いよいよ1ヶ月に及ぶ中米の旅に出発する。朝9時過ぎに家を出て駅まで歩こうとしたが時間がヤバくてたまたま近くにいたタクシーに飛び乗り、駅まで急いだ。そして、空港行きバスがある駅まで電車に乗って行き、なんとか間に合いそうだったのでバス乗り場の近くのパン屋でパンを買った。くるみパンとメロンパン大好き〜。
空港に着いてすぐにアエロメヒコにチェックインすることにした。まず自動チェックイン機でチェックインをし、その後カウンターでキューバのツーリストカードと英語の保険証書を見せて荷物を預ける。キューバに行くにはこのツーリストカードと生命保険の英語の証明書が必用なのだ。
今回の旅はいろんな宿に泊まる予定だ。小さなホテルやCASAにも泊まる。そこで出会うであろう良い人たちへのささやかなプレゼント用として、日本の風景や観光地のポストカードを買うことにした。美しい風景写真、そして浮世絵。「This is Japan」な感じのものを選んだ。売店のお姉さんが小分け用に小さな袋をたくさんくれたのでとても助かる。
次に出国審査だ。今回初めて自動改札の登録をしてみた。一度すると今度からの出国審査も楽になる。人差し指をスキャンしての指紋登録が何故かうまくいかなかったので中指で登録した。乾燥して指紋が読み取れなかったのかなぁ。ちなみに自動改札で出国したらパスポートに出国スタンプを押してもらえないので、ゲートを出たところにある事務室でスタンプを押してもらった。スタンプがたまるのも良い思い出になる。
成田空港の第1ターミナルに来たら必ず入るKALラウンジでいつものように出発まで寛ぐ。しばらく日本食を食べることが出来ないのでカップラーメンを食べる。そしてビールやワイン、ウイスキーも飲み放題なのが嬉しい。
15時すぎにボーディング。クリスマス休暇だからなのかメキシコ人っぽい乗客が多い。
離陸して1時間後にドリンクタイムになった。「TECATE」と「Corona Light」メキシコビールを飲む。ライトなので少し薄いな。
その30分後くらいにパスタとパンの軽食だ。CAのお兄さんが「このパスタは美味しいよ~」と腕の力こぶを作ってジェスチャーで言ってきた。ビール以外にも赤ワインも飲んでみる。そしてだんだん酔っ払ってくる。
ほろ酔い気分でしばし映画を見て寝る。室内灯も消灯になった。ZZzz・・・
メキシコシティまで残り1時間半くらいのところで朝食が配られた。クロワッサンとスクランブルエッグだ。朝食なのでアルコールはなし。
現地時間の12:15に無事メキシコシティ空港(ベニートフアレス国際空港)に着陸した。12時間ほどかかったが地球の自転と逆回りなので日付でいうと出発日と同日到着だ。なんか変な感じ・・・。預けていた荷物がなかなか出てこない。1時間近くかかりやっと荷物を持ってメキシコ入国だ。
現金がないので到着したTerminal2のATMでメキシコペソをおろすことにした。何件か違う銀行のATMがあったので操作してみたがなかなかうまくいかない。3つめのATMには日本語メニューあり無事7000ペソほどおろす事ができた。
続いて空港内の「telcel」でメキシコのSIMカードを2人分購入。カード購入後にそれぞれ500ペソほどチャージした。アクティベートとチャージにはスマホの操作が必用なため、店員のお姉さんに教えてもらい無事チャージ完了。
現金を手にしたボクたちは早速セブンイレブンでジュースを買った。
到着したのがTerminal2で、地下鉄があるTerminal1まではエアトレインで空港の周りをぐるっと移動した。運賃は無料だったが先ほど買ったジュースは持ち込めないと言われ急いで飲んだのだ・・・。
Termial1を出て左に行くと地下鉄の駅がある。地下鉄は1人10ペソだ。
空港から市街地までは結構距離があり、大きなバックパックを担いで電車に乗っているボクたちに酔っ払いのオジさんが絡んできて「アミーゴ、アミーゴ!」と叫んでいた。そんなこんなもありながら電車を3回ほど乗り継いでホテルの最寄駅「CUATRO CAMINOS」に到着した。
宿は歴史地区的なエリアにあり、スペインの面影が残る通りを歩いて向かった。今日の宿は「Mexico City Hostel」というところで1部屋1泊で628ペソだった。同じ名前のホテルが近くにあり、最初に行ったフロントでは「キミたちの宿は通りの向こうのあっちだよ」と言われた。
さっそくチェックインをして部屋に荷物を置き、パスポートやカメラ、小額の現金を持ち街へ出かけることにした。
街にはクリスマスの飾りが施されており、ソカロ歴史地区のコンスティトゥシオン広場にはたくさんの人たちがいた。
広場の前にある「メトロポリタン大聖堂」は今回の旅で嫁ちゃんがぜひ行ってみたかったカテドラルだ。1573年から建設をはじめて1818年に完成したそうだ。スペイン建築の壮大さを感じる事ができる建築物だった。圧巻です。
大聖堂の入場は無料だが、鐘楼に有料で上がれるらしい。しかし去年のメキシコ地震のせいなのか分からないけれども今回は登る事ができなかった。
明日は世界遺産「テオティワカン(Teotihuacan)」を見に行くのだ。日中は遺跡をずっと見るのだけれど、夜にはそのテオティワカンで開催される「ナイト・エクスペリエンス」という光のショーを見る。そして明後日の夜は「アレナ・メヒコ(Arena Mexico)」でメキシコのプロレス「ルチャリブレ」を見る。この2つのショーについてはあらかじめ日本にいるときにチケットマスターでチケットを予約しておいた。それらのチケットを受け取るためにコンスティトゥシオン広場の近くにある「LIVERPOOL」というデパートの中にあるチケットマスターのオフィスまで行ってきた。
無事チケットをゲットしたボクたちは安心して夕飯を食べに行くことにした。通りを歩いていると、いろんな人が手作りのモノを売っている。メキシコの民芸品はとても色鮮やかで美しい。すごく欲しいのだけれども、バックパッカーの悲しいのは旅の序盤で荷物を増やす事が出来ないことなのだ。残念だがもう少し旅の後半でいろいろ買うことにしよう。
ボクはお酒が好きだ。メキシコと言えばテキーラが有名だけれど、メキシコでビールと言えばコロナビールだろう。もちろん他のビールも種類がたくさんあるのだろうけれども、日本で有名なメキシコのビールはコロナビールだ。そこで、生のコロナビールが飲めるお店「サロン・コロナ(Salón Corona)」に行ってみた。そしてタコスとコロナの黒生ビールを注文。美味かった〜。ボクたちは少食なのですぐにお会計。168メキシコペソ。1000円くらいかな。
ちなみにメニューはスペイン語で読めないので、この店のGoogleMap情報にたくさんアップされている料理の写真を指差しで注文したのだ。便利な世の中になったもんだ。
本場のタコスとコロナビールを満喫したボクたちは宿へ戻ることにした。帰りに広場を通ると、クリスマス飾りのイルミネーションが灯され、とても美しかった。また、メキシコシティの夜の街並みもとても美しかった。クリスマスシーズンに来て良かったな。
宿に戻ってシャワーを浴びる。一応お湯は出るけれども部屋が寒い。メキシコってこんなに寒い国だったのか?
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