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今日は朝から曇り空。ナタールの空港は5/31から新空港に移転したそうで随分遠くなったらしい。新空港へのアクセスの仕方を宿のお姉さんにいろいろ聞いてみた。ここでもホンヤクコンニャクが大活躍。ネットさえ繋がっていれば便利だね。

  

 

帰り支度をしてフロントに荷物を預け、ポンタネグラのビーチへ再び繰り出した。昨日の悪夢は忘れビーチで太陽を浴びる事にする。ビーチパラソルを20レアルで借りてくつろいでいるといろいろな物売りがやってくる。一昨日サングラスを売っていた少年が今度はビーチ用のサッカーボールを売っていた。その少年もボクたちの事を覚えていたみたいで、ニコッとしていた。

 



くつろぎ始めてまずは焼き鳥を屋台のおじさんに頼んだ。調理器具を乗せたリアカーのような荷車をビーチの上で引っ張って客の前を行ったり来たり何往復も歩くのだ。ビールはパラソルを貸してくれた海の家(のような店)に持って来てもらう。各エリアではパラソルなどの器具貸しとアルコールはその店が商売し、食べ物は屋台が商売する。そういう風に分担が決まっているようだ。

 



次は大好物のトウモロコシを食べることにした。1本頼んだら3レアルだって。売り子の兄ちゃんが「2本だと5レアルにするよー」と。毎日観光客相手に商売しているだけあって商売上手だな。2本買う事にした。バターと塩をたっぷりかけたトウモロコシ・・・美味しくないや(笑)。やっぱり日本のトウモロコシの方が100倍美味い。きっとトウモロコシの種類が違うんだろうな・・・。美味しくはないけどビーチで日向ぼっこをしつつビールとトウモロコシでブラジルの味を満喫した。ほろ酔い気分には波の音が心地よいや。






少し泳いだ後に今度はクレープを頼んでみる。12レアル。エビが入っていて結構美味しい。日本だとクレープっておやつって感じだけど、ちゃんとオカズしてる。こうやってビーチで遊んでいるといろんな屋台が来てくれて楽しいな。日本でもこういうシステムがあればいいのに。



ビーチに来たときより潮が引いている。結構満ち引きが大きく、それによって随時パラソルを増やして立てたり減らしたりと、海の家のお兄さん達はエリア確保に勤しんでいた。

ポンタネグラのビーチを楽しんだ後、宿に帰ってからプールサイドにあるシャワーを借りて着替えをした。支度が出来てからチェックアウトをし、ホテルの受付のアンナさんと記念撮影をして宿を後にした。3日前にこの宿に来た時はすでに薄暗く、どこにホテルがあるのかも分からず怖い思いをしたのだが、ホテルの人たちも良い方々でとても楽しく過ごす事が出来た。言葉も英語とポルトガル語が入り交じり、なんとか意思疎通が出来、とても楽しかった。
いつものバス停に行き、ミッドウェイモールに停車するバスに乗る。ミッドウェイモールというのはナタールショッピングのような大型ショッピングセンターだ。ここから空港行きのバスが出ているはずだと宿のアンナさんに教えられて来てみた。



手持ちの現金が少なくなってきたのでまずはエクスチェンジをすることにした。両替所が分からずに探していると、英語で話しかけてきてくれた老夫婦に両替所の場所を教えてもらった。困っていたら気軽に声をかけてくれるブラジル人ってホント優しいと思う。老夫婦も母国語じゃないのに、英語を勉強してるからちょっと分かると言って親切にしてくれたのだ。ボクもこれからは日本で困っている外国人を見かけたら気軽に声をかけてみよう。





この後の予定で行くパンタナールのジャングルに備え、薬局で虫除けを買っておく事にした。クイアバに移動したら空港からそのままパンタナールに向かうので虫除けを買う事が出来ないだろうと思ったからだ。店内ではネットも通じず、ポルトガル語が分からないけれど、「モスキート、キル!」とか言ったらなんとか通じた。臭ってみたら結構キツイ虫除けだったけどなんとなく効きそう・・・。

 




空港に行く前にフードコートで食事をすることにした。何を食べるか店を見ながら選んでいると現地の若者達が近寄って来ていきなり抱きついてスマホを向けて写真を撮ってきた。フレンドリーなブラジルの人たちのノリに乗って「イェーイ!」と言う感じで一緒に映ったけど、後で考えたらスキミングか?と少々不安になってしまった・・・。大丈夫だと思うけど・・・。



 

結局食事は中華っぽいのにすることにした。寿司もあったけれど中にクリームとか入っていて、こんなの寿司じゃないよ・・・と思いながら海苔巻きなどは少し食べてみようっと。
でも海外では、日本人シェフがいるちゃんと日本料理を出してくれるお店で和食を食べて欲しいな・・・と思う。これが日本料理か?と外国の人たちに思われちゃうよ・・・。

食べ終わってから空港行きのバスを探しに外へ出る。道路が濡れてる・・・結構雨が降ったみたいだな。バスを待っている若い奇麗なお姉さんに地図を見せて、「ナタールの新空港行きのバスはここから出るの?」と聞いてみた。ココだというのでしばらく待ってみるけど全然来ないや。まぁ荷物もあるし最悪タクシーで行けばいいかと思ってもう少し待ってみる事にした。
随分待っても来ないが同じお姉さんに聞きづらいので、こっそり別のラテン系のお姉さんに聞いてみるとバス停側の売店の人に聞いてくれて「あっちだって、連れて行ってあげる」と言ってくれた。ポルトガル語だから分からないけれど、たぶんそんな感じの事を言ってくれて連れて行ってくれた。英語は喋れないみたいでお互い身振り手振りだけどブラジルの人って優しいな・・・。ちなみに日本みたいにちゃんとどのバス停にどこそこ行きのバスが停まるというものではなく、ひっきりなしに来るバスが適当に停まっている・・・ようにボクたちには見えた。もうちょっとバス乗り場を効率良くして欲しいよ・・・。

ラテンのお姉さんは、連れて行ってくれた別のバス停でも他のお客さんに聞いてくれた。どうやらココらしい。突然「英語喋れますか?」と若い男の人が英語で話しかけてきた。「a little」と言うと「10分前に空港行きのバスが出ましたよ。次の便はストの影響でしばらく待たないといけないかも・・・」と。ブラジルはサンパウロなど他の都市でもワールドカップ開催に反対してストやデモが頻発してる。ブラジルでの生活の現状を考えると分からなくもないが、始まっちゃっているんだからそこはサッカー大国としてちゃんとやって欲しい。

それからしばらく待ってみたけれど空港行きのバスは来ない・・・。ラテンのお姉さんに「もう大丈夫だからありがとう、帰って下さい。」と言っても、「大丈夫よ」と言ってずっと居てくれる。なんか申し訳ない・・・。

そのうち10代の若い女の子2人組が英語で話しかけてきた。「ナタールのどこが良かった?好きなサッカー選手は?結婚してるの?ネイマールは好きじゃない…ハハハ…」というような感じで30分くらいずっと喋っていた(笑)。日本の女子高生のように、ず〜と喋っていたけど彼女達が乗るバスが来たら「バイバ〜イ」って帰っていった。ラテンのお姉さんは英語を喋れないからこの子達の会話に入って来れずに寂しそうだったな。

まだバスが来ない・・・。3時間近く待っていて21時を過ぎたので、さすがにラテンのお姉さんに悪いし「バス来なさそうだからタクシーで行くよ」と言うと今度はタクシー乗り場まで連れて行ってくれた。そしてタクシー運転手に値段の交渉までしてくれて70レアルになった。ポンタネグラから新空港までの相場が100〜120レアルだそうだから安いね。最後にラテンのお姉さんとハグをして別れた。ラテンのお姉さん、3時間も付き合ってくれてありがとう。


重いバックパックのリュックを積んでタクシーに乗り込むと運転手のおじさんがめちゃくちゃとばす・・・。100キロ以上でびゅんびゅんと夜道を突っ走る・・・。随分走ったところで薄暗い山の中に新しいナタール空港が現れてきた。突貫工事で新空港を作ったらしく、開港もワールドカップ直前のギリギリだったみたい。ヒビ割れた壁や中身がむき出しになっているコンクリートなど、相当の手抜き工事だな。外見はすごく立派そうな空港だけれど中は全然ダメダメじゃん・・・。

さてと今からどうするか・・・次の日に続く。
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