明るい日差しで7:30頃目が覚めた。カーテンを開けてみると目の前にはピピラの丘から見たのと同じグアナファトの街並みが広がっている。この部屋のロケーションは最高だな。
食事の前に溜まっていた汚れた服の洗濯をすることにした。この宿には洗濯機があることを事前に調べておいたので今日まで洗濯せずにいたのだ。
長い旅になると洗濯をどうするか、ということがとても重要だ。まして常夏の国々ではなくメキシコは思ったより寒い。服も厚手のものが多いので余分にたくさん持ってくることはできない。そのため今回の旅では基本的には2泊する宿や地域で洗濯をしていく予定にしている。
洗剤は洗濯機のそばにあったので使わせてもらった。洗濯機が回っている間に朝食だ。朝食の写真は1枚しか撮っていなかったけれども他の宿泊客たちと雑談しながら食事をする。ボクたちのカタコト英語でも話がはずむ。
洗濯が終わったのでTシャツやパンツなどは乾燥機にかける。
建物の中を探索したり、中庭やベランダに出てみるとすごく開放感があった。ホント、良い場所に宿を建てたよなと思う。綺麗に整備されていてとても清潔な宿だ。
インテリアやオブジェにも凝っていて、ご主人の趣味の良さを感じる。
宿のご主人に明日の朝の空港までのタクシーについて尋ねると「他のお客さんもタクシーで行くから相乗りしたら半額だよ」と言われてそうすることにした。ちゃんと理解できるように紙ナフキンにメモしてくれたので助かった。明日の朝は5:15にリビングに集合することになった。
洗濯物のいくつかは乾燥機にかけずに部屋干しをすることにした。部屋は三面窓なので日差しも良くすぐに乾きそうだ。乾燥機にかけた洗濯物が乾くのにまだ1時間くらいは時間がかかりそうなので、その間にピピラの丘に行くことにした。
宿から歩いて数分の「ピピラの丘」に到着するとすでに観光客たちがいた。お土産店もオープンしていていろいろと売っていた。
お土産店の店先でストロベリーにアイスを入れたものを売っていたのでグアナファトの街並みをバックに食べてみる。25ペソ。
昨日見た夕暮れ時や夜に眺めるグアナファトの街並みの景色も綺麗だけれど日中のコントラストの高い景色も綺麗だ。丘の展望台からはたくさんの観光客たちが今日も写真を撮っている。
そしてボクたちもパノラマ写真をまた撮ってみる・・・
このあと、グアナファトの街を観光するのだがケーブルカーに乗らずに歩いて降りてみようと思う。「地球の歩き方」には「道中には強盗もしばしば出没するので・・・」と書いてある道だ。
歩いてみると現地の人たちも普通に生活してそうだし大丈夫そう。気をつけるのは大切だけれども、観光地なのでまぁ大丈夫かな。
途中、メキシコ在住の日本人たちのグループに会って色々と話をした。そして無事に麓の街まで到着。
街を歩いているとカラフルな切り絵の旗がたくさん飾ってあった。「pape picado」というそうで、メキシコではお祝いの日などに飾られるそうだ。とても綺麗。
遠くに見えるのは「サンフランシスコ教会」か。
ファレス劇場の前ではメキシコの街でよく見る、都市の名前の可愛いロゴのオブジェで「GUANAJUATO」と作っていた。写真をちゃんと撮りたかったのだがすぐに撤収されてしまった。
隣の「サンディエゴ教会」の中にも入って見る。クリスチャンではないが、教会に入ると気が引き締まる。
つづいて街のランドマークの「バシリカ教会」。丘の上からもよく見る事ができるアノ建物だ。
先ほどのサンディエゴ教会よりも中が広くてより幻想的に感じる。
街を歩いていると、ピピラの丘から歩いて降りる時にすれ違ったメキシコ在住の日本人たちに再び出会う。これも何かの縁なので一緒に記念撮影。写真は載せないけれどもとても楽しそうに撮れました。
「地球の歩き方」にも載っている「口づけの小道」に行ってみるとすでにカップルたちでいっぱいだ。
こんな感じで他の人たちが見ている前でチューチューするのだ。
街のいたるところにある時代を感じるトンネルの雰囲気が素敵だ。
メキシコ人はタコスなどに入れて鶏肉をたくさん食べるのだろう。鶏の丸焼きをしている店をよく見かける。
パン屋に亀仙人の弟子がいた。
そして「イダルゴ市場(Mercado Hidalgo)」に到着した。
イダルゴ市場はもともと駅舎だったそうで、入り口は巨大で豪華だが中に入ると天井が高く広い空間に店がたくさん並んでいる。メキシコシティで行ったソノラ市場などと比べても天井が高いので市場によくあるような圧迫感はない。
いろいろな店はあるけれども、コレといって今すぐ欲しいものはなかった。まだ旅の前半なので荷物をあまり増やせないしね。
イダルゴ市場の隣りにたくさんの食堂がある。そして店先や店のベランダからおばちゃんたちが威勢のよい声で客引きをする。もうビックリするくらいの客引き合戦だ。
店を決めてランチにする。スペイン語のメニューが読めなかったので、隣の英語が分かる男性が頼んでくれた。料理の他にビールとジュースも注文して150ペソ。味は・・・んー微妙。
イダルゴ市場の正面には「ベレン教会」があった。
教会の中に入ってみると薄暗く神聖な感じがする。光が差して明るくなっているステンドグラスが綺麗だ。
教会の出口には修復のための募金箱があったので少しだけ寄付をした。
街を歩いていると丘の上に建つカラフルなコロニアル調の家々、美しい教会、オブジェ・・・色々な素敵なモノを見る事ができる。グアナファトはそういう素敵なモノがギュッと詰まっているカワイイ街だ。
グアナファト大学の建物もすごい。1732年に設立されたそうだがこの白い巨大な建物には、存在感のある大きくて長い石段がある。せっかくなのでボクは上まで登ってみることにした。もちろん嫁ちゃんは登らない。距離が長いので結構疲れる・・・。
ちなみに階段の上から逆に見下ろした写真がコレ。遠くにピピラの丘が見える。
ラコンパニーア聖堂にも行ってみる。中に飾ってあったクリスマスツリーがもうすぐくるクリスマスの気分にさせてくれた。グアナファトにはホント教会が多いな。今日は何軒の教会に入っただろう・・・。
歩き疲れたので、グアナファト名物の橋の上のカフェ「Santo Cafe」に行って休憩することにした。
店員さんはボクたちを見て日本語メニューを出してくれた。一言も日本人だとは言ってないのに分かるんだなぁ・・・。
ビールとスムージーで90ペソ。チップが9ペソ。夕暮れ時に外で飲むにはちょっと寒かった。
嫁ちゃんがどうしても行きたいという「Rincon Artesanal」という店に行ってみた。一品ずつ異なる個性豊かなデザインのカラフルな浮き模様がかわいい陶器「セルビン焼」のお店なのだ。
店内撮影禁止なので写真はないけれども、嫁ちゃんが可愛いお皿とカップを2セット買った。このお店のパメラおばあちゃんが「クリスマスだから安くするわよ」と言って合計600ペソに負けてくれた。グアナファト以降も長い旅が続くので厳重に包んでもらったのだけれども、陶器をバックパックで運ぶのはちょっと怖いね・・・。
買い物を済ませたボクたちは地下通路?(地下ではないか・・・)を通って近道をし、ケーブルカー乗り場へ急いだ。
いまは夕方の6時前。ピピラの丘から夕日に染まる街並みを見るためにケーブルカーは大混雑していた。
ピピラの丘の展望台に着くと観光客の人たちが日が暮れるのを待っていた。
日が暮れるとピピラ像の前の広場で踊りが始まった。衣装を着た子供達が軽やかに踊っている。
続いて大人たちも踊り始めた。石段にたくさんの観光客が座って見ている。メキシコの踊りなのかな。
暗くなっても踊りは続いている。ライトアップされて伝統的な衣装を着た女性たちが軽やかに踊っている。ピピラの丘ではいつもこういうイベントをやっているのかな?
夕飯を食べるためにケーブルカーで再び麓の街へ降りてきた。グアナファトは世界遺産の街なので観光客もたくさんいて、いろんな場所にオブジェなどの飾りがあったり、音楽隊が演奏をしていたりと、観光地らしくて楽しい街だ。
ピカチューのリュックを背負ったこども。
電飾マンと抱き合うおじさん。
夕飯のお店の写真を撮り忘れたけれどもチキンとライス。ビールは無かったのでfrescaを飲む。102ペソをクレジットカードで支払いたかったのだけれども、明らかにメンドくさそうに「使えない」と言われたのでチップを払うのをやめた。
帰りにOXXOに寄って水とメキシコのビール「DOS EQUIS」を買った。そして最終のケーブルカーに乗って宿に帰って明日の支度をする。
明日は1200kmの大移動なのだ。
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