昨日は早起きだったので今日はゆっくり8時に起床。
食堂に行ったらみんなが自分たちの朝食を作っていた。デンマーク人の青年がホットケーキを焼いていて「10分で焼きあがるから出来たらあげるよ」と言ったので待っていたがなかなか出来ないので自分たちでパンと目玉焼きを焼いて食べた。
朝食のあとは宿の中を散策した。センスの良いレトロチックなインテリアが飾ってあった。
今日はサンクリストバル・デ・ラスカサス の1日観光だ。天気はあまり良く無いけれどもさっそく出かけてみる。
お店の前のポスターに・・・「マルちゃん!」。
目指すはカリダー Y サント・ドミンゴ市場(Mercado De La Caridad Y Santo Domingo)。そのそばに白地に赤ラインの教会があった。
市場ですごく濃いヒゲのお兄さんの写真がある通路を歩いて奥に進む。
通路の両脇に所狭しとたくさんのお店が並んでいる。そして野菜や肉などの生鮮品から日用品までなんでも売っている。
露天だけでなく建物の中にもギッシリとお店がひしめいている。
昔懐かしい感じのゲームコーナーもあった。いや〜この市場カオスだわ。
市場の周りにもいろいろ店がある。
DVDがたくさん。
パイナップル。
ポップコーン。
ニワトリ!
すぐ近くの「サントドミンゴ寺院」。
この寺院の周りには民芸品を売っている店がたくさんあった。手作りのものばかりなのだろうが、とてもカラフルで可愛い。
教会の中にも入ってみる。祭壇の前には何やら模型があり、ダンボール紙で岩を表現していた。
休憩をしたかったので「Cacao Nativa」というカフェに入る。
いろいろな濃さのカカオの飲み物がある。
それぞれ濃さの違うチョコラテを嫁ちゃんと注文。2つで85ペソ。
晴天のもとソカロを通り、「セリト教会(Iglesia del Cerrito)」に向かう。
教会は階段を登った随分先にあるな・・・。
早速登り始めた。ここの壁にもアートな絵が描いてある。メキシコ人は寛容だね。
傾斜が急なのでジグザグに登っていくのだ。
もうすぐ・・・。
到着した。教会の中の写真は撮らなかったけれども、クリスマス飾りがしてあった。
いま登って来た方に振り返って見るとこんな感じ。結構急だな。サンクリストバル・デ・ラスカサスの街並みをもっと見たいのに両脇の木が邪魔している。
さてと、降りるかね。ココにもビートルがあった。
幹線道路に出てみた。あっちが空港方向みたい。
酒屋かな?従業員の人たちがみんなで記念写真を撮っていた。手を振ったら振り返してくれたよ。
幹線道路の190号線とインスルヘンテス通りが交差する場所にあるOCCのバスターミナル。昨日降りたターミナルだ。
青いラインが特徴的な「サンタ・ルチア教会(Iglesia De Santa Lucia)」だ。
先日のメキシコ地震の傷跡なのか?壊れた箇所の修復が行われていた。
昨日ちょっとだけ寄ったメルカド。
パン屋さん。あまり美味しそうなパンは無かった。
『Restaurant & Cafeteria Wa "輪"』というラーメン屋を発見!しばらく日本食を食べていないのでランチはラーメンにする!場所はココです。
日本人の方が経営されているみたい。とても楽しみだ。
嫁ちゃんは「豚骨ラーメン」を注文。
ボクは「担々麺」を注文。
テラス席で食べていたので通りを眺めていると、民族衣装を着た先住民の方達がここでもお土産を売り歩いていた。
ラーメンの麺はパスタなのかな?日本から見て地球の反対側のこの街に多くのものを望まないが久しぶりの日本の味だったので美味しかった。満足満足。2つで246ペソ。ちょっと高いかな。
そのあと「Oh La La Pasteleria」というカフェに行く。オシャレな店なのでメキシコにいる感じがしない。
ケーキとカフェラテ2杯を注文。しばらくノンビリする。全部で105ペソ。
綺麗な設備なのでノンビリついでにココでトイレも済ませておいた。
街で見かけるお土産売りの方は女性ばかりだ。先住民の男性たちは何をしているのだろう?
サンクリではポンポンを多くの店で見かける。先住民のおばさんも「コレどうだい?」と売ってくる。
気に入ったデザインや色を探して何件か回り、自宅用に1つ買ってみた。55ペソを50ペソにまけてもらった〜。家に飾ろうっと。
サンクリの手作り土産ってホント、カラフルで可愛いよな。
宿の中庭のベンチに座り、先ほど買ったSOLビールを飲む。
プルタブを開けたら「ジュワ〜!!!」と吹き出て溢れるまくる。
なんか、お漏らししちゃったみたいにズボンが濡れてしまった。
それにこのビール、チェリー味?であんまり好きじゃなかった。失敗。
夜になってきた。今日は12月24日クリスマスイブだ。
クリスマスパーティーは20:30スタートで、ワインか地ビール1杯は飲んで良いらしい。宿のスタッフたちが食事の準備をしている。
メキシコ、ドイツ、フランス、デンマーク、フィンランド…といろんな国の人たちと盛り上がる。宿のじいちゃんに「日本語でカンパイはなんて言うのだ?」と言われ「カンパイだよ」と答えると、みんなで「カンパ〜イ!」みたいなノリでとても楽しい。
「明日はパレンケに行って、そのあとグアテマラに行くんだ。」と言ったら、じいちゃんはその昔、グアテマラからメキシコに来たらしく「グアテマラの治安は良くないから気をつけろよ。」と言われた。
そんなじいちゃんは今日67歳の誕生日だそうで、孫娘がケーキのロウソクの火を消してみんなで「Happy Birthday !」の合唱。
たまたま嫁ちゃんの隣に座ったドイツ人の女性と友達になっていろいろ話をした。
そしてこの家で作った?テキーラを飲まされる。美味いけれどもキツイ。「ポッシュ」というお酒だそうだ。
明日はピックアップが04:30に来るのでパーティの途中で抜けてシャワーを浴びる。サンクリストバル・デ・ラスカサス は高地だからすごく寒い・・・。
・・・まったく眠れない。胃が痛い。クリスマスパーティーの時に飲んだ「ポッシュ」が消化されない。胃薬を飲んだがあまりにも胃が痛くて気持ち悪いのでトイレに行って吐くことにした。まだ暗い夜中のトイレで1人ゲーゲーする。昨日の昼に食べた担々麺が・・・。「ポッシュ」は2杯しか飲んでないのにこんなに悪酔いするのか。
結局寝れずに支度をして4時前にチェックアウトをする。荷物をまとめてリビングでピックアップが来るのを待つ。4時にピックアップのはずなの4:30にやっとピックアップのミニバスが来た。そして暗闇の中、満席のミニバスが走って行く。嫁ちゃんは後部席、ボクは運転席の横に大きなバッグを担いだ西洋人の若者と詰めながら乗った。息苦しいな。
暗闇がだんだん明るくなったが霧が濃くて視界が良くない。2時間半ほど走り7時に車が止まる。
トイレ休憩と朝食のため、旅行会社と提携しているレストランに寄ったのだ。2日酔いで何も食べたくないのでトイレだけ借りた。トイレ利用は1人5ペソだ。そして40分後に出発した。
9時に滝に到着した。10:45まで自由行動だ。
お土産の店も朝早くから営業している。
ココは「アグア・アズル(Agua Azul waterfalls)」という滝だ。滝というか小さい滝がある綺麗な川だな。
曇りなので少し寒い。また、小雨が時々散らついている。
川に沿って店が並んでいる。そこを上流に登って行く。
人と比較をすると大きさが分かって迫力を感じる。
滝の勢いがすごくて飛沫が森じゅうに飛んで来るのでポンチョを着た。
歩き疲れてきたので店で休憩することにした。frescaと生搾りオレンジジュースで65ペソ。
休憩しながら周りを見ていると、楽しそうに遊んでいる家族やカップルがたくさんいた。泳いでいる人もいたけれども寒くないのかな。
集合時間になったのでバスに戻ることにした。そして次の目的地に出発だ。
1時間ほど車に乗って「ミソル・ハ(misol-ha waterfalls)」という滝に到着した。
大きな滝だ。ここでの見学時間は1時間。
大きな滝壺と落差のある滝。水量が多いので離れていても飛沫が飛んで来る。
滝の裏側にも行くことができる。
マイナスイオンをたくさん感じることができた。
「ミソル・ハ」の次はいよいよ古代マヤ文明の「パレンケ遺跡(Palenque)」だ。
30分ちょっとするとゲートが現れた。パレンケ遺跡に入る手前で「自然保護区入場料 」として32ペソが徴収される。今回のツアーには
・サンクリストバル・デ・ラスカサスからの移動
・アグア・アズル滝
・ミソル・ハ滝
・パレンケ遺跡
・グァテマラへの国境超え〜フロレスへ
・フロレスでの2泊
・ティカル遺跡
・メキシコへの国境越え〜チェトマルへ
などがコミコミで2人で10900ペソ(約7万円近く)だが入場料などもそこに含まれている。
パレンケ遺跡の入場料は1人70ペソだった。
さっそく入場する。
ジャングルを抜けると遺跡が見えてきた。「頭蓋骨の神殿、神殿13、碑文の神殿」が連なっている。
「神殿13」の内部に入ると「赤の女王の石棺」がある。
「碑文の神殿」はとても大きい。
遺跡の前は広い空間になっている。
「宮殿」に登ってみる。
「宮殿」の上には「天体観測塔」がある。
「宮殿」から降りるとお土産をたくさん売っている。
水路を越えると「太陽の神殿」がある。
「十字架の神殿」に登ってみる。
眺めがいいな。
小高い山の上にある「葉の十字架の神殿」
マヤ文明の象形文字のお土産。麻雀牌みたいだな。
これは「X神殿」かな。
ぐるっとパレンケ遺跡を2時間周ってそろそろ集合時間になるので戻るとするかな。
いや〜、ティオティワカン遺跡とパレンケ遺跡とは文明が違うので雰囲気も全く異なっていたけれども、とても壮大な古代遺跡で感動した。
集合時間になってもピックアップのバスが来ない。「本当にバスは来るの?置いてけぼりにされてない?」と不安になってきたが、一緒に来た人たちの顔を見つけて安心した。おじさんが売り歩いていたピニャコラーダアイスを買って食べながらバスを待つ。10ペソ。
バスに乗り、16時過ぎに本日の「Hotel Xibalba」に到着。ツアーにはついていないのでBooking.comで予約しておいたホテルだ。1泊で679ペソ。
チェックインして荷物を置いた後、パレンケの街に出てみる。そんなに大きな街ではないようだ。
ポケモンのケータイ屋?
今回のツアーの旅行会社「KICHAN BAJLUM」まで歩いて行き、明日のピックアップ時間を確認しておく。朝の9時でいいと言われる。明日はメキシコ国境を超えてグァテマラに入国するのだ。
ツアー会社からもう少しだけ歩くとパレンケセントラル公園がある。宿からは歩いて10分くらいだ。
ここの入り口に「PALENQUE」のカラフルロゴがある。
逆から見るとこんな感じ。
通り沿いにバーガーキングがあったので今日のランチ兼夕飯はココで食べることにした。
チーズバーガーのワッパーとポテト、ペプシのセットを2つで183ペソ。
なんとなく今朝の2日酔いが残っているので全部は食べられなかった。
昨日から今朝にかけて全く寝ていないので19時くらいに落ちるように就寝。パレンケのクリスマスの夜の街を満喫することは出来なかった。
今日は今回の旅で楽しみにしていたイベントの1つ「国境越え」をするのだ。パレンケから車で国境近くまで行き、川を船で渡りメキシコとグァテマラの国境を超えるのだ。そして再び車に乗り、世界遺産「ティカル遺産」の拠点、フロレス(Flores)を目指す。他のブログを見ると、このルートは舗装されていない場所も多く、結構大変なようで嫁ちゃんもあまり気乗りしていなのだが、ボクのたっての希望でこの「川越えルート」にしたのだった。300kmを越える大移動、超楽しみだ。
ホテルをチェックアウトする前に1人で散歩に出た。パレンケのADOバスターミナルがあったので行ってみる。
パレンケではツアーバスを利用しているのでADOなどの路線バスは使っていない。このバスターミナルは新しくとても綺麗な施設で、パレンケと多くの都市を結んでいる。今回は遺跡巡りや国境越えと移動をセットにしたので路線バスを使っていないが、移動だけならばこっちの方が全然安い。
ターミナル内の売店で水を買っておいた。
今日の天気は爽やかだね。昨日の朝までいたサンクリストバル・デ・ラスカサスとは違い、パレンケは標高が高くないので12月だけれども暖かい。コレがボクたちのイメージしているメキシコの気温だよ。
チェックアウトをしてホテルの前でピックアップを待つ。
時間通りには来ないな。
9時過ぎに迎えにきたがなんとニッサンの乗用車。バスじゃないのか?このままどこかに連れ去られたりしないよな・・・。
別のホテルで2人のイギリス人をピックアップし、グァテマラに向けて出発だ。
途中のコンビニでコーヒーとジュースを買う。37ペソ。このコーヒー美味しいな。
グァテマラ方面へ向かうとどんどん山や森が増えてくる。ケータイの電波も弱くなってきた。今回、メキシコ国内ではTelcelのSIMを使っているが、グァテマラでは滞在日数が短いためSIMを購入しない。オフラインでも使用可能な地図アプリ「maps.me」をあらかじめダウンロードしておき、その地図を見ながらグァテマラへの思いを馳せらせる。ちなみに「maps.me」はいろんな国の地図データをあらかじめダウンロードしておけるので便利だ。いろんな旅ブログでも紹介されている。
11時頃「タバスコ」の町でトイレ休憩。猪木が流行らせたというアノ辛味調味料の町だ。
12時に国境の町「エル・セイボ(EL CIEBO)」に到着。あれ?川超えてないぞ。すっごく楽しみにしていたのに川越えルートじゃないのか!残念・・・。
メキシコの出国手続きは簡単に終わった。他の人のブログに書いてあったような税金や賄賂などはとられなかった。
難民がいるのかな。陸続きの国って大変だな。
柵で囲まれた通路を歩いていると前方から人がやって来た。彼らはボクたちと逆にグァテマラからメキシコに入国する人たちだ。
通路を越えるとちょっとボロい小屋がある。
ココがグァテマラの入国審査の場所だ。メキシコ側とはエラい差だな。
こっちの入管でも賄賂や税金はとられなかった。
グァテマラ側で待機していた車に乗り換えだ。
目的地のフロレス(Flores)までは今来た道のりのと同じくらいの距離がある。先ほどまでは乗用車だったのでスピードを出すことができたがこのミニバンだとスピード出せるかなぁ・・・。
国境を超えたところでドライバーに『ここでグァテマラのお金ケツアルに交換しときな。コイツは友達だから大丈夫。』と言われ、500ペソだけ両替することにした。175ケツアル。レートは良いのかどうかは分からないので少しだけしかしていない。
そしていよいよグァテマラのフロレスへ向けてのスタートだ。景色は先ほどのメキシコとあまり変わらないな。国境越えただけだしな。
ひたすら走っているだけなのでお腹が空いてきた。同乗者のイギリス人の名前はマットとロバート。マシュマロクッキーをもらったのでオレたちは日本から持って来たジャパニーズソルトテイストクッキー(塩煎餅)をあげた。「美味いね!」と言ってくれたけど、この美味さをホントに分かってくれているのだろうか。
東南アジアで国境を越えた時にも思ったが、国境を越えても自然の景色はあまり変わらないけれども人の住んでいる環境などはやはり国によってガラリと変化する。アメリカとメキシコの間に大きな差があるのと同様、メキシコとグァテマラとの間にも大きな差がある。
随分と周りの景色が町になってきた。
グァテマラにもトゥクトゥク(みたいな乗り物)があるのだね。
なんだコレは?
13:40頃ガソリンスタンドでトイレ休憩。売店に行ってみたが、良さそうなモノはあまり売っていなかった。
ガソリンスタンドでは車の洗車をした。洗車といっても5〜6人の人たちがバケツで水と洗剤をぶっかけ雑巾で拭いていくのだ。
16時前にサンタエレナ(Santa Elena)のキンタマヤホテル(Hotel Quinta Maya)に到着した。
このホテルはツアーに含まれている宿で、今日から2泊する。
ホントはフロレスの島の中に泊まりたかったのだけれども、島には近いのでヨシとするか。
部屋に荷物を置いてフロントでランドリーの場所を聞いた。そろそろ洗濯をしないとヤバイのだ。
ランドリーは2ブロック歩くとあるそうだ。グァテマラは怖い町のイメージがあるので用心しながら歩くとヘンな店を発見。プーさん、ミッキー・・・。
「LAUNDRY」の文字が見えて来た。ココかな。
恐る恐る門をくぐってみる。
おばさんとおばあさんがいた。洗濯機もあるのでココだと思うのだが英語が通じない。困っていると奥から英語が通じるおじさんが出てきて助かった。このおじさんは少しだけだけど日本語も話すことができた。
カゴいっぱいの洗濯物で35ケツアル。少し高いと思うけれどもお願いした。2時間後くらいに取りに来てと言われた。
洗濯が終わるまで時間があるのでペテン・イツァ湖に浮かぶフロレス島まで歩くことにした。途中、ツアー会社があった。今朝までいたパレンケにも、次の目的地のチェトマルにも便があるようだ。
フロレス島に向かう橋の手前には大きなショッピングセンターがある。あとで行ってみようかな。
のんびり橋を渡ってフロレス島に到着。
「Peten」のロゴ。メキシコだけではなくグァテマラにもこういうのがあるんだね。
フロレス島は1周20〜30分もあれば歩いて回れる小さな島だ。
安宿や旅行代理店、お土産店などがある。
・・・ミッキーやミニオンズ・・・
湖の岸辺に行ってみた。だんだん夕方になってきたな。
夕涼みなのか人もたくさん集まって来ている。
屋台にも人が集まっている。今日の夕飯はココにしてみようかな。
屋台でケーキ・・・甘そう。
おかずを選んで注文する。12ケツアル。ビールは近くの店で2本で20ケツアル。結構高いな。
湖を眺めながら食べる。味は・・・。
雲が多く、夕日が沈む瞬間を見ることは出来なかった。そろそろ帰るとするかな。
ホテルに帰る途中、フロレス島の入り口にあるショッピングモールに寄ってみた。施設は新しくて綺麗なのだけど客が少ない。地元の人はほとんどいない。観光客向けのショッピングモールなんだろうな。
ショッピングモールの中にあるスーパーを物色。品揃えも豊富だ。
グァテマラのコーヒーやチョコレートもあるのでお土産をココで買うかな。VISAカードを使えることを確認したので明日時間があったら来てみようっと。
19時に洗濯物を受け取りに行ったらちゃんと乾いてた。助かった〜。
部屋に戻って、旅行代理店へ『明日の朝は5時ピックアップでいいよね?』と確認のメールをしたら『ホテルで朝食食べて8時にピックアップだ。』との返事。朝日を見たいと要望していたのでフロントで確認してもらって5時にしてもらった。危ない危ない。『ティカル遺跡の入場チケットは含まれているよね?』とこれまた確認すると『ノー』と。いやいやいや、バウチャーに「チケットは含まれている」と書いてあるぞ。KICHANからは連絡もないし対応が良くない。フロントのお姉さんにKICHANに電話をしてもらってチケットは含まれているはずだと伝えてもらった。途中で「あなた直接電話出る?」と言われたけれども言葉が通じないので話してもらった。
ツアーにチケットが含まれている確認が無事終わり、フロントのお姉さんに「I have no cash」と言うと「Don't worry」と言われた。国境で175ケツアルしか両替していないので現金が必要だと困るのよ。
今日はマヤ文明最大の都市遺跡である世界遺産「ティカル遺跡」に行くのだ。朝4:30にピックアップ予定なのだがバスが来たのが30分遅れて5時。バスに乗ると西洋人の観光客たちで満員だった。この人数をホテルを回ってピックアップしたのなら30分くらいは遅れるかもね。
途中ガソリンスタンドに停まり、「現金が必要な人はここのATMで引き出しておくように」と言われた。ボクたちは明日にはメキシコに再入国するのでできるだけケツアルの現金を持ちたくない。遺跡の入場料や遺跡での食事などはツアー料金に含まれているし、何か支払いが必要になっても可能な限りクレジットカードを使うつもりなので引き出しはしなかった。
6時にゲートに到着。バスを降りる。
ティカル遺跡のチケット売り場というかココはバンルラル銀行の支店らしく、ここでチケットを購入する。チケット?領収書?
入場料はツアー料金に含まれているため、ドライバーから2人分300ケツアルの現金をもらってチケットを購入。パスポートを見せて懐かしのドットプリンターで印刷した紙をもらう。
ちなみにツアーガイドはロイさん。実は昨日洗濯をお願いしたランドリーの息子さんだったらしく、ボクたちのことを覚えていてくれた。ボクは彼の顔を覚えていなかったが英語で答えてくれたのはこのロイさんだったのか?ビックリ。
遺跡の入場ゲートの前でトイレ休憩と朝食だ。そんなにお腹が空いてなかったのでロイに「今は食べたくないよ」と言うと「そっか、じゃあ戻ってからにしな」と言われたので後にする。
ガイドのロイに連れられてボクたちのグループは7時にツアースタートだ。グループは英語とスペイン語を選ぶことができる。
ビジターセンターの入り口にはティカル遺跡の全体がわかる大きな模型が置いてあった。
中に入ると先ほどのチケット?領収書?を見せて、バンドを1人ずつもらった。名前もリストに手書きで1人ずつ記入している。何のためなのだろうか?効率がとても悪そうだ。まだ早朝なので客が少ないが日中ならば入場に時間がかかりそうだな。
これはティカル遺跡のMAP。
ロイについてぞろぞろと森の中を歩く。ティカル遺跡4時間見学コースのはじまりだ。
おっ、なんか朽ち果てた車が森の中にあるぞ。カッコ良い。
まずは「コンプレッホQ」というピラミッド。
登ってみる。
ピラミッドの周りも整備されていて綺麗な公園って感じ。
石碑もある。
ロイが「あの小高い山はなんだ?」とボクたち参加者に質問し、嫁ちゃんが「あれも同じくピラミッドじゃないの?」と答えた。正解だそうで「コンプレッホR」という双対のピラミッドなんだそうだ。まだちゃんと発掘していないので草木がボーボーだ。グァテマラやメキシコの密林にはこのように草木に埋もれて発見すらされていない遺跡が数え切れないほどあるらしい。
再びジャングルを歩くと木の隙間から巨大な神殿が見えきた。
森を抜けると視界が開けてきて「グランプラザ(大広場)」が見えてきた。
遠くに「1号神殿」と「2号神殿」が見える。ココから20分ほど自由行動になったのでいろいろ周ってみる。
後ろを振り向くと「北アクアポリス」の主神殿。
1号神殿。高さは51mほどあるそうだ。大きいな。でも登れない。
2号神殿。高さは42mだそうだ。
2号神殿には階段があるので登ってみる。
森の木の高さよりも高くなってきた。
2号神殿から見た1号神殿とグランプラザ。
猿みたいなのがいた。
中央アクアポリス側から見たパノラマ写真。
コレは「中央アクアポリス」。
再び森の中を進む。途中にある小さな神殿やピラミッドはもはやどれがどれだかよく分からないや。
この辺りは「失われた世界」という場所らしい。
階段を登ってみる。
景色良いね。森のほとんどの木よりも高くまできた。
「失われた世界」のピラミッドは壮大だね。造りがテオティワカンのピラミッドみたいだ。
森を奥に進む。キジがいた!
「4号神殿」という70m近い神殿に登る。
たくさんの人たちが上の石段に腰掛けて休んでいた。その中で陽気なアメリカ人のグループがいて、ボクたちが日本人だと分かると「アベノミクスはどうだ?ウチの大統領のトランプはどうだ?」と話しかけてきた。こういうフランクなノリは好きだな。
びっくりしたことにそのうちの1人はテニスプレーヤーだそうでその昔、錦織と試合をして6-1、6-0で負けたとか・・・。この若者、スゴイ人なのかも?
「4号神殿」から見たパノラマ写真。ホント遠くまでジャングルだね。
グァテマラのティカル遺跡はスターウォーズ「エピソード4 新たなる希望」の反乱軍基地のロケ地として使われたそうだ。もう覚えていないので今度スターウォーズを見直してみようっと。
「4号神殿」から降りてきてヘトヘトで喉も乾いていたので売店でジュースを飲んだ。20ペソ。日本円で300円以上か・・・。
はじめにきた「コンプレッホQ」のあたりまで戻って来た。もう11時過ぎているので観光客が増えている。遺跡巡りは観光客も少なくまだ暑くない早朝がいいね。
出たところに何か日本が関係する施設があった。日本には国力に見合った貢献を世界中で積極的にして欲しいね。
11:30には今朝バスを降りたティカル遺跡の入り口のレストランまで戻って来た。朝食を食べなかったのでサンドイッチとコーヒーを注文。これらはツアー費に含まれている。
暑いのでビールを飲みたい。缶ビールが冷えていなかったので仕方なく瓶ビールを注文。瓶ビールなのになぜか量が少ないぞ。嫌な予感がしつつ飲んでみたら気が抜けていた・・・(涙)。
帰りのツアーバスの出発を待つ間、お土産やティカル遺跡の模型を眺めてた。また、他の参加者と話をしていたのだがタトゥーをしていたイタリア人カップルは先週まで1ヶ月ほど日本を旅していたとか。沖縄にも1週間いたそうだ。西洋人はホント長期間旅をするけれど、仕事やお金はどうしているのだろう?
14時すぎにフロレスに帰ってきたのでショッピングモールのそばでツアーバスを降ろしてもらった。
このショッピングモールのスーパーはとても近代的で商品もたくさん置いてある。サンタエレナの店とは違いすぎる。たぶん観光客向けなんだろうな。
グァテマラのチョコレートやコーヒーなどお土産をいくつか買い、ホテルに戻った。
結構な距離を歩いて汗だくになっていたのでシャワーを浴びてショッピングモールのスーパーで買ったビールを飲んだ。朝早くから疲れたけれどもメキシコからグァテマラまで足を伸ばしてティカル遺跡を見て良かったな。マヤ遺跡の中でも規模が大きいし、メキシコとはまた違った雰囲気を楽しむことができた。
夕方、フロレス島に散歩に行った。フロレス島の外周はそんなに高くなく、ペテン・イツァ湖に水没しかけている箇所もいくつかあった。
島は小さいのでノンビリ景色を眺めながら散歩するにはちょうど良い。
島の中心地の小高い丘の上に教会があり、子供達がサッカーをしていた。
湖の奥に沈む夕日を眺めてからボクたちはホテルのあるサンタエレナに戻ることにした。グァテマラのお金「ケツアル」もほとんどないので夕飯をどうしようかなぁ。
ホテルの近くに1軒ほどタコスの屋台があった。手持ちのお金は17ケツアルしかない。どれが美味しいかお店のお兄ちゃんに聞いて15ケツアルのタコスを食べた。
シンプルだけど美味い。でも嫁ちゃんと2人で半分こだと足りないな。
タコスを食べていると大雨が降り出した。頃合いをみてホテルに戻り、ホテルでお湯をもらって日本から「もしも」のために持って来ていたカップヌードルミニを食べた。
明日はメキシコに再入国だ。さらばグァテマラ!
ピックアップの車に飛び乗る。
そのままフロレスのツアーオフィスへ行く。するとバックパックを担いだ西洋人たちがたくさんいた。ツアーデスクで手続きをし、バスチケットもらった。そのチケットには「フロレス発7時、チェトマル着1730」と書いてあった。聞いてることと全然違うじゃん!出発時間までオフィスに置かれていたコーヒーを飲みながら待つ。
7時過ぎに大型バスが来たので乗り込む。50人乗りくらいの大型バスだ。バスの下にバックパックを預け乗り込んだ。バスの中で経由地のベリーズの入出国カードを渡されて記入する。バスにはwifiが使えると書いてあるのにまったくネットに繋がらない。
ベリーズ国境近くの道は舗装されてなくてガタガタしてた。
9時すぎにグァテマラとベリーズの国境に到着した。
グァテマラのイミグレでは出国税はとられなかった。
グァテマラから歩いてベリーズのイミグレに向かう。
「ようこそベリーズへ」
ベリーズのイミグレ。大きい荷物をバスに残したまま入国審査の列に並ぶ。
入国書類には「transit mexico」と記入。
ベリーズに入国し、バスに乗る前に駐車場の店で売っていたメロンパンとココアを買った。1USドル。
ベリーズ側に先ほどのバスが待っていたので乗り込む。ベリーズシティでチェトマル行きの別のバスに乗り換えるそうだ。フロレスからここまで約1時間かかった。
10:20に国境からベリーズシティに向けてバスは出発した。先ほど買ったココアとメロンパンで遅い朝食だ。
ベリーズの家々は、グァテマラと比べてとても立派だ。国境を隔てただけで距離もあまり離れていないのに生活水準がとても違う感じがする。国力の差なのかな。
13時頃ベリーズシティに到着した。バスが停まった場所はフェリーターミナルに隣接する空き地のようだ。チェトマルへ行くバスの出発時間は13:30なので30分ほど時間があると言われてバスの外に出さされる。
せっかくなので駐車場のあたりを散歩してみることにした。嫁ちゃんは暑いのでバスの側の日陰で待っていると。
コカコーラのロゴの売店の店先は格子で覆われていた。お金を支払うための小さなスペースだけが開いている。犯罪が多いのかな。
フェリーターミナルでベリーズビールを買う。ベリーズは通過するだけなのでボクはベリーズドルを持っていない。しかしココではUSドルで支払いができる。
ターミナル内のインド料理店で買ったハンバーガーは3USドル。高すぎ。バスに戻って嫁ちゃんと食べる。
13:45に駐車場を出発した。バスの窓からずっとベリーズの風景を見ていてもあまり変化がないな。時々見える海もそんなに綺麗じゃない。ベリーズには世界遺産「グレート・ブルーホル」があるのでぜひ見てみたいのだけれども今回は時間がないので無理だ。いつかゆっくり見てみたいな。
16:10にベリーズ国境へ到着。ベリーズのイミグレーションで出国手続きをする。
ベリーズの出国税はUSドルだと17ドルだった。
ベリーズを出国して再びバスに乗り、数分走ってからメキシコのイミグレーションに到着した。そして出入国カードを再び記入。入国する人がたくさんいるのでなかなか進まない。やっと19時に入国スタンプを押してもらい、そのあと荷物検査が終わった。時間かかりすぎだよ。
19:30にチェトマル(Chetumal)のバスターミナルに到着した。ココから今日のホテルまでは3kmくらいかな。少し遠い。
タダなのでコロナビールを飲んでいいよと言われたのでもちろん飲む。
バスターミナルのおじさんが、「親戚が運転手なんだよ」とタクシーを呼んでくれた。50ペソでホテルまで連れて行ってくれると。ホテルはココから遠いし、チェトマルの土地勘もないし、もう遅いのでお願いすることにした。
20時前にやっとホテルにチェックインをした。今日の宿は「Hostelito Chetumal Hotel & Hostel」というところでExpediaで予約して611ペソだった。
いや〜、今日の移動は長かったな。グァテマラ〜ベリーズ〜メキシコと3ヶ国を移動したのでしょうがないかね。
夕飯を食べに海辺の方へ行ってみるとお祭りをやっていた。日本のお祭りみたいに屋台がたくさん出ている。ただ、店は多いけれども食べ物の種類は少なくて同じモノが多いな。
美味しそうなホットドッグを1本頼んでみる。お腹は空いているけれども、いろいろ食べてみたいので2人で少しずつ食べるのだ。
暑いのでまったく雰囲気がないが一応クリスマスシーズン。
美味しそうなかき氷を食べてみる。
この海の側のエリアはいつもお祭りをやっているのか分からないけれども遊戯施設もあって大人から子供まで楽しんでるね。
ホテルの近くの路上に店を出していたホットドッグの屋台にはすごくたくさんの人が並んでいた。これは絶対美味いね。店の兄ちゃんの手際も超速い。20ペソで1つ買ってみる。美味い!さすが地元の人がたくさん並んでるだけあるね。
明日は「ティカル遺跡」と並ぶ規模の大きさの世界遺産「カラクルム遺跡」に行きます。ジャングルに埋もれた手付かずの遺跡。ぜひ行ってみたかったんだよね。
06:30からホテルの朝食を食べるために6時前に起きて支度をした。準備万端で食堂に行ってみても真っ暗で誰もいない。朝食は準備されていなかった。昨晩のスタッフの伝達ミスか。食べられるようにしておくって言ってたのに・・・。残念。
07:15にツアー会社のスタッフが乗用車で迎えにきた。この車で2人のスタッフと4時間ほどかけてカラクルム(Calakmul)まで行くらしい。
ドライバーは車をぶっとばす。途中ガソリンスタンドに寄った。
併設の売店に入ったがこれといって欲しいものはなかったので何も買わなかった。忘れる前にドライバーに今回のツアー費用2人分で280USドルを支払っておいた。
8時頃、朝食のためレストランに寄った。なんとそこには「ジョナタン」がいた。ボクのヘタクソな英語でのツアーのやりとりメールにずっと付き合ってくれたナイスガイだ。思っていたような優しそうな人だった。ボクたちはハグをした。
そして一緒にタコスとコーラで朝食。チキンのタコスも美味いね。
食事の後、ず〜と長い道をぶっとばす。道が長いからすごいスピードだ。ぶつかったら死ぬな・・・。シュプヒル(Xpujil)で一度止まって休憩。はじめはカラクルム遺跡には自力で行こうと思ってシュプヒルへの移動手段(バス)を調べていたのだが、なかなか時間があわないので断念したのだ。今日は深夜バスに乗る必要があるので遅れるわけにはいかない。
移動中はドライバーはずっと懐かしい洋楽をかけていた。彼は「最近の曲よりオールドミュージックの方が好きなんだ」と話していた。ちなみに「ボンジョビ」はボクたちにとっては「オールド」ではなく「ナウ」ミュージックなんです(笑)。
再び時速130キロくらいでぶっとばす。09:25にカラクルムの入り口に到着した。しかし、ここからジャングルを50kmくらい走る。
途中でもう1人乗ってきた。どうやらガイドらしい。そしてまたゲートに到着。この先にしばらくトイレがないらしいのでゲートのトイレを使わせてもらった。
再びジャングルを進む。
11時頃にカラクルム遺跡に到着。ホテルを出発して約4時間かかったな。
カラクルム遺跡の入場口。
入場料は1人70ドル?70ペソ?ツアー料金に込みなのでよく分からない。
2002年にユネスコの世界遺産に登録された。ボクたちもTBSの「世界遺産」で「カラクムル遺跡」を知って来てみたくなったのだ。
ドライバーとガイドたちと一緒に出発。
木の上に猿がいるようだ。
ガイドさんが木の根のようなものを食べていた。美味しいのかな?
森の中にピラミッドが現れる。
このピラミッドが「Structure VII」かなぁ。
ガイドさんと森の中を歩くが、名前の分からないピラミッドもいくつかある。
そしてこの森を抜けると・・・
これが「Structure II」かな。どれがどれかはこのページが詳しい。
頑張って登ってみる。
見下ろすととても高い。
上から見たパノラマ写真。
ちなみにこちらの方向にカラクムルと同じくマヤ文明で発展したグァテマラのティカルがあるそうだ。
登ったからには降りなければならない。結構急で足がガクガクする。
やっと降りた。疲れた〜。
次は「Structure III」に登っていく。
続いて「Structure I」。
すごく高い!これを登るのか。
ボクたちより若い2人のドライバーは疲れたのか登ってこない。
登りながら数えたら122段・・・かな。かなり高い。
ゆっくり降りて振り返ると・・・超高かった。
これは「Structure IV-B」かな?
カラクムル遺跡を一通り見たけれども、ティカル遺跡に比べてエリアが広くないので回るのは楽だった。そして景色はすごく良かった。
他の人たちが立ち止まって木の上を見上げていた。「吠えサル」だ。甲高い声で吠えている。
遺跡見学が終わり、駐車場でお菓子と飲み物をもらった。それらを食べながらチェトマルまでの帰途につく。帰りはドライバーが交代したが相変わらずジャングルの山道をぶっとばす。途中、シュプヒルでガイドを降ろした。名刺をもらったのであとで写真を送ろっと。
18時にチェトマルのホテルに戻って来た。ジョナタンが22時にバスターミナルまで連れていってくれるとの事、ありがたい。それまでホテルに荷物を預かってもらい、チェトマルの街を散策する。
海岸の方に行ってみる。カラクムル遺跡を見るためチェトマルに宿泊したが、日中はチェトマルにはいないのでこの街のことはよく分かっていない。だけど海が綺麗で素敵な街だ。
夕飯は昨日の屋台でまたホットドッグを食べた。ここのホットドッグ、ホント美味い。
広場では何かショーをやっていて、たくさんの人たちが集まっていた。
ミニオンがふなっしーのように暴れまくって踊りまくって観客も一緒に踊っていた。
さてと、そろそとこの街ともオサラバかね。
22時前にジョナタンが来てADOバスターミナルまで連れて行ってくれた。バスターミナルはホテルから結構離れていたのでとても助かる。ジョナタンが別れ際にお菓子とビールをくれた。お返しにボクたちは日本から持って来た絵葉書をあげた。日本でのメールのやりとりから、チェトマルについてからのこと、カラクムル遺跡観光のこと、バスターミナルまで連れて来てくれた事、ジョナタンはとても親切だった。ありがとう。
バスターミナルは年末の帰省ラッシュだからなのか、とても混んでいた。それにしてもADOバスのターミナルはどの街も綺麗で清潔だ。メキシコではバスでの移動網が発達しているから利用者も多いしちゃんとしてるんだろうね。日本だと田舎のバスターミナルは結構ボロいぞ。
売店にはビールが売っていなかったのでバスターミナルの近くを散策してみたけれどもコンビニらしきものは見当たらなかった。ジョナタンにもらったビールは冷えていないので今日は我慢するかな。
このあと25:43出発のバスの乗って「トゥルム(Tulum)」に向かうのだ。
乗り場の係員のおじさんに何度も「このバスはトゥルム行き?」と聞いても「まだ来てない」と言われてずっと待っていたのに、トゥルム行きのバスが来た時には何も言ってくれなかった。待ってるの分かってるのだから呼んでよ・・・。乗り遅れるところだった。02:30に出発。
ボクたちの席にはおばさんが座っていたので「ここはウチらの席です」といってどいてもらった。このバス少しぼろい。トイレもない。ADOバスの子会社のAUバスだからボロいのか。おまけに車内は超寒い。寝袋をかけて仮眠する。
途中、何箇所かに停まって6時過ぎにトゥルムのバスターミナルに到着した。
トゥルムのバスターミナルはチェトマルに比べて小さくて古い。トイレも使えなかった。
写真を撮ろうとしたらよく見てなくて現地の人のコーヒーをこぼしてしまった。ごめんなさい。
売店で受付をしてロッカーに荷物を預ける。バッグ3つで1時間30ペソ。高いな。
今日はトゥルム遺跡とセノーテに行くので大きな荷物を預ける。そして夕方にはココからプラヤデルカルメンまでバスで移動する。
まだ06:40で辺りも暗い。
今日は移動が多いのでレンタルバイク店でバイクを借りようと思っている。ちなみにメキシコは日本の国際免許証はダメらしい。
トゥルムのバスターミナルを左に10分ほど歩くとOXXOの横にレンタルバイク店がある。ココでスクーターを借りるつもりだ。
しかし9時開店だ。いまは7時なのでまだ2時間もある。
道の向かいのガソリンスタンドの奥に24時間営業のスーパーがある。
隣にサブウェイもあるがまだ開店していない。
綺麗なスーパーだしトイレもあるし、ココで時間を潰そう。コーヒーとパンを買ってイートインコーナーで9時になるのをひたすら待つ。
09:10にバイク店が開店した。ウチらの他にもたくさん客が待っている。
2時間も待ったのに「バイクは壊れているのでレンタルできない」だと。トホホ。仕方がないので自転車を2台借りた。
自転車でず〜とまっすぐ4kmほど走ると「GRAND CENOTE」に到着した。
入場料は1人180ペソ。更衣室がどこだか分からなかったのでトイレで水着に着替える。
シャワーを浴びてセノーテの階段を降りる。ロッカーを借りるときにパスポートを預けた。
すでにたくさんの観光客たちが泳いでいる。有名なセノーテなので日本人の団体客もいた。
セノーテの水は少し冷たい。人がたくさんいるので少し濁っていたが、水中に射し込む光はとても綺麗だった。水深は深いけれども有料でライフジャケットのレンタルもあるし、水中にロープがはってある場所もあるので安心だ。
奥の方には洞窟があり、少し浅くて水底は白い砂地だ。
泳ぎ終わったあとは敷地内の広場で体を温める。
グランセノーテから再び4kmほど奥に進む。
すると「CENOTE CAR WASH」がある。
料金は1人50ペソ。
上から見ても透明度が良い。深そう。
ダイビングをしている人たちもいる。
早速泳いでみる。太陽の光が射し込み、水草も綺麗だ。
ダイバーはタンクを2本背負っている。深いのだろうね。
ジャンプ台から飛び込む若者。
「カーウォッシュセノーテ」をじゅうぶん満喫したのでそろそろ上がる。
セノーテへ来た道を8kmほど戻り、さらに4kmほど進んでトゥルム遺跡(TULUM)に到着。
入り口のロゴの場所からさらに進むとお店がたくさん見えてくる。
園内には観光列車などが走っており、ディズニーランドみたいだ。
まずは自転車置き場に自転車を停めた。
チケット売り場で入場チケットを購入。1人70ペソだ。そして入場。
トンネルを抜けると・・・視界が開けて遺跡が見えてきた。
トゥルム遺跡は整備されていて綺麗な公園のようだ。今まで見てきた密林のマヤ遺跡とはちょっと違う。
高台を登ると青い海が見えてきた。
階段を降りると、綺麗なビーチがある。
これぞ「カリブ海」。美しい。メキシコシティからはじまった今回の旅、やっと海まで辿り着いた。感激だ。
トゥルム遺跡で有名なイグアナもいた。
今日は水着を持って来ていない(バスターミナルに預けているバッグの中)ので泳ぐこともできず、ボクたちは再び丘の上に登った。
途中、ウミガメが産卵する浜もあった。
観光地化されすぎているけれども、綺麗な海の側だし、イグアナもいるし、行って損はない遺跡ではある。
遺跡を見終わって、お土産売り場のあたりにあるバーで休憩。コロナビールとピナコラーダ(のノンアルコール)。ピナコラーダはパイナップルを丸ごと使っていたので結構高かったぞ。値段忘れたけど・・・。
自転車をレンタサイクルの店に返却し、ADOバスターミナルまで歩く。
バスターミナルで預けていた荷物を受け取る。全部で341ペソ。数時間なのに高いな。
これからトゥルム(Tulum)→プラヤデルカルメン(Playa del Carmen)に行くのだ。バスチケットを買おうと列に並んだのだが、年末だからなのかすごい行列。「無事買えるのか?」と心配していたら横からイタリア人らしき男が割り込んで来たので「割り込むなよ!」と叫ぶとブツクサ言いながら列を離れた。ちゃんとマナーを守ろうよ。
プラヤ行きのADOバスは全席満席のため買えなかった。仕方なく18時ちょっと前に出発の2等車の「mayabバス」に乗る。1人41ペソと格安だがバスは汚いし強盗が怖い・・・。
ちょっぴりドキドキしたが19:20にプラヤデルカルメンのADOバスターミナルへ到着した。
プラヤデルカルメンでは3泊し、年が明けて1/2にココからカンクン国際空港までバスで行く。一応混み具合を確認しておく。空港までは便数が多いから大丈夫かな。
有名なリゾート地「カンクン」も近いのだが、カンクンは日本人が多いし値段も高いので、欧米人が多くてリーズナブルな「プラヤデルカルメン」に宿泊することにしたのだ。
重い荷物を持って歩いて今晩の宿まで向かう。すごく都会の観光地だな。
今日の宿は下がミュージックレストランになっており、ずっと生演奏をしている。音が大きく部屋に中にいても響く。だけれどボクはあまり気にならない。ちなみに部屋に耳栓が置いてあった。宿の写真を撮り忘れた・・・。
そろそろ洗濯をしないとマズくなってきた。ホテルにコインランドリーがなかったので街中の洗濯屋を探した。メキシコにはこういう洗濯屋が結構たくさんあるそうだ。
1/2の朝に空港に行くので遅くても1/1には洗濯物を受け取らなければならない。一軒めの店は1/1は休みなので無理だ。次を探す。
二軒めはなんとか行けそうな時間に店が空いているみたいなのでお願いすることにした。確認のため、筆記で「ホントにこの日は空いてる?」と聞いてみた。英語が通じないのでなかなかコミニュケーションは大変だ。
洗濯屋を決めたので夕飯にする。今日はタイ料理の店に行ってみる。ビールはもちろんメキシコのビールだ。「TECATE」と「DOS EQUIS」。
店の人が「一品の量は少ないよ」と言うので3ドリンクと3料理を注文したけれども、ボクたちには多すぎた。全部で706ペソとチップ。スープは美味かった。パッタイは酢豚みたいな味だった。鮭は美味しかったけど多かった。全体の半分くらいの量を残したので結果高くついたかな。
明日の大晦日はとても楽しみにしていたアクティビティ「XPLOR」に挑戦だ!
プラヤデルカルメンで宿泊している「Siesta Fiesta Hotel」はこんな感じだ。流石にこの時間は演奏していないので静かだ。
宿泊料金には朝食が付いているのだけれど、スケジュールの関係で食べられるのは3泊するうちの今日だけだ。
朝食はメニューの中から選べることができ、ボクはホットサンド、嫁ちゃんはパンケーキを注文。美味しかった。
今日は大晦日。これから「XPLOR」というアトラクションに参加する。チケットは事前に購入しており2人で260USDだった。集合場所まで歩くのだが、朝の「キンタ・アベニーダ通り」は閑散としている。
集合場所は「GRAN PORT REAL HOTEL」。
9:30にピックアップ。バスに乗る。アトラクションがいくつかあるようだが、ボクたちの参加するのは「XPLOR Park」だ。
10時過ぎに到着し、バスを降りてジャングルを進むと・・・
高いタワーがそびえ立つ。これがジップラインだな。。楽しみだ。
受付を済ませ、ヘルメットをかぶる。
「XPLOR」は自然のフィールドを使ったネイチャーアドベンチャーパークでいろいろなアクティビティを楽しむことができる。
参考記事はこちら。
ライトアップされた洞窟を進んで行くと、絶景が広がる。
自然の地形を利用してはいるが、ディズニーランドのような感じで可愛い。
「VEHICLES(ジャングルドライブ)」に向かう。
水陸両用のバギーを「山あり谷あり川あり橋ありトンネルあり」のジャングルを運転して走る。なんと楽しそうなのだろうか。
ジャングルの中で結構な距離を運転できるのでアトラクション感もあり、とても楽しい。
洞窟の中の恐竜の骨。雰囲気あるね。
続いて「ZIP LINES」に向かう。
体の大きさに合わせてベルトをもらい、それを体に巻くのだ。
高そう・・・バンジーはやったことないけど絶対無理。でもジップラインならなんとかなるかな。
ちなみに「XPLOR」のアトラクションは濡れるので濡れてもいい水着に着替えておくのだ。
ジャングルに向かって「GO〜!」なのだ。
ロードオブザリングのような高いタワーが現れた。
螺旋階段で、上までグルグル登る。しんどいww
下を見下ろすとこんな感じ。すごく高い。
そして・・・GO!
こんな感じでジャングルの上空を滑走していく。とても気持ちが良い。
ジップラインを何本かやったあと、レストランに来た。ビュッフェで好きなものを食べることができる。
焼きたての肉もとったけれども、スープが温かくて美味い。
自然を活かしていろんな場所に展示物があったり、壮大な「自然そのもの」も楽しんで見ることができるようになっている。日本にもこういうテーマパークがあればいいけど、こんな広大で大自然な場所は無いから無理だな。
洞窟の中にある川で泳いだり、ビーチ板みたいなカヌーを漕いだり、ウォータースライダーを滑ったり・・・ずぶ濡れになっても楽しい。
XPLORの中には、いたるところに撮影スポットがあり、そこで記念写真を撮ることができる。入場のときに有料の写真プランを頼んでおくと、それらを後日ネットからダウンロードできるのだ。ボクたちもたくさん写真を撮ったり、ジップラインで空を飛んだり、ずぶ濡れになったり・・・大晦日のこの日、ずいぶん満喫した。そして17時にXPLORをバスで出発してホテルに向かう。
プラヤデルカルメンに戻って来た。ホテルで洗濯物をまとめて、昨日探した洗濯屋に持って行く。6kgで150ペソ。明日の19時に受け取りにくる。
すぐ近くが海なのでビーチまで行ってみる。
奥にはコスメル島行きのフェリー桟橋がある。
水平線から虹だ!
ADOバスターミナルに行き、明後日の朝7時に出発のカンクン空港行きバスチケットを2人分購入しておく。380ペソ。
近くの公園に屋台がいくつか出ているのでちょっと寄ってみた。
近くのOXXOでビールを買い・・・
屋台でブリトー。45ペソ。なかなか美味しい。
お土産屋の前にある教会で賛美歌か何かを歌っていて人がたくさん集まっていた。
通りにあるマッサージ店でマッサージ。2人で1時間45USD。チップは2人で5ドルほど。あまり気持ち良くなかったな。ちょっと勿体無かった。
少し散歩。海の側のバーも盛り上がっている。
通りにもたくさん人が溢れかえっている。
宿泊しているホテルのレストランも大賑わいだ。
部屋に戻り、日本から持って来ていたカップ麺で年越しそばを食べようと思っていたのだが、ホテルのレストランは溢れかえる客たちの対応でまるで戦場のようだ。『お湯をください』などと言える状態ではなかった。フロントのお姉さんも調理場の人に言ってくれようとしてくれたが、全然無理で諦めた。ボクも隙を見てウェイターに言ったけれどもやはり断られた。メキシコで年越しそばを食べることができなかったのがちょっと残念。
嫁ちゃんの具合が少し良くなかったので1人で通りに出てみた。そして年越しカウントダウン。
Happy New Year 2018 !
去年の年越しは嫁ちゃんとカンボジアで一緒だったけれど、メキシコでは1人。寂しいので嫁ちゃんに見せようとスマホ動画を撮影しておいた。
突然大きな音がしたので音のする方向を見てみると、花火だ!
ビーチに行くとたくさんの人たちが花火を見ていた。
プラヤデルカルメンでは年越しカウントダウンの後、花火が打ち上げられるんだね。綺麗だったので動画を撮って後で嫁ちゃんに見せてあげた。
明日は早朝から「チチェン・イッツア」だ。
あたりは真っ暗だが、ガイドがiPadの映像や写真を使って説明してくれる。
うっすらチチェン・イッツアのピラミッドが見えてきた。
太陽の光で空が赤くなってきた。
初日の出を見られた〜。
去年の初日の出はアンコールワットで見たのだけれど、すごい人数の中で見た。今年はウチらのグループだけだ。ココ、世界遺産なんだよね・・・?
日が昇ってからはガイドから「各自で見て来ていいよ」とフリー時間をもらったので嫁ちゃんとあちこち見てみた。神殿や競技場、処刑場や溜池、天文台などもあった。
マヤ人の当時の暮らしを再現したという住居もあった。
8時ころにチチェン・イッツアを出て朝食を食べるレストランに向かう。ドライバーから「これ飲んでいいよ」とビールをもらったので車の中で飲む。ギンギンに冷えている。
レストランに到着。
入り口のクリスマスツリーの飾りはなかなかシュールだ。
ツアー会社の提携レストランで朝食。なぜかドライバーとガイドの分も払う雰囲気になり、4人分で595ペソ支払う。まぁいいけどさ・・・。
朝食後にセノーテ・イキル(Ik Kil Cenote)へ。ツアーを申し込んだ時には別のセノーテだったのだけれど、ツアーの参加者がボクたちだけだったので希望していたイキルに連れて来てくれたのだ。
上から見下ろすと、なんかすごいぞ。ぽっかりと穴が開いている。
まずはロッカーを借りてシャワールームで着替えた。
有料のライフジャケットは借りなかった。
水着に着替えてセノーテに階段を降りて行く。濡れていて滑りやすくて少し怖い。
「お〜」という感じ。ぽっかり穴が開いている。
さてと泳ぐかな。
水深が深いがロープが何本か貼ってある。
太陽が出ていないので水が冷たいし、水中が暗い。
楽しかったけれど、もう少し明るくて暖かい時に泳ぎたかったなぁ。
地面にぽっかりと開いた穴、その下に広い空間と水、こういうセノーテがメキシコにはたくさんある。すごいね。
泳ぎ終わってシャワールームで服に着替える。
11時前にプラヤデルカルメンへの帰途へ着く。車の中でビールを飲んで少し寝る。
再びタイムゾーンを超えて14時にプラヤデルカルメンのホテルに戻る。
昼ごはんとしてホテルの中庭で「年越しちゃった蕎麦とうどん」を食べる。厨房でお湯をもらおうとしたら45ペソ払いなさいと。別にミネラルウォーターじゃなくてもいいのに・・・。カップ麺代よりお湯の方が高いよ。
明日の朝には空港に行くのでプラヤデルカルメンを満喫できるのは今日までだ。ビーチを歩く。
カリブ海なので太陽が燦々と照ってほしいけど冬だからこんなものなのかな。
日本人はほとんど見当たらない。欧米人ばかりだね。その方が海外に来ている感じがして好きだわ。
海の家的なところで休憩。フルーツシェークと黒ビールがチップ込みで234ペソ。
ビールを飲んでビーチを眺める・・・のんびりと幸せを満喫している。店の外では現地の父娘が演奏して歌っている。娘の歌声はとても美しかった。
ビーチからそのまま「フンダローレス公園」に 来てみた。
人々が見ている視線の先には・・・
「ボラドーレスの儀式」をやっていた。
4人の男たちが高いポールの上からグルグルグルグル回りながら降りてくる。すごいよね。
いろいろお店を覗いてみる。
メキシコは革製品も有名。
ということでボクと嫁ちゃんに革のブレスレットを購入。1つ850ペソと言われたのを2つで800ペソに負けてもらった。おじちゃん、ありがとう。
昨日の洗濯屋に洗濯物を取りに行く。
これだけの量を洗って畳んでもらって150ペソだからとても助かるし有難い。
お土産買うのと夕飯を食べるためにブラブラと出歩く。お土産店でTシャツとパレオをそれぞれ2枚で12USDで買った。安いな。
食べようと思っていた人気のピザ屋に行ったら本日は休みで残念。歩いていると行列ができている「EURO GRILL」というホットドッグの店があった。
行列が出来ているってことはウマイはずでしょ。
1つ80ペソ。やはりウマイ。
テキーラとかチョコレートなどお土産を買って一旦ホテルに戻った。プラヤデルカルメン最後の日なのでホテルのレストランで生演奏を聴きながら一杯飲むことにする。各自の演奏が終わったらテーブルに来てチップを集めて、次の演奏者が舞台にあがる。ちなみに20ペソほどチップを渡した。
ピナコラーダとセノーテというカクテルを注文。それぞれ100ペソ。
10代の男の子がやった「ボイスパーカッション」がすごく良かった。あまりの上手さに感動したので20ペソほどチップを渡した。
明日はいよいよキューバに旅立つのだ!
宿を6:30ころチェックアウトし、ADOバスターミナルまでバックパックを担いでテクテク歩く。まだ真っ暗だ。昨日お土産をいくつか買ったので荷物も重い。
バスターミナルにはすぐに到着した。7時発のカンクン空港行きバスに乗るのだが、思ったより早く着いたので「一本早いバスに変更できる?」と窓口で聞くと「次のがネクストバスだよ」と言われた。じゃあ出発まで待つか。
バスに荷物を積む時におじさんが『アエロメヒコは空港のターミナル4だ』と言うのだが、eチケットにはターミナル2と書いてある。アエロメヒコのウェブサイトで調べるとハバナ線以外は最近ターミナル4になったらしい。ボクたちはハバナ行きだからターミナル2だ。危ない危ない。バスはプラヤデルカルメンにもう1つある別のADOバスターミナルを経由してから空港に向かう。バスの中は超寒。ホントこの温度の感覚はバカじゃないのか?と思うくらい寒い。我慢出来ずに寝袋に包まる。
8時過ぎにターミナル4、1、2の順番にバスは停まった。
チェックインをしてバックパックを預ける。嫁ちゃんのが11.5kgでボクのが14.5kg。ココでキューバのツーリストカードとメキシコのイミグレーションカードの提示をする。
セキュリティチェックを通りエスカレーターを上がるとラウンジがある。
ラウンジで朝ごはんといつものようにビールを飲む。朝早かったし、キューバに入国してもすぐに食べられるかどうか分からないのでたっぷりと食べておく。
この後の出国審査で遅くなってもいけないかなと思い、早めにラウンジを出て出国審査に向かおうと思ったら出国審査自体がなかった。メキシコの出国審査って必要ないのかね。搭乗口も確認したし、まだ時間があるので再度ラウンジに戻ってきて休憩。
11:40ころ搭乗開始だ。
飛行機まで歩いて行く。
12時過ぎに離陸。
XPLORの時にも見たけれど、ホントこの辺りは密林に覆われているね。
雲の上に上がったらドリンクタイム。もちろんTECATEだ。
約1時間でキューバのホセ・マルティ国際空港(Aeropuerto Internacional José Martí)に着陸。なぜかみんなが拍手をする。一応メキシコの航空会社だから大丈夫でしょ・・・。
空港はそんなにボロくないね。想像していたより近代的な感じがする。
こんな地球の反対側まで「SAMSUNG」の広告がある。日本企業もこのアグレッシブさを見習ってくれ。
入国後、2FフロアーのATMでキューバのお金をおろすことにした。
とりあえず400CUCだけにしておく。画面が20年以上前のパソコン画面みたいだけれども大丈夫かなぁ。一応現金引き出せたけど・・・。
空港の建物から出ると、さっそくクラッシックカーがいるではないか。やはり時が止まった国キューバだ。
空港のタクシーはさすがに現代の車なのかな。
14:15にタクシーに乗る。ハバナ市街まで30CUCと言ってきたので25CUCにマケてもらう。ちなみにドライバーさんには英語はまったく通じなかった。
タクシーの車窓から見える景色にはいろんなクラッシックカーばかり走っている。なんかテンション上がるね。
おっ!「チェ・ゲバラ」の革命広場だ〜。
15時前には本日宿泊するCASAの前に到着した。
「カサ・ルナス(Casa Lunass)」というカサに泊まる。Homestay.comで見つけたカサだ。
カサとはキューバの民泊で、青い錨のマークが目印だ。
階段を上がって宿泊する部屋のあるお宅まで行く。トリップアドバイザーの旗もあるね。1泊40CUCで6CUCは支払済、残額と明日の朝食分(1人5CUC)を現金で支払った。
部屋は綺麗だ。窓から見える景色はこんな感じ。旧市街だからね・・・。
荷物を部屋に置いて散歩してみることにした。いいねぇ、旧市街はどこを見ても絵になるね。
海までやってきた。よくテレビやネットで見るアングルだ。今日は波が高くて余計カッコ良く見えるな。
ハバナの旧市街(オールド・ハバナ)は世界遺産に登録されているだけあってどこも歴史を感じる風景だ。ボロボロだけどコロニアル建築の建物が建ち並んでいる。
おじさんがオセロみたいなゲームをしているだけでもカッコいい。
配給所かな?メルカドかな?カストロ議長やゲバラの写真が飾ってある。
こどもたちがサッカーをしている。
世界遺産といってもそこで生活をしている人たちがいるわけで、当然生活感もあり、お世辞にも綺麗なものばかりではないね。
キューバといえば「派手なアメリカのクラッシックカー」というイメージがあるけれども、アメリカと国交断絶以降は東側諸国の車が入ってきているので東側の車もあって面白い。
こんどはチェスをしているおじさんたち。
キューバでWiFiを使うためにはETECSAのプリペイドカードを買う必要がある。「HOTEL PARQUE CENTRAL」にもあるみたい。
高級ホテルだけあってロビーは豪華だ。
2階に上がるとビジネスセンターがあり、ここで売っている。
こういうETECSAのnautaカードの5時間分を2枚買った。1枚10CUC。ホテルで買うと高いのかな?
裏面を削るとパスワードが書いてあるのでスマホのログイン画面で入力するとWiFiが使えるようになる。ただし、WiFiの電波が飛んでいるスポットでないと使えないのだ。
ハバナの原宿?「オビスポ通り」に来てみた。有名なアイスクリーム店らしい。お目当の「ココナッツアイス」が無かったのでまた今度にしよう。
何かよく分からないけれども行列の屋台。
たくさん人が並んでいる店を発見。
どうやらピザ屋のようだ。
メニューを見てピザを2枚とミネラルウォーターを注文。5CUCだして1CUCのおつりがきた。
ピザは欧米的なチーズ味の濃い食べ慣れたものではなく、ちょっと塩味が効いたさっぱりとしたシンプルな味だ。これはこれで美味しい。ただ、キューバにはいわゆるコンビニ的な店がなく、食べ物も飲み物も簡単に買えない。メキシコのOXXOが懐かしい。これが社会主義国なのか・・・。小雨が降ってきて寒い。
さきほどWiFiカードを買ったホテルのカフェにきた。ビールとエスプレッソを注文し、しばらくネットサーフィン。
ちなみにオビスポ通りでもETECSAの店があったけれどもすごい人数の行列だったので、ココで買ったほうがいいと思う。
外に出てみるともう真っ暗だ。この写真はネットをしていたホテル。
明日はトリニダーまで行くのでカサに帰って支度をし、早めに寝る。
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