードの店はどんどん閉まっていき、今晩ココに泊まるボクたちとしては寂しい。夕飯を食べようと思っても店が限られる。
選択肢が少ない中で、雰囲気の良さそうな「古早丸」で夕飯を食べた。もっとゆっくり夜遅くまで食べ歩きしたり、お酒を飲みたかったなぁ。
仕方がないので、早めにホテルに戻って就寝。
- ABOUT
- プロフィール
- カテゴリー
- 最新記事