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tabisuki
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いよいよ出発当日。3週間近くの旅なので直前まで仕事をしてから長距離バスで羽田の国際線ターミナルへ向かう。羽田だし、帰宅時間に重なってるので電車よりバスの方がラク。最近は羽田からいろんな海外に行けるようになったので便利だな。



エミレーツのカウンターに行き、スーツケースではなくバックパックなので荷物を機内持ち込みにしようと思ったら、機内持ち込みは7キロまでだとか・・・。重量が10キロ以上あったので荷物を預けた。


クレジットカードで使えるラウンジでしばらく休憩していよいよ乗り込み。大雨なのか、なかなか出発しない。


エミレーツ、初めて乗るけどさすがドバイの航空会社。すごく豪華。映画を見たりゲームが出来るように各座席にモニタが付いてる。



映画も日本語吹き替えや字幕もたくさん。これらをオンデマンドで見る事が出来る。すごいな。



いよいよ飛び立ち1時間後くらいに食事の時間。離陸してすぐに食事が出るのも予想してたので羽田では何も食べていなかったからお腹ペコペコ。料理はお肉を選んでビールはハイネケンにした。エミレーツなのでもっと豪華なものを期待していたけど、まあ普通の機内食だな…。エコノミーだし仕方ないか。

映画「清須会議」を見ながらご飯を食べる。…あんまり面白くない。期待していたのでちょっと残念。


食事が終わってノンビリ赤ワインを飲むことに。国際線はLCCじゃなければアルコール飲み放題だからたくさん呑まないとね(笑)。今回の航空チケットはそれなりに高いので頑張ってモトとろうっと・・・。


機内の灯りも消えて天井に星空が現れた。エミレーツやるな・・・。
アルコールも入ってウトウトしてきたので少し仮眠をしようっと。11時間ちょっと乗るし、ドバイに着くのは時差の関係で早朝なので少し寝ときます。

少し寝て目が覚めたあと今度は「ロボコップ」を見る。昔ワクワクして見た映画のリメイクで期待してたけど面白くない…。


そうしてるうちに朝ごはんの時間になった。これからしばらく和食を食べれないと思うのであえて和食にした。出汁も効いてて美味い。朝だけど当然ビールも飲みます!今度はバドワイザー。
次の映画は「塔の上のラプンツェル」を見る。以前途中まで見ていたんだけど、やっと全部見終わった。面白かった。「アナ雪」もあったけどこれは今度にしよう。



窓の外を見ると朝日が綺麗。地平線の向こうから太陽が登ってくる。地球の自転と反対に飛行機が飛んでいるので背後から登ってきている。神秘的だな。



着陸態勢に入り眼下に砂漠が広がっているのが分かった。こんな景色初めて見た。鳥取砂丘なんて目じゃない。地球って大きいな。すごく感動。



その後砂漠から近代的な人工物へ景色が代わっていく。ホント、ドバイって砂漠の中に造られた人口都市なんだと感じる。
ドバイは石油があまり出ないらしく、他の中東諸国と違ってオイルマネーではなく観光などに頼るしかないそうだ。そうやって何も無い砂漠に誰もが憧れる巨大都市を造るなんて大したものだなぁ。



6時半くらいに飛行機は無事着陸。長かった・・・。



空港ターミナル降りたらその豪華さにビックリ!案内用の時計もROLEX・・・。
世界のハブ空港だけあって、ターミナルが超巨大。
ターミナルのいたるところに書かれているアラビア語や、砂漠をイメージした絵、ターバンを巻いた人々など・・・中東に来たんだ!と感じさせられる。



UAEのお金を全く持っていないのでまずは両替所で40ドルを両替。当然空港はレートが悪く135ディルハムにしかならなかった。1ディルハムが28円くらいか・・・。
メトロに乗ってまずはホテルに向かうことにした。到着ターミナルを出てメトロの乗り場っぽい標識を歩いて行くが場所が分からず・・・。あれ?と思い人に聞いてやっと分かった。エスカレーターで上に行くのね。


メトロの駅を発券。まずは一日周遊券買う。16ディルハム。結構高い。


ホームは奇麗で転落防止のドアまでちゃんとある。外国に行くと転落防止ドアは結構あって、日本もホント見習った方が良いと思う。費用がかかるならドバイのように広告とってもいいわけだし。





電車の中もすごく奇麗。混んでないので快適〜♪



まずはホテルに荷物を預けるためにホテル近くの「ドバイモール駅」で降りる。
駅で降りてホテルの方まで遊歩道がずっと繋がっている。外は暑いけど遊歩道は冷房が効いてて快適。



遊歩道をホテル近くの出口から外に出ると目の前にあの「ブルジュハリファ」がそびえ立っている。随分見上げないと一番上まで見えない。これが世界一の高さを誇るビルなのか。すごいな。
それにしても冷房が効いていない外に出ると暑い。中東に来たのだと実感する。



ホテルは現在世界最大のショッピングモール「ドバイモール」のすぐ近く。茶色くて可愛い。今回は1泊しかしないので、ブルジュハリファやドバイモールに歩いて行ける距離のホテルにしたのだ。まずは荷物をフロントや預けてドバイモールへ向かう。



外見を見ただけでもすごく大きい。有名ブランドの店もたくさんありそう。



エントランスホールに入ると大きな恐竜の骨格が出迎えてくれた。ドバイで見つかったとか・・・。砂漠の中にも太古のロマンを感じるよ。



 

マックを発見。ホント、世界中にあるなぁ。お腹がすいてるので朝マックを食べる事にした。日本にないマイティマフィンを食べる。14ディルハムだから400円くらいか。物価は日本と変わらなそうだな・・・。



ドバイモールの中にある世界最大の水槽の水族館を見てみる。日本の企業が作った水槽だそうで、圧巻。ショッピングモールの中にこんなに大きな水槽があるなんてやっぱりドバイ凄いな。日本のショッピングモールもこれくらいの遊び心があればいいのに。
ネットに接続したかったのでwifiが使えるコーヒーショップに行ってみる。カフェラテ買ってネットのID教えてもらってちょっくら仕事もする。スタバもあったんだけどwifiは飛んでなかった。



AT THE TOP(展望台)に登る前に、夜に見ようと思っているドバイファウンテンが行われるプールに出てみた。いや〜、すごく広いプールだな。噴水ショーが楽しみだ。



いよいよ展望台に登るのだ。こんなに高いんだよな。上の方が霞んで見える。AT THE TOPというだけあってまさしくTOPだよ・・・と思いながら実は展望台は最上階では無いのを知って残念。




展望台のチケットは事前に日本からこのページで予約しておいた。事前に予約しておくと125ディルハムだけど、当日券買うと400ディルハム。当日券はなんと1万円以上もする。世界一といっても当日券は高過ぎだよ。ちなみに当日券はすぐに売り切れになっていた。
時間もいくつか選べることができ、夕日を見るために夕方が人気らしいけど初めてなので昼間にしておいた。





トムクルーズがミッションインポッシブルでガチで登ったというブルジュハリファ。高所恐怖症のオレには無理だけど・・・(笑)。トムのサインがありました。



エレベーターはすごく速い。あっという間についてしまった。展望台は452m。実はスカイツリーとあまり変わらないらしい。





観光客がけっこういる。まぁドバイに来たら必ず一度はいくだろうしね。自分撮りをしている人たちも何組かいた。ドバイモールに自分撮り用の棒も売ってたのはこういう訳ね。







景色も最高だね。ホント、砂漠の中に人工的に作られた都市なんだな。今度くる時には夕日を見たい。



展望台から降りるとすぐにお土産コーナーがあったけど、これから3週間近くブラジルを旅するわけだから荷物になるので何も買わず・・・。途中本屋で「進撃の巨人」を発見!人気があるね。





夜のファウンテンまでまだ時間があるので海を見に行く事にした。せっかく中東来たんだからペルシャ湾見てみたい!
ということでパームジュメイラに一番近いのかな?と思った「インターネット・シティ」駅でメトロを降りてバスを探したけど見当たらず・・・。しばらく歩いてみたけれど暑さでダウン。ドバイは1泊しかしないので「地球の歩き方」も買ってないし、ほとんど調べてなかった。次にくる時にはいろいろ調べてみよう。



あまりの暑さに途中のスーパーでマウンテンデューを買って飲んでいったんホテルに戻る事にした。駅やショッピングモールなどは冷房ガンガンで涼しいが外に出るとやはり中東・・・半端無く暑い。ホテルに戻ってプールに入って一休み。写真はないけど気持ち良かった〜。






夕方に再びドバイモールに向かった。街を見渡すと建築中の建物がたくさんある。ホントどんどん発展していく街だ。パワーのある国って違うね。日本もこうありたい。

 

ネットをするためにコーヒーショップでお茶をする。店によって違うが、パスワードを教えてくれて20分まで使えるとか、何MB以上まで使えるとかある。





いよいよ噴水ショーのドバイファウンテンを見る。以前「イッテQ!」でこの存在を知ってからすごく見たかったんだよね。5分ほどのショーだったけどすごく良かった。1日に何回かあるみたい。



フードコートで夕食を食べる事にした。写真のカレーで135ディルハム。お酒も飲んでないのに3800円くらい。ちょっと高い・・・。すごい量で食べきれなかった。こんなに多いと分かっていたら頼む量減らしたのに・・・。手持ちの現金が足りなくてモール内で再び両替。


食事の後、今度は別アングルかたドバイファウンテンをまた見た。曲や演出も変わって何度見ても飽きない。

部屋に帰ってお風呂に入った。この後ブラジルだからしばらくバスタブに入れないだろうしお風呂を満喫しなきゃ。
お風呂をあがった後に栓が壊れていてお湯が捨てれない・・・。明日の朝は出発が早いし、チェックアウトの時にトラブルあって飛行機に乗れなくても困るのでフロントに電話してすぐに来てもらった。何人か人が入れ替わり、直るのに結構時間がかかってしまった。
ワールドカップ開幕戦のブラジルvsクロアチアをホテルのテレビで見ようと思っていたが睡魔に負けて熟睡・・・。明日に続く。
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04:45に起きて支度をする。チェックアウトして空港まではホテルで呼んでもらったタクシーに乗る。50ディルハムなので1400円くらいか?早朝なのでメトロも走ってないので仕方ないね。
そういえばW杯の開幕戦どうなったのかな?ネットも繋がらないので何も分からない・・・。たぶんブラジルが勝ったんだろうな・・・。



空港についてまずはチェックイン。セルフチェックインをしようと思っていろいろやったんだけどうまくいかなかったので結局は窓口でチェックイン。荷物も預けた。



出国審査をしたあと、お金が23.5ディルハム(650円くらい)しかなかったので、マックでソーセージエッグマフィンセットを注文。やっぱり日本より物価が高いな・・・。


ネットに繋ぎたくて電波を探すとフリーのwifi発見。30分しか使えない制限があるけど、こういうのあるとやはり便利だよね。空港使用料払っているのだから遅くてもいいので国際空港は世界どこでもフリーwifiサービスやってくれればいいのになぁ。



いよいよブラジルに向けて飛行機に乗り込む。



 

飛び立って2時間くらいしてから朝食。スクランブルエッグとハッシュドポテトにしてみる。そして当たり前のようにビールを飲む・・・。今度はハイネケン。



ジオタグの情報が無かったのでわからないけど、眼下に見えるのがたぶんアフリカ大陸だと思う。紅海超えてボクにとっては初めてのアフリカ大陸!

映画「Rush」を見ながら赤ワインを飲む。F1ドライバーのジェームスハントとニキラウダの話。ニキラウダの事は知っていたけれどF1を見始める随分前の事なのでジェームスハントとの友情の事は知らなかった。映画は面白かった〜。
ワインも美味しい。ラベルにイベリコワインって書いてある。イベリコ豚の生産地と同じところなのかな・・・?
そのあとビールと軽食のピザを食べながら映画「おしん」を見る。往年の名作「おしん」を映画化する意味はあるのか・・・。



しばらくして今度は夕食にビーフストロガノフを食べる。国際線ってしょっちゅう食事出るよなぁ・・・。

 

大西洋を超え南米大陸の上空に来た。とうとう日本の反対に来たんだな。広い森を超えるとバカでかい街に差し掛かる。トランジットのためにサンパウロに降りるのだ。サンパウロは人口1100万人の南半球最大の街だそうだ。今回の旅ではトランジットだけだが次にブラジルに来た時にはゆっくりサンパウロを巡ってみたい。



入国審査をしたあと今度はGOLのレシフェ行きに乗り換えるため国内線乗り継ぎのターミナル2に移動。すごく分かりづらいところにあったが手続きをして無事発券。ボクたちの前にいた夫婦は何かの事情で発券出来なかったみたい。奥さんが英語でしゃべっていたけど相手はポルトガル語だしよく分からなかった。あの夫婦大丈夫かなぁ・・・。
他にも日本のユニフォームを着た人たちもたくさんいた。いよいよブラジルに入国してワールドカップ応援気分になってくる。



サンパウロでのトランジットは2時間ほどしか無い。入国手続きや国内線発券に時間がかかってしまったが空港でやりたい事が1つあった。

ボク達が買ったワールドカップの観戦チケットは現地(ブラジル)で発券しないといけない。スケジュール的には試合当日のレシフェで発券する予定だけれども発券場所が探せないなど試合当日だとリスクもある。もしサンパウロ空港で出来るのならばやっておきたいのでターミナル1にあるはずのチケット交換所を探す。時間が無い中随分歩いて外のバス乗り場付近に仮設してあるFIFAのチケット交換所を見つけた。しかし並んでる人が多く、トランジットに間に合いそうもないのでサンパウロでの発券は断念・・・。明日レシフェでやるしかないな。
レシフェ行きの出発ゲートに行って待ってても客もいないし係員も来ない。案内板を見ると別ゲートに変更になっている!さっき発券したばかりなのに急に変わるなよ〜。気づいて良かった…。




搭乗ゲートからバスに乗って飛行機まで移動。今度はボーイング737の中型機だ。写真を撮って乗り込む。





国内線なので飛行機も小さい。室内も狭いがレシフェまで約3時間の空の旅だ。夜景も綺麗だった。





空港に着いてまずはロッカー探しをする。今晩と明日はホテルを予約しておらず空港に泊まるため、明日の試合に行くにはどこかに荷物を預ける必要があるためだ。空港の人に聞いて1階の奥の方にあるロッカーの場所と値段を確認した。ロッカーの横にはX線の荷物検査所がある。ブラジルではロッカーに入れるのに荷物チェックも必要なんだな。
ブラジルの現金が無いので120USドルほどレアルに交換しておいた。



さてどこに寝るか・・・。空港を下から上まで歩いて寝れる場所を探してみる事にした。結構みんなベンチで寝てる。エスカレーターを上がって3階まで行ってみると小さなフードコートがあった。後で何か食べてみよう。



重いバックパックを担ぎながらうろうろしていると3階にFUNZONEという休憩所を発見。ここで寝ることにしよう。ワールドカップのファンのためにCAIXAがやってるみたい。ブラジルの銀行だったかな。すごく助かります。





テレビやゲームコーナーもあり、ソファやベンチにはいろんな国の人たちが寝たりくつろいだりしている。自販機もあるし、なんと無料Wifiが飛んでいた。





なんとか2人分の寝場所を確保して日本から持ってきた寝袋を敷く。安い寝袋持ってきて良かった。これで今晩はゆっくり寝れそう。
空港ロビーのベンチか床で寝る事を覚悟していたので、入り口に警備員もいて無料Wifiも電源もあってここは最高だね。
今回なぜ空港で2泊するかというと、レシフェに到着したのが夜の10時過ぎだし、明日の日本の試合は始まるのが夜の10時で終わるのが夜中なのでホテル代ももったいない。また、初めてのブラジルでの夜中の移動は危険なので最初の2泊だけはなんとか空港で過ごすことにしたのだ。まさかブラジルの街中で野宿という訳にはいかないしね。





もう夜中だけど夕飯を食べていないので寝場所も確保したしサブウェイで夕飯。
日本のサブウェイは行った事あるけどココは英語が全然通じないし、指であれとこれと・・・と注文したら違うのが出てきて「ノーノーノー」と断ってなんとか注文したサンドイッチが出てきた。隣の店でブラジルのビールを買ってやっと夕飯の時間。ポルトガル語が全く分からないし英語もあんまり通じないし、ブラジルでボク達は大丈夫だろうか・・・?
サンドイッチもビールも結構高かった。ブラジルは日本より物価高い感じがする。

お腹も満たされたところで、大事な荷物を寝袋の中に押し込んで今日は寝る事にした。明日に続く。




朝起きて近くのトイレで歯磨きや着替えなどの身支度をするとまずはロッカーに荷物を入れにいくことにした。ロッカーは24時間使用できるので便利だし数もそこそこある。



空港1階の中央部分にあるポップコーン屋の人に言うとロッカーまで一緒について来てくれて開けてくれる。今回はバックパック2個だったのでミディアムの15レアルでだった。700円くらいか?ちょっと高いな。


試合のチケットを交換するためにFIFAのチケットセンターがあるレシフェショッピングセンターまでは空港から直接タクシーで行く事にした。最寄り駅からショッピングセンターまでは歩くと結構距離があるらしく、駅からタクシーを拾おうかと思っていた。しかし、昨日空港に降り立った時に日本人サポーターを出迎えて下さっていた日本領事館の方々に聞いてみると、最寄り駅近辺は物騒だし駅の周りではタクシーが拾えないので空港から直接行った方が良いと言われたのだ。タクシーに乗るとちょっとスラムな感じのエリアを通ったので「大丈夫かな・・・?」と心配したが無事にショッピングセンターに着いた。15レアルしたが時間もそんなにかからなかったので空港から直接乗って正解だったと思う。ブラジル初タクシーだったのでちょっと不安だったけど。





ショッピングセンターがオープンする10時ちょっと前に到着した。もう何人かそれらしき人が並んでた。その中には日本戦を見るというイギリス人の青年がいた。強豪国ではない日本チームの試合を見てくれるなんて嬉しいではないか。頑張ってオレも応援するぞ〜と気持ちが高ぶってきた。
入り口が開いて駐車場奥にあるというFIFAのチケット交換所を探した。分からなくて店の人に聞きながらやっと辿り着いた、試合当日だしすごく並んでたらどうしよう?と思ったけれどガラガラで心配は無用に終わった。FIFAから送られたチケット購入証明書とパスポートを見せたら、グループリーグ3試合分のチケットを受け取れる事ができた。この貴重なチケットを無くさないようにしないとな。ブラジルに来る前に一番不安だった試合当日のチケット交換がすんなり終わって一安心した。
思ったより早く終わったので、明日、次の目的地に移動する前に観光しようと思っていた世界遺産のオリンダ地区にこれから行ってみるとこにした。





まずはショッピングセンターから近くの駅までタクシーで行った。1kmちょっとだと思うが10レアル払ってでも時間と安全を優先した。そしてブラジルで初めての列車に乗る。





昨日は空港に泊まったしショッピングセンターはオープン直後だったので、列車で今回初めて大勢のブラジル人の中にいる。人が多いなぁ。レシフェ駅を降りてオリンダ行きのバスを探す。バス停にいたおばちゃんに聞くと言葉が通じなかったけど、どのバスか教えてくれた。「オリンダ、ブス」と言って地球の歩き方のオリンダの写真を見せればなんとか通じるものだ。



ブラジルはバスに乗るとまずお金を払ってから中に入るゲートを通る事ができる。そのゲートが写真のように回転するようになっておりすごく狭い。乗ったバスは3レアルくらいの安いバスでエアコンがなくて蒸し暑い…。でもボクはこういうローカルな乗り物が好きだ。





30分くらいバスに乗っていると目的地のオリンダのバス停についた。まずはすぐ側の海岸に行ってみた。遠くまで潮が引いており、砂浜で凧揚げをする親子やサッカーゴールを出して一人で練習している子供達がいた。




オリンダ地区は世界遺産であり観光地ということでいろいろ見て回りやすいようにレンタサイクルがあった。車体の絵も可愛くて景観にもマッチしておりすごくいい。日本の観光地のレンタサイクルももっと可愛いデザインとかにすればいいのに。





カルモ広場近くの丘の上にあるカルモ教会に向かった。途中で広場の向こうから英語で「ガイドするよ〜」と言われたがノンビリ見て回りたいので自分たちだけで行く事にした。ブラジルはポルトガルの植民地だったので教会がたくさんある。中でもカルモ教会は古い教会らしく年代を感じさせられる。





次に向かったのはアンパウロ教会。日本代表の初戦当日だけあってブルーのユニフォームを着た日本人観光客のグループを何組か見た。試合は夜の22時からだから午前中はやっぱりみんな観光してるんだね。何かのお祭りなのかピエロの格好をした人たちが何人かいた。









古都オリンダはとてもカラフルな街並で歩いていて楽しい。あいにく曇りの天気ではあったけど家々の壁がいろんな色で塗られていてこんな街に住んでたら気分も毎日明るくなるんだろうね。





途中のお土産屋の倉庫?で見かけたカーニバル用の巨大人形には圧倒された。シュールな感じの人形達はすごく大きくて表情が豊かだ。ブラジルのお祭り楽しそうだなぁ〜。オリンダではカーニバルが毎年あるみたいですごく楽しそう。いつか行ってみたいな。





 

次に目指すのはミゼリコルジア教会。坂を登った高台の一番上くらいにある。閉まっていて中には入れなかったけど、すごく趣きのある教会だった。





目の前は広場になっておりお土産屋もあった。高台なので海まで見渡せ眺めも良かった。観光客用なのか馬もパカパカ歩いていた。




続いてセー教会。1537年に建てられたそうでとても古い。この教会の庭から見える景色も奥にレシフェの街並も見る事が出来て素晴らしい。ホント天気が良ければもっと良かったのにな。



一通りオリンダの古い建物を見た後はカルモ広場近くのお店でブランチ。
食べたいだけ皿にのせて重さを量って料金を支払うシステム。ブラジルに来て初めてのブラジルっぽい料理を食べる。肉や豆料理は美味しかったがパスタはイマイチ・・・。当然ビールを呑む。

オリンダ観光が終わると次はバスに乗ってサン・ジョゼ市場に向かう。地球の歩き方の地図を見ながらたぶん市場の近くかな?と思われる場所でバスを降りて市場まで歩いて行く。



市場の入り口ではどこかの国のテレビクルーが撮影をしていた。ワールドカップも始まり、いろんな国のテレビクルーが取材しているんだろうね。





市場から駅に歩いている途中に屋台でトウモロコシを食べてみた。ボクはトウモロコシが好きで日本でもよく食べる。でもココの屋台のトウモロコシは焼いただけで実も固く味がない。まったく美味しくなかった。ブラジルのトウモロコシ屋に日本の醤油タレを教えてあげたいくらいだよ。




レシフェ旧市街地にあるカルモ教会を通り、レシフェ駅に到着した。コートジボワール戦がおこなわれる「ARENA PERNAMBUCO」スタジアムへはメトロで「Cosme e Damiao」駅で降り、そこからシャトルバスに乗る。だが試合開始まではまだ時間があるので一つ手前の「Rodoviaria」駅で降りてギリシャ戦が開かれるナタールまでのバスチケットを先に買っておく事とした。



メトロで「Rodoviaria」駅に行く途中何度か迷ってしまった。いつの間にか行き過ぎてて戻ったらまた戻りすぎて・・・。駅名見ながら気をつけていたけどいつの間にか別の駅に…。各停とか急行とかあったのかな?なんとか「Rodoviaria」駅で降りる事ができ併設されている長距離バスターミナルに向かった。日本で予約しておいた「PROGRESSO」のチケット売り場に並び、予約表を見せてチケットと交換するのだが英語が全く通じない。決済はクレジットカードでしておいたのに別途1人4.5レアルとられる。何のお金かわからないので英語で聞いたけど全く通じなかった。





スタジアムではあまり食べられないだろうから長距離バスターミナルで軽く食べておく事にした。よくわからないパスタが入ったスープとビールを呑みながらウルグアイvsコスタリカ戦を少し見た。

スタジアム最寄り駅で降りると日本人応援団もたくさん集まってきていた。シャトルバスと帰りのメトロに乗るための輪っかを腕にはめられシャトルバス乗り場に向かった。



 

キックオフまでまだ4時間近くあったのでシャトルバスはまだそんなに混んでいなかった。2車両が電車のように繋がったバスに乗って暗い山の中をスタジアムに向かう。スタジアムへは交通規制をしており途中から一般車両の立ち入りはできない。





バスを降りて小雨の降る暗いの山道を15分くらい歩くと「ARENA PERNAMBUCO」スタジアムが見えてきた。とうとうブラジルの地でワールドカップの日本代表戦を見れるんだという実感が湧いてくる。





手荷物検査をして入場するとスタジアム前でコカコーラやソニー、ヒュンダイなど公式スポンサーがたくさんイベントをやっていた。ワールドカップで試合を観戦するのは初めてなのだがこういうイベントをしているなんて知らなかったな。何か楽しい。








余裕を持って来たのでまだキックオフまで3時間近くある。お客さんもまばらだ。暇なのでぐるっと回っていろいろ見てみる。スカイカムやゴール裏の中継用のクレーンがある。ここで見る試合が地球の反対にある日本では日曜日の朝10時から生中継されるのだ。なんか不思議だな。

 



選手達が出て来て練習がはじまる。本田や長友、香川もいる。今日の席はゴール裏の近い位置。応援団がいて一番盛り上がる場所だ。



 

応援団から「これを膨らませて振って応援して下さい」と青いゴミ袋が配られる。





練習が終わり、再び両チームが入場して国歌斉唱がおこなわれる。気が引き締まる。



 

小雨が降ったりやんだりする中キックオフ。前半16分に本田のシュート!やっぱりこの男「HONDA」が決める!スタジアムの日本応援団は大盛りあがりだ。今日はいけるかも!と思う。
だがコートジボワールの選手はさすがアフリカ勢だけあって身体能力が高くずっと押されてる。応援団にもらった青いゴミ袋を振って精一杯応援するのだが勝てそうな気がしない。

1-0でリードしたまま後半を迎える。1点先取したとはいえその後ずっと押されている。後半には世界の「ドログバ」が登場した。コートジボワール応援団は大盛り上がりだ。日本応援団はなんか嫌な雰囲気になってきた。案の定ドログバ登場後すぐに2点とられ逆転負けしてしまった。





最後に選手たちは観客に挨拶してくれたのだが、この初戦を落としたら駄目でしょう・・・。最終戦のコロンビアに勝つのは苦しいからコートジボワールとギリシャに勝つのが絶対条件なのに・・・グループリーグ突破が怪しくなってきたな。
試合が終わったのはもう夜の12時近くだ。こんな時間に中継するなんて日本のテレビ中継でたくさんの人が見れるようにした日本の都合なんだろうね。
帰りは小雨の中、急いでシャトルバスに乗って駅まで行き、メトロで空港近くの「Aeroporto」駅に向かう。車中のエアコンがめちゃくちゃ寒い。雨に濡れたユニフォームが冷たくこのままでは風邪を引きそうだ・・・。



「Aeroporto」駅から空港までは繋がっているが少し距離がある。昨晩泊まった空港のFUNZONEで寝場所を確保するため早足で歩くが他の人たちもそういうつもりみたいで競歩みたいになった(笑)。この場所が他の人にも知れ渡ったのか、いろんな国の人たちが昨晩よりたくさんいた。仕方ないので今日は床で寝るか・・・。
昨日ココで知り合った若者グループと一緒にゲームコーナーのクッションを借りて床に敷いて寝ていたら係員に怒られた。仕方ないので床に直に寝袋を敷いて寝る事にした。そうこうするうちにどこの国の人かは分からないけど、夜中の飛行機に乗るために休憩していただけなのか、「もう行くからココ使いな」とクッションの場所を譲ってくれた。ありがとう。





寝場所を確保する事が出来たので何か食べる事にした。試合が終わってそのまま夜中や早朝の便で次の場所に移動する人が多いのか、どこのフードコートの店も大行列だった。ピザ屋で30分くらい並んでピザとビールを買って本日の反省会をした。2日間お風呂に入れていないので洗顔シートで体を拭いて歯磨きをした後、ロッカーに預けておいた荷物を取り出し寝袋に一緒に包まって朝まで寝た。明日に続く。




レシフェの空港で野宿をする覚悟だったボク達を救ってくれたFUNZONE。「レシフェ空港ホテル」と勝手に呼んだ宿泊料無料、Wifi無料、警備員付きのこの場所に別れを告げ、次の目的地へと移動する事にした。日本代表の次の試合まで中4日あるのでギリシャ戦が行われるナタールに行く前にレシフェから少し南にあるビーチリゾートのポルトデガリーニャスで気分をリフレッシュするつもりだ。厳密にはポルトデガリーニャスからもうちょっとだけ南のマラカイペという場所にBooking.comで宿を2泊予約している。





 

身支度をして200US$ほどレアルに両替する。やっぱり空港はレートが悪いな。
バスに乗って移動するため事前に空港のフードコートの奥にあるレストランでブランチする。ボクが頼んだ肉料理はメニューの写真と随分違っていてソースがかかってなかったので、「ソースをかけてよー」とお願いしてたっぷりかけてもらう。もちろんビールも呑む。
ポルトデカリーニャスに行くバスは空港を出てすぐの195番バス乗り場から出発する。値段は11レアルかな。



 



2時間近くバスに揺られポルトデカリーニャスのバス停で降ろされた。さてココからどう行くのかさっぱり分からない・・・。



悩んでいるとバスの運転手が停留所近くに止まっていたタクシーの運転手に聞いてくれた。そしてBooking.comのプリントアウトを見せて宿までタクシーが連れて行ってくれた。バウチャーは事前に日本語と現地語(ポルトガル語)の両方を印刷しておいた。











ビーチに続く道路から少し脇に入った場所に今晩の宿「Pousada Maracaipe」という可愛いホテルがある。ワールドカップ期間中は試合会場の近くはどこも高いけれど、レシフェから2時間近く離れたココはそこまで高くない。次の試合までレシフェかナタールで時間を潰すよりもビーチリゾートに来た方が人も少なくて安くもつく。



 


2階の15号室に案内されて部屋に入るとベランダにハンモックがある。気持ち良さそう・・・。ビーチに行きたい逸る気持ちを押さえてまずは荷物を片付ける事にする。

・・・ありゃ?なんかおかしい。荷物が足りない気がする・・・。盗難?
頭の中がぐるぐるしだした。バスでいろいろ盗まれてしまった?バスの中では通路を挟んで左側にボクたちが座り、右側にバックパックを置いていた。結構空いていたからそうしたのだ。もちろんバックが盗まれないようにチラチラ確認はしていた。途中ちょっと怪しそうな男がわざわざバッグのある座席の後ろに座ったからバッグを持って行かれないように気をつけていた。それなのになぜ?・・・バックパックの横のファスナーを開けられていたのを見るとたぶん犯行はこうだ。荷物の後ろの席に座り、窓を開けてバックパックの横のファスナーに手を入れてそこから取り出せるものを手当たり次第取り出し、必要なものは盗み、必要でないものは窓から投げ捨てる・・・。パスポートや現金は小さいバッグに入れて体に巻き付けておいたので大丈夫だったが盗まれたと思われるものは

・Bluetoothのヘッドフォン
・デジカメのチャージャーなどの部品
・iPhone充電器
・水着
・スニーカー
・衣類
・使い捨てコンタクトレンズ
・その他いろいろ

・・・悔しいな。
いろいろ盗まれたけど、一番困るのが使い捨てのコンタクトレンズだ。新品のワンデーを30日分ほど箱で持って来ていたのに丸ごと盗まれた。犯人にとって金目のものじゃなければ捨てられているだろうけど、捨てるものなら盗るなよ!次の試合までに買わないとすごく困る・・・。ちなみに眼鏡は持って来ていなかった。







気を取り直して海まで歩いて行ってみた。すごく波が高くて泳いでいる人はいなかったけどサーフィンをしてる人は何組かいた。ビーチの入り口にデンジャーな看板があったけど、たぶん泳いだら危ないよって事だろう。泳ぐのは明日にすることにして砂浜を歩いて散策してみた。海岸沿いに何件か食事出来そうな店があったので夕飯はその辺で食べる事にしよう。
浜辺を散歩した後は宿に戻って3日ぶりのシャワーを浴びる事にした。

あれ?…水がお湯にならない...シャワーをお湯にしているのに冷たい水のままだ。壊れてる?
溜まった洗濯もしたいのでお湯が欲しい。英語が全く伝わらない宿のおじさんにシャワーが壊れていることを身振り手振りで言うけどそれでも伝わらない。宿のWifiでネットは繋がっているのでGoogle翻訳を使ってポルトガル語で聞いてみる。おっ、伝わるじゃん!ホンヤクコンニャクみたいだな。
宿のおじさんがシャワーを分解して修理をしはじめるが直らない。小柄なこのおじさんは見た目のイメージはメキシコ人っぽく「ゴメス」というあだ名をつけて心の中で呼ぶ事にした。このゴメスは働き者なんだけど、たぶん奥さんだと思われる宿の太ったおばさんの前では小さくなっている。尻に敷かれてるな。頑張れゴメス!

だんだん外が薄暗くなってきた。息子らしい若者も来ていろいろ調べているみたいだけど電気系統が壊れていたらしくすぐには直らないようだ。結局別の部屋に換えてもらうことになった。熱くはないけどお湯が出て幸せ〜。そして3日ぶりのシャワーを浴びた。

シャワーの修理ですっかり暗くなってから晩御飯を食べに再び海岸に行ってみた。夕方音楽がかかっていた海の家っぽいところに向かう…どこも空いてない。あれ?ビーチ沿いの店は夜はやっていないのか?宿の食堂は朝ご飯だけみたいだし近くにコンビニも見当たらない。またもやGoogle翻訳でホテルの人に近くに食堂があるかどうかを聞いてみた。どうやらあるらしいので教えてもらった暗闇を歩いて探すと・・・それらしき店は閉まっていた。
困った。この通りは暗く寂しくてなんだか怖い雰囲気だか、次に明かりのある方に行ってみる事にした。すると先にブラジル人達が呑んでいる小さなバーみたいなのがあった。だけどすごく怪しそう。なんとなく入りづらい雰囲気を漂わせていたし、呑んでいるだけで誰も食べていなかったのでやめとく。
 
通りから少し入った場所にすごく小さな店を発見した。日曜雑貨や食料を少し売っている店だ。そこでカップヌードルとビールを買った。宿のロビーでアルゼンチン戦を見ていたフロントのお兄さんに「食堂が開いてなかったからカップ麺買ったのでお湯とフォークをちょうだい」と英語で言う。今度は通じた。若いからかな?



せっかくサッカーを見ていて申し訳ないのだが別棟のキッチンでお湯を沸かしてもらった。沸くあいだホンヤクコンニャクでサッカーについて雑談をした。「ブラジル優勝するといいね!」って言うとすごく笑顔になった。「昨日僕らはレシフェで日本戦を見てきたんだ」と言って、「日本チームにもネイマールみたいなすごい選手がいるといいな・・・」と言うと彼は笑った。
ネットさえ繋がっているとスマホのGoogle翻訳はホント「ホンヤクコンニャク」だな。なんとかコミニュケーションが成り立つじゃん。


お湯を入れてもらって部屋に戻ってからブラジルのカップヌードルを食べなからアルゼンチン戦を見る。どうして同じNISSINでも海外のカップヌードルは美味しくないんだろう?・・・と気になりながらビールも飲んだ。今日は盗難にあったり夕飯がカップ麺になったり・・・といろんな事があった一日を思い出しながら、眠くなってきたので今日は早めに寝ることにした。明日に続く。


今日は良い天気だ。清々しい朝なので気持ちが良い。昨日の盗難事件もカップヌードル夕食も気にならなくなって来た。あまりに清々しい空気なので庭にあるハンモックに寝てみる。気持ちいいなぁ。ウチにもハンモック欲しくなってきた。

 






別棟のレストランでビュッフェ形式の朝ごはんを食べる。パンが美味しそうだ。ビュッフェによく見られる卵料理とかはまったく無い。フルーツをたくさん盛ってプールサイドのテーブルで食事をした。昨日の夕飯はブラジルに来たのに寂しくカップ麺だったので今朝の食事は美味しく感じられる。

 







プールサイドのテーブルでの朝食の後、プールを見ながらソファーで少しくつろぐ事にした。ブラジルの雑誌もいくつか置いてあるがさっぱり分からない。写真は良くても文字が読めない。
でも、このソファーの周りにはいろいろオブジェが置いてあってすごく可愛い。このセンス好きだな。



このホテルはたくさんアートがある。フロントのお姉さんに聞いたらどこそこに住んでいるアーティストの作品だそうだ。





昨日浴室のシャワーで洗濯をしようと思っていたのにシャワーが壊れていて出来なかった。そこで、天気も良いので宿の洗濯機を借りて洗濯をすることにする。



ここでもホンヤクコンニャクが大活躍した(上部)。日本語を打ち込んでポルトガル語に変換出来るし、それを音声で喋ってもくれる。また、彼らが喋る言葉をマイクで拾ってそれを音声認識したポルトガル語を日本語にもしてくれる。自分たちの耳で聞いてもさっぱり分からずモゾモゾ言っているようにしか聞こえないゴメスやおばちゃんの声もちゃんとポルトガル語にしてくれる。精度は良くないが何も無いよりはマシ。Googleさん、もっと精度を上げて素晴らしいものを作って下さいね!
洗濯をしている間、庭のハンモックで再びノンビリしてみる。庭の木々の花に時々ハチドリが蜜を吸いにくる。シャッターチャンスを狙ったけれどうまくいかず。でも初めてハチドリを生で見れたのでちょっと感動した。




大量の洗濯が終わったので中庭を借りて干した。いつもは宿のシーツなどを干しているであろうこの場所にボクたちの洗濯物がたくさん並ぶ事となった。日本代表ユニフォームもレシフェで雨に濡れたからちゃんと奇麗に乾かしておかないとな。


洗濯物を強い日差しの中に干し終わったので数時間で乾くだろう。今度は自分たちが日焼け止めをしてビーチに行く事にした。昨日水着も盗まれたから部屋着用に持って来ていたユニクロのステテコとTシャツで泳ぐことにする。水着を売っているような店が全く無いので仕方ないかな。部屋に置いておく荷物は昨日の反省を生かしてワイヤーロックをグルグル巻きにしベッドの足に括り付けた。







ビーチは今日もすごい風で波が高い。子供や若者がサーフィンしている。海水浴というよりサーフィンのビーチって感じなのかな。砂浜に打ちつける波が人の背丈よりも高い。日本だとこういう波はなかなか無いのではないだろうか。




それにしてもブラジルは空が青い。海も奇麗だ。このビーチが日本の反対側の大西洋なんだと思うとなんだか遠くに来た実感が湧いてくる。まして、この後行くであろうナタールやリオデジャネイロなどの観光客がたくさんいるビーチではなく、このマラカイペのビーチは人が少なく静寂な感じがすごく好き。どのアングル・サイズで写真を撮っても絵になる。


海の家でビーチパラソルを借りてスコールビールを注文。中瓶1本7レアルだった。空港より安いな・・・。ブラジルのビールはどこで呑んでもギンギンに冷やしてある。以前カンボジアでビールを頼んだ時に温かったので「冷たいのにして欲しい」と言うと氷が出て来た事が何度かあった。それに比べるとブラジルのビールは冷えていて、こんな暑い場所で飲むには最高だ!
せっかくビーチに来たので泳ぎたいが、ビールを飲み始めたし波が高過ぎなので今日は沖まで行かずに足の届く所まで海に入って水遊びをする。水着じゃないけど気持ちイイ〜。
波と何度か遊んでいると彼女がサングラスを波に奪われる。あ〜あ・・・旅行直前にjinsで買ったばかりなのに・・・。


小腹が空いたので食べ物を頼むことにする。でもメニューを見てもポルトガル語でさっぱり分からない。我らがホンヤクコンニャクもこのビーチではネットが繋がらないから使えない。Fritaって唐揚げかな?なんとなくそう思い「Agilha Frita」ってのを頼んでみる。あとビールとカイピリーニャで合計35レアル。何の唐揚げが運ばれてくるのだろう・・・。





 

ビーチ前の店から運ばれて来た唐揚げは魚だった。くちばしが尖っている魚で結構美味い。でもちょっと量が多いな。少ない量をちょっとずついろんな種類を食べたい派なんだよね。
日差しが強いので犬が何匹か客のパラソルやテーブルの下などの日陰にやってくる。ボクたちのところには黒い犬が来てテーブルの下にちょこんと寝転んだ。眠そうな犬を砂に埋めて遊んでいたら犬も気持ち良さそうに眠ってた。なんかノンビリでいいなぁ。



ビーチでノンビリした後はホテルに戻って洗濯の続きをすることにした。途中の家の屋根を見ると大きな樽が置いてある。水のタンクなんだろうけどブラジルの家は屋根にタンクが置いてあるトコが多かった。
昨日の夕飯はカップ麺という淋しいものだったので今日は17時に海の家へ向かう。ちゃんとしたモノが食べたい!・・・でもどこも空いてない。まさかまたカップ麺か?!





薄暗い夜道をレストラン探す。でもやっぱり昨日聞いた店は閉まっている。潰れてるのか?
人通りが少ないメイン通りじゃない道を恐る恐る歩いて行く。街灯も暗い。奥から若者の集団が来てちょっとビビる。ここはブラジルという貧富の差が激しい国で、薄暗い通りを歩く日本人・・・。危険だ・・・。若者とすれ違ってからもまだ進むが何も店らしいものは無い。

奥に何やら灯りを発見した。なんとなく屋台のような気がする。でもこんな暗い通りに屋台があるのか?あそこまで行ってみて違ったら今日も諦めてカップ麺にしよう。



 

何やらおばちゃんと子供たちがいる。ん?屋台じゃないのか?よく見るとHotdogとBatataの文字!



救われた〜。ポテトとホットドッグが食べれるなんて幸せ〜。周りは何もない薄暗いところで結構怖い。でもおばちゃんは優しそう。ホットドッグ2つとポテトで8レアル。安い。


ホットドッグを買って、帰りに昨日の店でビールを買う。この店は夕飯になりそうな食料品はパンとカップ麺くらいしかない。最悪2日連続カップ麺になるハメだったのが、おばちゃんの屋台で救われた。もう営業終了間際でポテトも1つしかなかったけど、暖かい手作りの食事が出来るので幸せだ。部屋に戻ってガーナ対アメリカ戦を見ながら食べる。すごく美味かった。コンビニが街のいたるところに溢れている日本と違い、何も買えない食べれない不自由なブラジルのこの街の夜をそれなりに楽しんだ2日間であった。

明日に続く。




昨日は早く寝たので4時頃目が覚める。今度は盗難にあったバスでレシフェまで移動してその後別の長距離バスでナタールまで行くのだ。昨晩宿のおばちゃんに06:30にタクシーを呼んでもらうように頼んでおいた。まだ06:20頃でフロントやロビーには誰もいない。外に出ようと思っていても鍵がかかっていて出れない。おばちゃん起きてくれるかな?と思っていたら奥からおばちゃんがやって来た。タクシーも時間どおりに来てくれてポルトデガリーニャスのバス乗り場まで行った。料金は20レアル。運転はすごく荒かった。



 


バス乗り場でにはすでに何人か待っていた。「トゥ レシフェエアロポルト?」と聞いたら「そうだ」と言われたので、まずは重いバックパックを降ろしバス乗り場でヒゲおじさんが売っているコーヒーとパンを買った。料金は6レアル。お腹が空いていたからバスでの2時間をどうしようと思っていたので朝食が買えて良かった。パンはパサパサした蒸しパンで美味しかった。コーヒーはブラジルらしく激甘。どうしてブラジル人はこんなに砂糖を入れるんだろうね。

 


ポルトデガリーニャスからレシフェ空港までのエアコン無しバスが一人7.5レアル。350円くらいと安いけれどやっぱりエアコンが無いから暑いな。来る時の反省で絶対荷物を盗まれないように一番後ろの席を陣取る。ブラジルの田舎の風景を見ながらパンと甘いブラジルコーヒーの朝食をとり、1時間半で一昨日の朝までいたレシフェ空港に到着。
クレジットカードの保険には加入していたので帰国後に盗難の保険申請をする。そのためには現地の警察で盗難証明書を発行してもらわなければならない。もちろん初めての経験だ。しかしポルトガル語を喋れないし、英語も片言程度。そんな事で現地の警察で事件の説明をすることが出来るのか?
幸いにもレシフェ空港には観光客向けにツーリストポリスがある。そこに行けば英語が喋れる警官がいて話を聞いてもらえる。どうやって犯行がおこなわれたかの状況説明、盗難品の説明等をおこない調書をとられる。



警察官はとても優しそうな方で約1時間で調書が完成した。ポルトガル語と英語で書かれたこの盗難証明書を保険会社に提出するのだ。ブラジルでは日本人がいろいろな被害にあっており、レシフェ空港でも4件ほど日本人が被害を受けたと言っていた。

ナタール行きのバスに乗るためには長距離バスターミナルに併設されている「Rodoviaria」駅までメトロで行かなければならない。しかし乗り継ぎも考えるとメトロだと出発に間に合わない可能性がある。レシフェ空港のツーリストポリスで盗難証明書をとれたので少しは盗難品の保険金が出るだろう。そう考えるとケチってメトロで行くよりは高いけれどタクシーで行く事にした。

 


一応空港前のタクシーに値段交渉をするが67レアルだという。メトロで行くと数レアルなのに高すぎると思い再度交渉をしたけれど「空港のタクシーは値段が決まっているんだ」と言われ、別のタクシーに聞いても同じ答えだったのでちょっと高いけれどナタール行きのバスに間に合わなければマズいので仕方がない。







バスターミナルに到着し、バスの中で食べる弁当とビールを買った。バスは11時に出発し4時間くらいかかるので休憩のため途中のレストランに止まる事を知っていたけれど、提携レストランの食事はボッタクリで高いだろうしせっかくなので事前に買っておいた、2人分でビールも合わせて26レアル。レストランで食べるよりは安いと思う。







ブラジルのワールドカップが始まる前、Facebookでもこの「レシフェ→ナタール」のバスについては話題になっていたからなのか、日本人がたくさんいる。よく考えたらレシフェからナタールにこの時期に移動する必要があるのは日本人くらいか・・・。他の日本人たちはどうやって移動したのかな?バスで数時間の距離なのに飛行機はもったいないし、電車は走ってないしな。



市街地を出たあたりで買って来たゴハンをバスの中で食べる。匂いが少し気になるけれど隣の座席の日本人に「匂いしてごめんね」と言って少し温くなったビールとブラジルごはんを食べる。今日の座席は運転手のすぐ後ろで乗客の1番前だけれど日本人も多いし大きな荷物は預けたので大丈夫だろう・・・。



バスの中はエアコンが寒すぎるくらい効いてるので寝袋を掛ける。ビクトリアで買ったこの寝袋は安かったけれどとても重宝している。外を眺めると真っすぐの長い道が続いている。ブラジルは国土も広大だし、飛行機じゃないとなかなか他の都市には移動できないのだろうけど、こういうバスでの移動は好きだな。この後の都市の移動は距離が離れていることもあり、全部飛行機を使うのだ。

 





2時間くらいしてから途中の食堂らしき場所で30分くらい食事とトイレ休憩。バスでご飯を食べておなかいっぱいなので周りをぶらぶらすることにした。隣のローカルな通りに入るとイイカンジの食堂などもある。乗客のみんなは連れて来られたバス会社と提携しているであろう食堂で食事をしたりビールを呑んだりしていたけど、こっちの食堂の方がよっぽど安くて美味しいんだろうなと思う。たぶんこのバスの乗客(特に観光客)は、バスが止まっている食堂の前の車庫の隣にこういう通りがあるって知らないんだろうな・・・。ボクたちもたまたま通りに出て見つけただけだし・・・。店で呑んでいる客が「ジャポ〜ン」と陽気に叫んでいた。日本人ってすぐにバレるな・・・。




サラダデフルーツというフルーツパフェみたいなスイーツを買ってる人を見て美味しそうだったので買ってみることにした。カットしたフローズンフルーツをたくさんカップに入れ、コンデンスミルクをタップリ流し込んでなんと2レアル。100円しない!とても冷たくて甘くて美味しい。後で休憩所に戻ると家族連れやカップルたちがブラジルのお世辞にも美味しいとは言えないアイスを食べていたが、絶対このサラダデフルーツの方が美味しいよなと思った。もっと分かりやすい場所で売れば絶対もっと売れるのにな。



休憩の後しばらくバスは広い大地を走り続け、市街地に到達した。ボクたちはナタールの長距離バスターミナルまで行ってそこから宿があるポンタネグラまで行くバスを探す予定だ。街ではナタールで試合をおこなう国々の国旗が道路沿いに飾ってあり歓迎ムードだ。バスが「ネオポリス」という場所に止まる。ココどこだ?地球の歩き方の地図にも載っていない。いきなり街の中に止まって全くナタールの土地勘が無いボクたちは焦って他の降りようとしている日本人客に「ここはバスターミナルじゃないよね?」と聞いてみたら「違いますよ」と言われたので降りずにその後のバスターミナルまで行く。バスターミナルには16時頃に到着した。もうブラジル戦がじまってる・・・。

まずは土地勘は無いためバスターミナルで現地の地図を探す事にした。地球の歩き方の地図はナタールという日本人にとってのマイナーな都市ではあまり役に立たない。人のいないインフォメーションのデスクの上を探したが地図はなかった。バスターミナルの従業員っぽい人がいたので聞いてみると地図をくれた。でも後で考えてみるとその人は従業員ではなく、きっと自分の地図をくれたのだと思う。申し訳無い事をしたな。でも助かった。

とにかくブラジルvsメキシコの試合をどこかのバーかレストランで見たかったのでタクシーを探した。日本人のカップルが「シェアしませんか?」って言ってきたけれど行く方向が違ったので単独でタクシーに乗った。


まずは今日の宿に行く前に、とにかくコンタクトレンズをパパっと買おうと思ってナタールショッピングセンターに行く事にした。タクシーのおじさんとは15レアルで交渉成立。ここでも英語が通じなかったので筆談で値段交渉をした。運転がチョー荒い・・・。途中「ここはプリズン?』というような塀の高い場所の横を通り過ぎてなんとかショッピングセンターに到着した。どこに連れて行かれるのか?と正直内心ちょっとビビっていた・・・。
ショッピングセンターの周りをぐるっと周ったが入口が分からない。お客さんらしい人もいない・・・。地図を見るとココへはネオポリスで降りた方が全然近かった。バスターミナルで降りてここまで来た分時間やお金をロスしてしまった。
ショッピングセンターの入口を探していると歩道橋の側の沿道でブラジル戦のテレビを見ている人たちが盛り上がってる。ボクたちを見て「ヤポン、ヤポン、ブラジル、ブラジル・・・」と盛り上がる。ブラジル人陽気だなぁ〜。
ショッピングセンターは・・・やっぱり閉まってた。ブラジルでは大統領令かなんかでブラジル代表の試合がある日は学校や会社が休みになるとか・・・でショッピングセンターも閉まっているのか???
仕方がないのでポンタネグラ行きのバスを探す。運良くすぐに来たけれどマイクロバスにギュウギュウ詰めだ。料金は2人で5レアル。ポンタネグラで降りたけれど宿がどっちの方向にあるのかもさっぱり分からない。



ポンタネグラは有名な観光地らしいけれど今日の宿はどうやらホテルエリアから離れているみたいだ。日本で予約しておいたのだが、ナタールの宿はこの時期どこもすごく高くてやっと見つけた宿はアパート形式で3泊ほど予約しておいた。なんだか怪しい通りを歩く。日本ならまだしもブラジルは怖いという先入観もあり用心しながら歩くのだがそろそろ暗くなってくる時間だ。ワールドカップの試合が開かれる都市なのに通りを一つ入ると道路もボロボロだったり廃墟もある。道を尋ねるのに若い男性には聞かずに子供連れのお母さんにバウチャーを見せて宿の場所を聞いてみた。お母さんは考えていたが後から歩いて来たおじいさんが宿に電話をしてくれてやっと場所が分かった。親切な人たちの助けで無事に辿り着いたけれどこの宿は大きな通りから少し入ったちょっと怪しい通りの奥にあった。
宿のおじさんはザッケローニ監督と同じくイタリア人で「ギリシャ戦では日本が勝つよ!」って言ってくれた。

 



とにかくビールを呑みながらブラジルvsメキシコの試合を見て盛り上がりたかったので部屋に荷物を置いてすぐに近くのテレビが置いてある店に行った。しかし店に着いた直後に試合が終了・・・ペレのインタビューが映っていた。歩いてる時に花火が鳴ってたいたからネイマールがゴールをしたかと思ったのに0-0で引き分けだったようだ。


試合は終わったけれどお腹が空いているのでビールとピザを頼む。パスタも頼もうと思ったけれど今日は無くてピザだけだった。でもピザが来てみるとパスタがなくて良かったと心底思った。ピザがすごくでかい・・・。これで40レアル。1800円くらいかな。ボクたちには十分な大きさで全部食べるのは苦しかったけれどとても美味しかった。食事が終わってから売店でビールとミネラルウォーターを買う。宿には自販機も無いし近くにコンビニも無いのだ。



宿までの怖い薄暗い通りを足早に歩く。パトカーがパトロールをしていたからちょっとだけ安心だけどホントこの通り怖いな・・・。宿に戻るとwifiがうまく繋がらなかったので受付の美人のお姉さんに対応してもらう。さっき買ったビールを飲みながら韓国vsロシアを部屋の14インチのブラウン管TVで見る。

今日は移動で疲れたので早めに寝るということで、続きは明日。


朝起きると天気がすごく良かった。今日はコンタクトレンズを買いに行くというミッションがある。ワンデーのコンタクトレンズをもう4日間装着していて目がパサパサだ。コンタクトレンズは昨日営業していなかったナタールショッピングセンターに行って買うのだ。





ショッピングセンター行きのバスが出る停留所に行く前にポンタネグラのビーチに寄ってみることにした。坂を下ってビーチに向かっている途中、日本のテレビクルーが日本人旅行者達を取材していた。「ニッポン勝つぞ〜!」と若者たちが笑顔でカメラの前で答えてた姿は日本の夜のニュースなどで流れるのだろうな。



ビーチへの坂を下ると海が見えて来た。レシフェから行ったマラカイペのビーチと全然違い観光客がたくさんいてお店もたくさんあった。通りでサングラスを売ってる子供がいた。カノジョがサングラスを無くしてしまっていたので買うことにした。値段を聞いてみると35レアルと言われる。ブランド品でも無いのに1600円くらい?さすがに高いな。値切るのはお手のモノなので「10レアルにして!」と言うと「じゃあ25レアル!」と言われる。途中陽気なガーナ人が「オレは5レアルじゃないと買わないぜ!」って言ってた。さすがに子供相手に5レアルまで値切ると大人げないので交渉の末12レアルで買った。




バス停でナタールショッピングセンターに行くバスを待っていたら明日の日本の相手のギリシャ人がギリシャ国旗を持って「日本人?一緒に写真を撮ろうよ!」と言ってきたので、他の日本人と、同じく国旗を持ったガーナ人と一緒に記念撮影をした。いろんな国の応援団がいて盛り上がってすごく楽しい。各国の応援団が自国を応援しながら相手の国に対してもフレンドリーで、これがワールドカップなんだなと嬉しくなった。






ショッピングセンターに着いたらまずはコンタクトレンズ探しだ。受付で聞いたら奥の方に薬局があると言われたので薬局で聞いてみたら保存液はあるが使い捨てコンタクトレンズは無いとの事だった。薬局の美人のお姉さんが左隣のメガネ屋に連れてっ行ってくれたがそこにも無かった。次に右隣の眼科クリニックに連れて行ってくれた。クリニックではフリーwifiが繋がっていたのでさっそくiPhoneを起動しホンヤクコンニャクでポルトガル語で聞くと、コンタクトレンズがあるとの事だった。ただ、乱視用の使い捨ては置いていなく、ワンデーは使ってる値のものが無かったので1ヶ月用6枚入りを左右2箱買うことにした。420レアル(約19000円)と高いけれど仕方がない。先ほどの薬局で保存液も買う。今度海外に行く時には必ず眼鏡を持って行く事にしないとな。




ランチを食べにフードコートに行ってみた。すしみ・・・?まぁブラジルまで来て寿司を食べるのもナンなのでシュラスコの店に行ってみた。





ブラジルではこういうビュッフェ形式だけど重さで料金が決まるシステムが多いみたいだ。ボクたちみたいにあまり量を食べられない人には公平感もあって良いシステムだと思う。ビールも飲んで2人で84.26レアル。ランチを食べながら店のテレビでオーストラリアvsオランダを見る。

 






その後、ナタールショッピングの隣のアウトレットモールに行ってみる。フードコートが開けていて、明日のスタジアム会場が見える席でブラジルコーヒーとビールを呑みながら休憩。風が気持ちいい。


スニーカーを盗まれ靴が無いのでアウトレットモールで靴を買う事にした。クロックスのままではパンタナールに行けないもんな・・・。スニーカーは日本より特段安い訳では無いので帰国後にABCマートで買うとして今回はトレッキングシューズを買う事にした。いろいろ吟味した結果、Timberlandのトレッキングシューズを買った。


買い物が終わり、またオンボロバス(ミニバン)に乗ってポンタネグラまで戻った。バスの中はすごく混雑しているけど楽しい。



 



ポンタネグラのバス停を降り、坂を下ってビーチに行ってみる。裸足で歩く砂浜の感触がとても気持ち良い。ビーチではサッカーをやっている人たちがたくさんいた。昨日までいたポルトデガリーニャスのマラカイペのビーチとはまた雰囲気が違って楽しいね。人やお店がたくさんある。






ビーチ沿いの賑やかそうなお店で夕飯。店中のテレビにはスペインvsチリの放送が流れている。ブラジルは同じ南米なのでチリの応援をしている人ばかりだ。店の中は結構盛り上がっている。試合をテレビ観戦しながらピナコラーダとビール、エビパスタを注文した。でもやっぱり外国でパスタを頼むもんじゃないな・・・。ふにゃけたウドンだ・・・。試合が終わるとお客さんはぞろぞろと帰って行く。なんとスペインが負けた!スペインは2連敗でグループリーグ敗退だ。前回の王者なのに・・・。
ボク達も帰ろうとすると、「日本の方ですか?シャッター押してもらっていいですか?」と家族連れの方に言われた。その家族が言うには今日の昼間に元日本代表の○○さんが食べに来ていたと聞いてこの店に来てみたとか。「何が美味しいですか?」と聞かれたので、「パスタはやめた方がいいですよ。」と答えた。だってホントに美味くないんだもん。

宿に帰ってカメルーンvsクロアチアを見る。あれ?カメルーンこんなに弱かったっけ?明日に続く。


今日は朝から雨だ。また試合で雨が降ると嫌だなあ・・・。自分は結構晴れ男なのにな。お腹が空いたけどなかなか外に出られない・・・。







雨が止んだので朝ごはんを食べにビーチまで行ってみることにした。まだ10時くらいだと食事が出来るところはあんまりやってない。これがアジアなら朝食を食べられる屋台がたくさんあるのにな。






mangoレストランという店に入った。メニューを見ているとすごい大雨が降ってきた。危なかったな・・・。雨宿りしながら、ビールとマンゴージュース、アサイー、お肉のプレートを頼んだ。最近日本で流行っているらしい「アサイー」というモノを初体験してみる。結構美味しいじゃん。



 

雨が止んだのでビーチをぶらぶらしてみる事にした。ブラジルのユニフォームを売っている店が何軒もある。ネイマールのユニフォームが欲しいので値段交渉をするが結構ふっかけてくる。「BRASIZL」の文字のユニフォームもあるけれど、やっぱりネイマールのが欲しい。もう少し他の店も廻ってみよう。


途中のアイスクリーム屋でアイスを食べることに。3つ重なったアイスが3レアルと写真にあったので買ってみたら1つ3レアルで3つだと9レアルだった。・・・やっぱそうだよなww


また少し歩いていると、朝方立ち寄ったおばちゃんのユニフォームの店がある。サイズを選んで値段交渉し、2着で40レアルにしてもらう。




宿に戻って支度をし、SAMURAI JAPANのユニフォームを着て出発!バス停はすごくたくさんの人たちで溢れかえっている。なんとか満員のバスに乗り込んでスタジアムへ出発した。





ナタール会場でも交通規制がされ、近くまで一般車両は入れなくなっていた。沿道をブルーのユニフォームを着た人達がぞろぞろ歩いている。いろんなコスチュームの人たちもいて楽しい。

 



会場に到着したらもうお祭り気分でみんな盛り上がっていた。初めて顔にペインティングをしてもらった。う〜、テンション上がってきたぞ〜。

 




夕飯を食べていないのでスタジアムでチーズバーガーとビールを買った。結構高いんだよな・・・。天気悪くなってきて雨がポツポツしてきた・・・。今日も屋根がない席。日本からカッパを持ってくれば良かったなぁ。



選手達が練習をしに出て来た。前回負けているから今日のギリシャ戦には意地でも勝たなければならない。長谷部、本田、香川、岡崎、勝ってくれよ〜。

 


いよいよ試合が始まった。ギリシャが途中レッドカードで一人少なくなる。これで人数的に日本が有利だ。大迫の惜しいシュートもあるがなかなか点が入らない。前に座っていたアメリカ人たちも日本の応援団の中で盛り上がってる。「日本」と書いてある日の丸のハチマキをもらって喜んでいた。しかし間違って逆さまに巻いていて文字が上下逆だったのでハチマキをしめ直してあげたらビールを御馳走してくれた。



後半から遠藤、続いて香川が入る。ポゼッションも優位なのに点が入らない。入る気がしない。結局0-0の引き分けで終わってしまった。もうリオのマラカナンには行けないじゃん・・・(涙)
日本は数的優位に立っており、支配率もギリシャを圧倒しているのに全然点が入らない。日本のFW、中盤は何やってんだよ・・・。




聞くところによると財政破綻をしたギリシャは、代表チームだというのに一般客も泊まるホテルに宿泊してるのだという。一方我らが日本代表は良いホテルに泊まりスター扱い。日本にJリーグが発足し、サッカー人気も高まり、W杯にも何度か出場し、アジアではチャンピオンで、国民からもチヤホヤされ・・・期待されて乗り込んで来たブラジルで勝たなくてはいけなかった2戦を勝てなかった。こんなものなのか・・・(涙)

帰りのバスに乗ろうとバス乗り場へ向かった。最初のバスはギュウギュウで乗れずに飛び乗ろうとしたら走り出した。次のバスに無理矢理乗ったがなかなか出発しない。しばらくしてやっと出たが、バスの中は大盛り上がりだ。陽気なブラジリアン達が歌って叫んでる。

しばらくバスに揺られ、ポンタネグラに近いところと言われて降りたが・・・ここはどこだ?たぶんこっちかな?と思う方向に歩いていく。目の前に陽気な外国人達が歩いていたが、応援席で前にいたあのハチマキをしたアメリカ人達だった。彼らにもらったピーナツを食べながらたぶん2kmくらい歩いてやっと見慣れた道へ出た。遠かった・・・。

 


いつものポンタネグラのバス停にある売店でサンドイッチとハンバーガー、ビールとジュースを買った。宿に戻って食べながら今日の悔しさを噛み締めて寝た。明日に続く。
今日は朝から曇り空。ナタールの空港は5/31から新空港に移転したそうで随分遠くなったらしい。新空港へのアクセスの仕方を宿のお姉さんにいろいろ聞いてみた。ここでもホンヤクコンニャクが大活躍。ネットさえ繋がっていれば便利だね。

  

 

帰り支度をしてフロントに荷物を預け、ポンタネグラのビーチへ再び繰り出した。昨日の悪夢は忘れビーチで太陽を浴びる事にする。ビーチパラソルを20レアルで借りてくつろいでいるといろいろな物売りがやってくる。一昨日サングラスを売っていた少年が今度はビーチ用のサッカーボールを売っていた。その少年もボクたちの事を覚えていたみたいで、ニコッとしていた。

 



くつろぎ始めてまずは焼き鳥を屋台のおじさんに頼んだ。調理器具を乗せたリアカーのような荷車をビーチの上で引っ張って客の前を行ったり来たり何往復も歩くのだ。ビールはパラソルを貸してくれた海の家(のような店)に持って来てもらう。各エリアではパラソルなどの器具貸しとアルコールはその店が商売し、食べ物は屋台が商売する。そういう風に分担が決まっているようだ。

 



次は大好物のトウモロコシを食べることにした。1本頼んだら3レアルだって。売り子の兄ちゃんが「2本だと5レアルにするよー」と。毎日観光客相手に商売しているだけあって商売上手だな。2本買う事にした。バターと塩をたっぷりかけたトウモロコシ・・・美味しくないや(笑)。やっぱり日本のトウモロコシの方が100倍美味い。きっとトウモロコシの種類が違うんだろうな・・・。美味しくはないけどビーチで日向ぼっこをしつつビールとトウモロコシでブラジルの味を満喫した。ほろ酔い気分には波の音が心地よいや。






少し泳いだ後に今度はクレープを頼んでみる。12レアル。エビが入っていて結構美味しい。日本だとクレープっておやつって感じだけど、ちゃんとオカズしてる。こうやってビーチで遊んでいるといろんな屋台が来てくれて楽しいな。日本でもこういうシステムがあればいいのに。



ビーチに来たときより潮が引いている。結構満ち引きが大きく、それによって随時パラソルを増やして立てたり減らしたりと、海の家のお兄さん達はエリア確保に勤しんでいた。

ポンタネグラのビーチを楽しんだ後、宿に帰ってからプールサイドにあるシャワーを借りて着替えをした。支度が出来てからチェックアウトをし、ホテルの受付のアンナさんと記念撮影をして宿を後にした。3日前にこの宿に来た時はすでに薄暗く、どこにホテルがあるのかも分からず怖い思いをしたのだが、ホテルの人たちも良い方々でとても楽しく過ごす事が出来た。言葉も英語とポルトガル語が入り交じり、なんとか意思疎通が出来、とても楽しかった。
いつものバス停に行き、ミッドウェイモールに停車するバスに乗る。ミッドウェイモールというのはナタールショッピングのような大型ショッピングセンターだ。ここから空港行きのバスが出ているはずだと宿のアンナさんに教えられて来てみた。



手持ちの現金が少なくなってきたのでまずはエクスチェンジをすることにした。両替所が分からずに探していると、英語で話しかけてきてくれた老夫婦に両替所の場所を教えてもらった。困っていたら気軽に声をかけてくれるブラジル人ってホント優しいと思う。老夫婦も母国語じゃないのに、英語を勉強してるからちょっと分かると言って親切にしてくれたのだ。ボクもこれからは日本で困っている外国人を見かけたら気軽に声をかけてみよう。





この後の予定で行くパンタナールのジャングルに備え、薬局で虫除けを買っておく事にした。クイアバに移動したら空港からそのままパンタナールに向かうので虫除けを買う事が出来ないだろうと思ったからだ。店内ではネットも通じず、ポルトガル語が分からないけれど、「モスキート、キル!」とか言ったらなんとか通じた。臭ってみたら結構キツイ虫除けだったけどなんとなく効きそう・・・。

 




空港に行く前にフードコートで食事をすることにした。何を食べるか店を見ながら選んでいると現地の若者達が近寄って来ていきなり抱きついてスマホを向けて写真を撮ってきた。フレンドリーなブラジルの人たちのノリに乗って「イェーイ!」と言う感じで一緒に映ったけど、後で考えたらスキミングか?と少々不安になってしまった・・・。大丈夫だと思うけど・・・。



 

結局食事は中華っぽいのにすることにした。寿司もあったけれど中にクリームとか入っていて、こんなの寿司じゃないよ・・・と思いながら海苔巻きなどは少し食べてみようっと。
でも海外では、日本人シェフがいるちゃんと日本料理を出してくれるお店で和食を食べて欲しいな・・・と思う。これが日本料理か?と外国の人たちに思われちゃうよ・・・。

食べ終わってから空港行きのバスを探しに外へ出る。道路が濡れてる・・・結構雨が降ったみたいだな。バスを待っている若い奇麗なお姉さんに地図を見せて、「ナタールの新空港行きのバスはここから出るの?」と聞いてみた。ココだというのでしばらく待ってみるけど全然来ないや。まぁ荷物もあるし最悪タクシーで行けばいいかと思ってもう少し待ってみる事にした。
随分待っても来ないが同じお姉さんに聞きづらいので、こっそり別のラテン系のお姉さんに聞いてみるとバス停側の売店の人に聞いてくれて「あっちだって、連れて行ってあげる」と言ってくれた。ポルトガル語だから分からないけれど、たぶんそんな感じの事を言ってくれて連れて行ってくれた。英語は喋れないみたいでお互い身振り手振りだけどブラジルの人って優しいな・・・。ちなみに日本みたいにちゃんとどのバス停にどこそこ行きのバスが停まるというものではなく、ひっきりなしに来るバスが適当に停まっている・・・ようにボクたちには見えた。もうちょっとバス乗り場を効率良くして欲しいよ・・・。

ラテンのお姉さんは、連れて行ってくれた別のバス停でも他のお客さんに聞いてくれた。どうやらココらしい。突然「英語喋れますか?」と若い男の人が英語で話しかけてきた。「a little」と言うと「10分前に空港行きのバスが出ましたよ。次の便はストの影響でしばらく待たないといけないかも・・・」と。ブラジルはサンパウロなど他の都市でもワールドカップ開催に反対してストやデモが頻発してる。ブラジルでの生活の現状を考えると分からなくもないが、始まっちゃっているんだからそこはサッカー大国としてちゃんとやって欲しい。

それからしばらく待ってみたけれど空港行きのバスは来ない・・・。ラテンのお姉さんに「もう大丈夫だからありがとう、帰って下さい。」と言っても、「大丈夫よ」と言ってずっと居てくれる。なんか申し訳ない・・・。

そのうち10代の若い女の子2人組が英語で話しかけてきた。「ナタールのどこが良かった?好きなサッカー選手は?結婚してるの?ネイマールは好きじゃない…ハハハ…」というような感じで30分くらいずっと喋っていた(笑)。日本の女子高生のように、ず〜と喋っていたけど彼女達が乗るバスが来たら「バイバ〜イ」って帰っていった。ラテンのお姉さんは英語を喋れないからこの子達の会話に入って来れずに寂しそうだったな。

まだバスが来ない・・・。3時間近く待っていて21時を過ぎたので、さすがにラテンのお姉さんに悪いし「バス来なさそうだからタクシーで行くよ」と言うと今度はタクシー乗り場まで連れて行ってくれた。そしてタクシー運転手に値段の交渉までしてくれて70レアルになった。ポンタネグラから新空港までの相場が100〜120レアルだそうだから安いね。最後にラテンのお姉さんとハグをして別れた。ラテンのお姉さん、3時間も付き合ってくれてありがとう。


重いバックパックのリュックを積んでタクシーに乗り込むと運転手のおじさんがめちゃくちゃとばす・・・。100キロ以上でびゅんびゅんと夜道を突っ走る・・・。随分走ったところで薄暗い山の中に新しいナタール空港が現れてきた。突貫工事で新空港を作ったらしく、開港もワールドカップ直前のギリギリだったみたい。ヒビ割れた壁や中身がむき出しになっているコンクリートなど、相当の手抜き工事だな。外見はすごく立派そうな空港だけれど中は全然ダメダメじゃん・・・。

さてと今からどうするか・・・次の日に続く。
飛行機のチェックインをして大きな荷物を預けた後は寝る場所を探す事にした。05:55ナタール発なので少し仮眠をしておきたい。レシフェ空港みたいに時間を潰せるフードコートやゆっくり休めるFUNZONEなんかは全くない。ただ新しいだけの空港だ。





ベンチで寝ようと思ったけれど手すりがあって横になれないので寝づらい。突貫工事で作った新空港ということでお店がまだ出来ていないエリアがあったのでそこに寝袋を敷いて寝ることにする。ちょうど壁で隠れてるし怒られたらどけばいいや。写真のようにちょっと離れた目の前にガードマンがいるけど何も言わないから大丈夫かな。灯りが眩しいけど寝袋に潜ってしばらく仮眠(笑)。

 



3時ごろ起きてまずは検査場の中に入る。お腹がすいているので何か食べようと自販機を見たけどロクなものを売っていない。この自販機のサンドイッチ怪しすぎ。日本だとヤマザキのランチパックとかすごくレベル高いよな・・・。



仕方がないのでカフェでコーヒーと美味しくなさそうなハムサンドを買って食べる。飛行機に乗ったら軽食ぐらい出るだろうからこれで我慢。ホント新しい空港なのにまだ何もないな・・・。

 




国内線のTAM航空なので飛行機も小さい。軽食が出たけどおやつだな。朝から甘いもの食べれないよ(涙)。

    

 

3時間くらい乗って9時頃ブラジルの首都ブラジリアに到着した。人工的に作られた都市の形が上空からでもハッキリわかる。遷都するなんて大したもんだよ。日本では何度も首都移転の話が出ているけど絶対出来ないだろうな。
空港の敷地内には解体している飛行機が何機かあった。工場の中とかでやらないのかなぁ。

 



ブラジリアではトランジットの待ち時間が5時間くらいある。そこでせっかくなので街に行ってみることにした。ブラジリアは計画的につくられた都市で世界遺産でもある。そして街中のいたるところに建築家オスカー・ニーマイヤーの建築物があるので見てみたい。
空港のバス乗り場から113番の巡回バスに乗る。8レアルだ。隣に座っていた西洋人の家族が巡回バスのルートマップを持っていたので「写真を撮らせてもらえませんか?」と聞いたら「あげるよ」と言ってルートマップをくれた。



 

 





 

国会議事堂の近くでバスを降りていろいろぶらぶらしてみる。歩いて廻れる範囲にホントいろんな建築物がある。計画的に作られた街だから、今まで見てきたブラジルの都市と比べてすごく奇麗。街全体がオフィス街っぽいな。

 






一通り見て回った後はメトロポリタン・カテドラルに行ってみた。ここもオスカー・ニーマイヤーのデザインだ。入り口付近には使徒達がいる。内部はステンドグラスに光が差し込みとても明るい。天井からは天使が吊るされておりとても幻想的だった。

 






帰りは近距離バスターミナルまで歩いてそこから空港行きのバスを探すことにした。空港から乗ってきた周遊バスではなく直接空港に行くバスくらいあるはずだ。
バスターミナルの売店でカステラみたいなパンとドロドロのヨーグルトジュースを買って食べながら待っていると「空港まで5レアルで連れて行くよ〜」と客引きのお兄さんが何人か声をかけてきた。バスターミナルでバス待ちのお客さんを引き抜いて行くなんて日本では考えられないけれどバス会社の社員も何も言わないので日常的な事なのだろう。



やっと空港行きのバスが来たので乗る事にした。今度は2レアルだった。あっという間に空港に到着したが、短い時間でも充分ブラジリア観光を満喫できて満足満足。






しばらくブラジリア空港で待ってTAM航空のクイアバ行きに乗るのだ。首都の空港だけあって奇麗だがなんかあんまり活気がなく奇麗なだけの空港って感じだ。作られた都市だから首都機能を支える人たちばかりが多くて、他の街に見られるような昔からそこに住む生活感が溢れる人たちのパワーというものがこの街には感じられないな。



 

飛行機は飛び立ち、いよいよアマゾンの密林へと向かう。15:30にクイアバに着くのだが他の都市と比べて1時間の時差がある。ワールドカップの試合とは関係ないのだが、はるばる地球の裏側まで来るのだから、このように試合と試合の合間にパンタナールやイグアス、レイソンズなど世界遺産を見に行ってる人たちも多いようだ。







北パンタナールの玄関口、クイアバの空港に降り立つと迎えのおじさんが来ていた。クイアバの空港は今まで利用した他のブラジルの空港に比べかなり小さい。他の西洋人のお客さんが2人揃ってからピックアップバンでパンタナールに向かった。




クイアバの街を抜けるとずっと草原や湿原の間を車が走る。途中珍しそうな鳥を見かけた。夕日もとても綺麗だ。カメラを構えて窓の外に向けると、英語の通じないドライバーさんが親切にスピードを落としてくれた。ブラジルの平原が日本と違ってとても広くて大陸を感じるな。川の橋の上で地元の子供達が魚釣りをしていた。のどかだね。





2時間くらい走って夜の7時過ぎに宿に着いた。辺りは真っ暗だ。舗装されていないデコボコの暗い夜道を森の中に突き進んで行ったときは少し不安になったけれど、とても良さそうなコテージだ。説明を聞いてチェックインをし鍵をもらう。暗くてよく見えないけれど庭にはカピバラ達が放し飼いになっている。

 

コテージの部屋に荷物を置いてレストランに行ってみる。まずはウェルカムドリンクを飲んだけど甘くてマズい。何のフルーツだろう?ブラジルは農業大国なんだから100%フルーツジュースを出せばいいのに砂糖がたくさん入ってる。ピラニアのスープは初めて飲んだがとても美味しい。





 

夕飯がはじまった。日本人の2人組と1人で来た方と同じテーブルになり、いろいろ楽しい話をした。ブュッフェ形式の夕飯は料理もいろいろあり、ピラニアの唐揚げにも挑戦してみる。・・・美味いじゃん。ビールが進むな。この宿は料理が美味い事でも評判らしい。
今日は日本人が結構多い。やっぱりクイアバで行われる日本代表の試合の合間にみんな観光するんだね。クアイバまで来たら試合まで時間あるんだしパンタナールまで足を伸ばしたくなるよね。
ご飯を食べ終わったらネットをするために管理棟に行く。各コテージにはwifiの電波が届いておらず、ネットは管理棟でと言われていた。しかし繋がらない・・・。フロントに聞いたけど分からないと言われた。明日には繋がって欲しいなぁ。


部屋に戻ってシャワーを浴びたあと、シャワー室で溜まった洗濯をすることにした。そろそろ洗濯をしないと替えの服が無いんだよね。洗濯機が無いので洗剤で洗った衣類を足でバタバタ踏んで洗う。そしてぎゅ〜と搾った洗濯物を部屋干しする。冷房が効いてるので乾くかなぁ・・・。
外に出て夜空を見上げてみると満天の星空だ。今までの人生で見た中で一番綺麗な星空だと思う。周りに街の灯りが無いジャングルの中のコテージだとこんなに奇麗な星が見えるんだなぁ。わずか12時間前には計画都市「ブラジリア」を散歩しながら人工物をたくさん見ていたと思うとなんか不思議だ。綺麗な星空を見るとホント癒される。いつもはすごく忙しくてバタバタ働いてあっという間に時間が経ってしまうのに、ネットが繋がらない場所でノンビリできて幸せだなと感じる。
「流れ星?!」と思ったらホタルが飛んでいた。日本みたいに低い所じゃなく、高い木の上を飛んでいる。なんか不思議〜。

明日は朝からトレッキングに行きます。続きは明日!
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心を癒されに旅した時のブログ
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